[SFC修行と相性抜群]ANA VALUE TRANSIT 予約/PP/キャンセルまで徹底解説

ANA VALUE TRANSIT 28

もしあなたが東京から石垣島へ旅行を検討している場合、羽田-石垣の直行便と那覇経由のフライトのどちらでも利用可能であれば当然直行便を利用するものです。
ですがそれは旅行だから。
上級会員資格の獲得を目論む修行僧であれば遠回りできてPPもより多く獲得でき搭乗ポイントまで得られる乗継便を積極的に選択するべきじゃ無いでしょうか。
そんな時に、デメリットを補って余りある 運賃制度 ANA VALUE TRANSIT について掘り下げます。

ANA VALUE TRANSIT とは

ANAが設定する特定区間を乗り継ぎで利用する場合に適用される運賃区分です。
直行便と比較して安価な場合が多く、マイル・プレミアムポイントも直行便より多く付与される、SFC修行僧に取っては理想の航空券の一つと言えるものです。
そして、当ブログでも強力に推奨しています。
上記の画像の通り、ANA VALUE TRANSIT には3種類のバリエーションがあります。
違いは予約期限のみで、無印のVALUE TRANSIT は搭乗当日まで購入できますが、7は搭乗7日前まで、28は搭乗28日前までの予約期限になります。
一般的に航空券は早めに予約した方が安くなる(直近に近いほど高額)傾向にありますので、28が最も安く、次に7、最も高いのが無印となります。

利用条件

同日中に乗り継ぐ指定された便(ANAが毎月末に発表)の組み合わせ(2区間)を、一括予約する場合に適用される運賃区分です。
設定便にコードシェア便が含まれることがありますが、ANAで購入しANA便名が付いているものであればVALUE TRANSITが適用されます。
簡単に言うと、「ANAのホームページで予約してね」と言うことです。
ANAのHPで予約していればAirDo運行便・ソラシド運行便などの他社運行のコードシェア便でもVALUE TRANSITの適用対象です。

予約・支払い期限

VALUE TRANSIT の予約開始は搭乗月の前々月1日に一斉発売されます。
例えば、6月の1〜30日搭乗便を予約・購入できるのは4月1日からです。
そして、搭乗27日前になるとVALUE TRANSIT28は販売終了し、搭乗7日前まではVALUE TRANSIT7、搭乗当日までは無印のVALUE TRANSITが予約・購入できます。
予約後に支払いがある訳ですが、SFC修行僧であればANAカードを保有している場合がほとんどでしょうから、予約からの流れでそのまま支払いを同時に済ます事になると思います。
まだの場合は遅くても解脱前に発行することをオススメします。
ですが、何らかの理由で予約のみで支払いは後ほどといった場合、支払い期限がそれぞれ定められているので注意してください。

運賃区分予約期限支払い期限
VALUE TRANSIT 28搭乗日の31日前まで3日以内(予約日を含む)
搭乗日の30日前~28日前搭乗日の28日前まで
VALUE TRANSIT 7搭乗日の10日前まで3日以内(予約日を含む)
搭乗日の9日前~7日前搭乗日の7日前まで
VALUE TRANSIT搭乗日の3日前まで3日以内(予約日を含む)
搭乗日の2日前~当日出発時刻の20分前まで

変更・アップグレード

お得な運賃であればあるほど変更等が厳しくなるのは航空券の常ですが、VALUE TRANSITもその例に洩れません。
VALUE TRANSITの場合、航空券名義・予約変更はできません。
唯一変更できるのは、当日アップグレードによる普通席→プレミアムクラス(空席がある場合)のみです。
当日、と書きましたがSFC修行僧であれば間違いなくマイレージクラブ会員でしょうから、搭乗2日前からアップグレード予約と言う形でアップグレードが可能です。

キャンセル

キャンセル(取り消し・払い戻し)に関してはお得な運賃区分にも関わらず案外寛容です。
マイル積算率が同様の SUPER VALUE はかなり厳しいキャンセルポリシーが適用されていますが、VALUE TRANSITは何故が緩めのキャンセルポリシーです。

払戻手数料

通常ANAの払戻手数料は、航空券1枚(1区間)につき440円ですが、VALUE TRANSITのの場合は1組(2区間)につき440円です。
2枚だから倍の880円かかる訳ではないのは安心です。

取消手数料

解約日取消手数料
航空券購入後から出発時刻まで運賃の約5%相当
出発時刻以降、出発日の翌日から30日以内運賃額の100% (旅客施設使用料のみ返却)

