ANA 国際線燃油サーチャージ 2021年8月/9月分

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ANA 燃油サーチャージ

ANAの燃油サーチャージ6月1日から9月30日発券分までが更新されました。
プレスリリースでの発表がなくなり、サーチャージ額以外の部分(原油価格や為替レート等)はJALの発表を元に推測しています。

燃油サーチャージ概況

JALと全く同じ算定期間で算出されているのでこれまで同様のはずで、JALの算定基準や今回の為替レート・シンガポールケロシン価格などは以下の記事で記載しています。

今回のJALの算定では、2021年4月/5月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均価格が1バレル68.96ドル(前回66.08USドル)と前回に引き続き上昇になり、その期間の為替レートが1USドル=109.16円(前回1USドル=107.20円)と円安傾向が継続しています。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は7,527円(前回7,084円)と、前回更新と同様に7,000円基準が適用されます。
前回更新時がギリギリ7,000円基準に到達していたので、今回のケロシン価格の上昇と円安では更に上昇することなく同額が継続されました。

各方面の燃油サーチャージ額

各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。

路線前回(6月7月)今回(8月/9月)
A北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア7,700円7,700円
Bハワイ・インド・インドネシア4,400円4,400円
Cタイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア3,300円3,300円
Dベトナム・フィリピン・グアム2,200円2,200円
E東アジア(除ウラジオストク・韓国)1,700円1,700円
Fウラジオストク・韓国400円400円

燃油サーチャージ算出基準

燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
参考値で7,527円ですので以下の表の「8,000円未満」の適用となりました。
(地域)は上表に基づき、燃油価格は2ヶ月平均・単位は円・1人片道の金額です。

燃油価格/地域ABCDEF
6,000円未満000000
7,000円未満3,9002,2001,7001,100600300
8,000円未満7,7004,4003,3002,2001,700400
9,000円未満11,6006,6005,0003,3002,800600
10,000円未満15,4009,4007,2004,4003,9001,100
11,000円未満19,30012,1009,4005,5005,0001,700
12,000円未満23,10014,90011,6007,2006,1002,200
13,000円未満27,50017,60014,3008,8007,7002,800
14,000円未満31,90020,40017,10010,5009,4003,300
15,000円未満36,30023,10019,80012,10011,0003,900

まとめ

一気に2段階アップした前回は流石に落胆しましたが、今回はその同額で継続です。
この先の渡航制限などがどう好転するか予想できませんが、事実上海外にいけない期間が適用なしだったのに、ワクチン接種が順調に進行した場合に海外旅行もあり得るかもしれないなと考えていた矢先、皮肉にも燃油サーチャージが復活してしまいました。

今回の発表分9月末までの適用ですので、JALの今回のサーチャージの記事でも触れましたが、2022年の夏休みシーズンまでをカバーできる時期の航空券手配が可能な期間です。
JALよりやや短いとは言えANAでは355日前から発券できますので、問題なく2022年の夏休みシーズンまでの搭乗に使えます。
流石に来年夏ならば国際線を使ったSFC修行も可能になっていそうな予感はします。
2022年修行を考えるなら今後の燃油の動向を睨みつつ、もし上昇傾向なら今のうちに発券するのも考えられます。
ANAでは新型コロナ感染拡大に伴う国際航空券の特別対応を実施していますので、万が一にも感染状況が予想より長期化してしまった場合もキャンセル料などの面での不安はありません。

いずれにしても2021年SFC修行に関して言えば、国内線を使った修行が全てとなりそうです。
その際、PP2倍キャンペーンが強力な味方となりますので、2021年に無理に国際線修行を行うメリットはありません。

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