ANAの燃油サーチャージ12月/1月発券分が更新されました。
今回からプレスリリースでの発表がなくなり、見つけるのが遅くなりました。
燃油サーチャージ概況
プレスリリース廃止に伴い基準燃油価格や基準為替レートは不明です。
しかし、JALと全く同じ算定期間で算出されているのでこれまで同様1円も変わらないはずです。
という訳で、参考値にはなりますがJALの算定基準を書いておきます。
2020年8月/9月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均価格が1バレル41.28USドル(前回42.43USドル)と若干の低下、その期間の為替レートが1USドル=105.89円(前回1USドル=107.18円)と1円以上の円高になりました。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は4,371円(前回4,548円)となり、これにより6月発券分から引き続き12月/1月発券分の燃油サーチャージまでが適用なしの継続が決定されました。
各方面の燃油サーチャージ額
各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。
路線 | 前回(10月11月) | 今回(12月/1月) | |
A | 北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
B | ハワイ・インド・インドネシア | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
C | タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
D | ベトナム・フィリピン・グアム | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
E | 東アジア(除ウラジオストク・韓国) | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
F | ウラジオストク・韓国 | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
燃油サーチャージ算出基準
燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
参考値で4,371円ですので以下の表の「6,000円未満」の適用継続となりました。
(地域)は上表に基づき、燃油価格は2ヶ月平均・単位は円・1人片道の金額です。
燃油価格/地域 | A | B | C | D | E | F |
6,000円未満 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7,000円未満 | 3,500 | 2,000 | 1,500 | 1,000 | 500 | 200 |
8,000円未満 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
9,000円未満 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
10,000円未満 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
11,000円未満 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
12,000円未満 | 21,000 | 13,500 | 10,500 | 6,500 | 5,500 | 2,000 |
13,000円未満 | 25,000 | 16,000 | 13,000 | 8,000 | 7,000 | 2,500 |
14,000円未満 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
15,000円未満 | 33,000 | 21,000 | 18,000 | 11,000 | 10,000 | 3,500 |
まとめ
先日のJALと同じくANAでも適用無しが継続になり、サーチャージ適用なしそのものは旅行者・SFC/ステータス修行僧にとってはとても喜ばしい事です。
このところ毎回言っていますが、国際線の就航状況は未だ復活はしておらず、世界各国の入国制限も厳しいままです。
円高・サーチャージ無しは海外旅行や国際線修行僧にとって、渡航先の宿泊費や食事代・お土産に掛かる金額も圧縮する事ができる為、追い風中の追い風と言えます。
しかし、各国の入国制限や新規査証発行・査証免除の停止などが継続中のままでは限られた休暇の中ではまともに旅行・観光は厳しいです。
短期滞在ですぐさま折り返しの便に搭乗したい修行僧にとっても厳しい足枷であります。
入国しないタッチ修行ならとも思えなくもないのですが、各種手続きに通常以上に時間を要する可能性も高く、際どい接続時間での乗継は危険が伴い、いざ帰国してからも次レグ(国内線)乗継や速やかに自宅に帰ることも怪しいご時世です。
今回の発表分はJALの今回のサーチャージの記事でも触れましたが、2021年の夏休みを超える時期の航空券手配のタイミングであります。
JALよりやや短いとは言えANAでは355日前から発券できますので、問題なく秋の三連休辺りまでの搭乗に使えます。
来年のゴールデンウィーク、そして来年の夏休みシーズンから、さらに秋の三連休まで充分に届き、1月発券であれば年末年始の国際線航空券航空券までも燃油サーチャージが不要なので、旅行者の方はサーチャージの適用されないこの時期にウキウキ楽しい想像をしながら来年の旅行計画を立てるのが良さそうです。
SFC・ステータス修行の場合はどうでしょう、旅行目的の場合と同じく来年のスタートダッシュや、大型連休を避けた日程でうまく修行計画を立てるのが良さそうに思います。
一刻も早い感染状況の落ち着きを祈らずにはいられません。
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