乗継航空券特有の注意点として、
1区間目を使用した後の2区間目の払い戻しや、1区間目使用前でも一部区間のみの払い戻しはできません(旅客施設使用料も返却されません)のでご注意ください。

マイル・プレミアムポイント

マイル

以下の画像にあるルート「東京(羽田)⇔石垣」を、直行便と沖縄(那覇)の乗継便で付与マイル数をみてみます。

hnd-oka-isg_vs_hnd-isg
Great Circle Mapper

マイルの積算は75%となります。
運賃区分7の代表的な運賃『SUPER VALUE ○○』と同率なんですが、
例えば東京から石垣までのルートを考えた場合、直行便での基本区間マイルは1,224マイルです。
対して沖縄(那覇)を経由する場合は、東京-那覇間 984マイル + 那覇-石垣 243マイル の合計1,227マイルになり3マイルと僅かであるものの若干の遠回りができます。

実際の付与マイル数は、SFC修行する前提でANAワイドゴールドカードを保有してる前提でボーナスマイルなどを加味すると、東京-石垣(直行便)のSUPER VALUE(運賃7)では1,147マイル、東京-那覇-石垣のVALUE TRANSIT(運賃6)では1,153マイルと、これでも僅かですが5マイルの差が出てきます。
経由地次第では大きく付与マイル数が増加するので、同じ発着地で経由地が複数の設定がある場合は運賃と付与マイル数を天秤にかけながら判断する必要があります。

プレミアムポイント

SFC修行僧の最大の関心ごとであるプレミアムポイントですが、これこそが当ブログがこの運賃(VALUE TRANSIT)をオススメする理由です。
特に顕著な差がある以下のルート札幌(新千歳)-沖縄(那覇)札幌(新千歳)-大阪(関西)-沖縄(那覇)で比較してみます。

CTS-KIX-OKA_vs_cts-oka
Great Circle Mapper

まずはある6月平日での札幌(新千歳)-沖縄(那覇)の大阪(関西)経由便の価格です。

VT28-CTS-KIX-OKA
ANA HPより

この場合、運賃区分はバリュートランジット28です。この場合の計算式は以下の通りです。
基本区間マイル(666+739マイル)×クラス・運賃倍率(75%)×路線倍率(国内線2倍)+搭乗ポイント(200ポイント×2)
このルートの合計プレミアムポイントは合計で2,507ポイント付与されます。
16,570円÷2,507ポイントで6.61円/PPのPP単価となります。

続いて同じ日の札幌(新千歳)-沖縄(那覇)直行便の価格です。

SV75-CTS-OKA
ANA HPより

この運賃区分はスーパーバリュー75です。この場合の計算式は以下の通りです。
基本区間マイル(1,397マイル)×クラス・運賃倍率(75%)×路線倍率(国内線2倍)
このルートの合計プレミアムポイントは2,095ポイント付与されます。
21,890円÷2,095ポイントで10.45円/PPのPP単価となります。

この場合は運賃も安く、更に搭乗ポイントの400ポイントもつく訳でPP単価に大きな差が出ました。
もし仮に全てこの路線でSFC修行した場合、
経由便の場合は約330,000円
直行便の場合は約520,000円

修行総費用で200,000円近い差が出てきます。
ただし、航空運賃は路線・曜日・時期などに影響を受けるので一概には言えず逆にPP単価が悪化する場合もあるのでしっかりと計算する必要があります。

メリット・デメリット

どのようなものでもメリットがあればデメリットもあります。
具体的に言うと。。。

メリット

搭乗ポイント200ポイントの存在

バリュートランジットは運賃区分6ですので一便当たり200ポイントの搭乗ポイントが付与されます。
目的地まで2便に乗らなければいけませんからスーパーバリュー等の運賃区分7での直行便と比較してトータルで最低でも400ポイント多く付与されます。
直行便と比べてやや遠回りする場合がほとんどですから、実際には400以上の差が発生するのです。

良好なPP単価

搭乗ポイント400ポイントが付与され、更に遠回り効果もあるため全体的に直行便と比較しプレミアムポイント数は多くなる場合がほとんどです。
そして、搭乗率の比較的低いと思われる便を安売りすると言う意図があるのか、直行便より安価な場合が多くあります。
結果、直行便に対して良好なPP単価を叩き出す結果となるのです。
前出の札幌-那覇のルートのように直行便でPP単価10円台だったものが6円台になることだってあるのです。

遠回りに依る付与マイル数の増加

PPほどの大きな差ではありませんが、遠回りになるということは付与マイル数にも有利に働きます。
前出のルート例ではさほど大きな差ではありませんでした。
ですが、直行便の赤い直線と経由地のポイントの最短距離は離れれば離れるほど理屈上は付与マイル数が増加します。
例えば以下の例。(マイル数はANAゴールドカード保有・ステータス無しの条件で産出)

cts-toy
Great Circle Mapper

札幌(新千歳)-富山の直行便の付与マイル数は461マイル
対して東京(羽田)経由の場合は642マイルなので、札幌から富山までのフライトで181マイルの差が出ます。
これ実は東京(羽田)-富山の付与マイル数以上の差なのです。
ルート設定自体はANAが設定し販売するものなので、自分で勝手に無茶苦茶なルート(例 羽田-札幌-沖縄とか大阪-羽田-福岡など)をバリュートランジットの運賃区分で搭乗することはできません。

デメリット

所要時間

直行便があるにも関わらず敢えて2区間に分けて搭乗するのですから、当たり前のことですが乗継時間も相まって目的地までの所要時間は大きく増えます。
例えば前出の東京-石垣の直行便の所要時間は3時間10分程度に対し、那覇経由の場合は設定便次第ではあるものの最短でも4時間は超えてしまいます。
同じ目的地に向かうのに乗継ぎの手間と所要時時間の増加はある意味デメリットと言えます。

発売開始日

マイル積算率や早期割引運賃といった共通点の多いSUPER VALUE と比べ発売開始が遅いのは難点です。
SFC修行でこの運賃を利用する場合、出来る限りPP単価の低い路線を利用します(よね?)
そういった場合、居住地最寄りの空港からPP単価の低い路線のスタート空港へのチケットを別途手配するのですが、そんな場合に是非とも利用したい運賃、SUPER VALUE75 は搭乗355日前から搭乗75日前までの販売です。
しかし、組み合わせての利用といったシーンに於いてはそう簡単ではありません。

例を挙げてみます。
6月搭乗分(4/1発売開始)の場合です。

VALUE TRANSIT発売日

搭乗日が月末(6/30)であればバリュートランジット28(VT28)の発売日から16日間は最も安いスーパーバリュー75(SV75)が手配できますしスーパーバリュー55(SV55)で約1カ月、スーパーバリュー45(SV45)では一月半の猶予があります。
対して搭乗日が月初(6/1)になるとSV75は既に発売終了、SV55で7日間、SV45で17日間しか猶予は残されていません。

一気にルートを組み上げVT28の発売日にまとめて購入すれば大丈夫と思いがちですが、スーパーバリューは搭乗355日前から発売される券種です。
シーズン・曜日・行先等によってはSV55は売切れ、更にはVT45も。。。なんて憂き目にあうこともあります。
出来るだけ早期にルートを構築し、出来次第一気呵成に複数航空券を手配するのがコツですが、VT28のコストパフォーマンスの良さを生かしつつ、そこまでのアクセスは若干出費は嵩むみますがプレミアムクラスでゆったり快適にスタート地点に向かい、気合を入れ直してから乗継修行に入るのもアリかもしれません。

まとめ

PP単価第一主義でSFC修行を行うにあたってこの上無い価値である運賃区分のVALUE TRANSITを紹介してきました。
これまで発表されてきたものの運賃を見ていてもPP単価も10便近くある場合が多く、利用しない手はありません。
発売日やキャンセルポリシーに注意しつつ、他の良好なPP単価の運賃の直行便と上手に組み合わせ効率良く進めるのが良い戦略と言えます。
SUPER VALUE と組み合わせて1日最大で5レグ以上をこなすことも現実味があります。

プレミアムクラスを利用した安楽かつ豪華な修行(もはや修行と言えるか怪しいですが)が人気を博している昨今ですが、修行という言葉の意味に原点回帰し、このようなストイックなスタイルも良いのでは無いでしょうか。
もちろん、ストイックスタイルと豪華安楽スタイルを織り交ぜ、いろんなタイプの修行フライトを経験するのも面白い考えです。

限りなくストイックなスタイルで解脱した暁には、豪華な修行スタイルで解脱した方以上に解脱後のベネフィット(とのギャップ)にありがたみをより強く実感できる。
解脱後のベネフィットに眼が眩んで行うSFC修行ではありますが、修行期間位は敢えて煩悩を捨ててストイックに修行するのは今後の上級会員人生に於いても良い経験となるのでは無いでしょうか。

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