JALの燃油サーチャージ8月/9月発券分が発表されました。
前回の6月/7月発券分と変わらず0円になりました。
これで4ヶ月連続で燃油サーチャージ適用なしになります。
燃油サーチャージ概況
2020年4月/5月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均価格が1バレル25.60USドルでほぼ半額、その期間の為替レートは1USドル=107.65円と1円近く円高が進行しました。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は2,756円となりました。
これにより、6月/7月発券分から引き続きで8月/9月発券分の燃油サーチャージが適用なしが継続されます。
各方面の燃油サーチャージ額
各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。
路線 | 変更前(6月/7月) | 変更後(8月/9月) | |
A | 北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア | 適用なし(0円) | 適用なし(0円) |
B | ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | ||
C | タイ・マレーシア・シンガポール ブルネイ・ノヴォシビルスク | ||
D | グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム モンゴル・イルクーツク | ||
E | 東アジア(韓国・モンゴルを除く) | ||
F | 韓国・極東ロシア |
燃油サーチャージ算出基準
燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
今回は2,756円でしたので以下の表の「適用なし」となりました。
燃油価格/地域 | A | B | C | D | E | F |
6,000未満 | 適用なし | |||||
7,000未満 | 3,500 | 2,000 | 1,500 | 1,000 | 500 | 200 |
8,000未満 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
9,000未満 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
10,000未満 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
11,000未満 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
12,000未満 | 21,000 | 13,500 | 10,500 | 6,500 | 5,500 | 2,000 |
13,000未満 | 25,000 | 16,000 | 13,000 | 8,000 | 7,000 | 2,500 |
14,000未満 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
15,000未満 | 32,000 | 20,500 | 17,000 | 11,000 | 9,000 | 3,500 |
※地域は上表に基づきます。燃油価格は2ヶ月平均、単位円、1人片道の金額
まとめ
このサーチャージの価格だけを見ると、前回同様今がもし平常時で国際線の利用に何の制限もなければ飛び跳ねて喜びたいところです。
前回と比較して円高はさらに0.88円進行しました。
シンガポールケロシンの平均価格も25.02USドルも下落した事で、日本円換算でも約半額になりました。
円高が進行し燃油サーチャージが掛からないのなら、JGC修行僧だけでなく韓国やハワイにお買物旅行やノーマルな海外旅行にも絶好の機会と言えます。
ですが、国際線の就航状況は相変わらず最悪と言ってよく、各国の検疫や出入国審査でのハードルも異常な状態のままです。
場合によっては行った先で14日間の隔離、さらには帰国時にも隔離や公共交通機関の利用禁止などが検討されている最中です。
ニュージーランド・オーストラリア・ベトナム・タイなどへのビジネス目的の渡航者へは緩和傾向にしようとしている話もありますが、旅行目的や修行目的では未だ厳しい状況な事は前回発表時とさほど変わりません。
ただし、8月/9月発券分であれば2021年の夏休みの航空券の手配が可能な時期になる為、世界の状況が改善していることを多いに期待しつつ来年ぶんを発券するのも一つの作戦ではあります。
航空券価格自体も安価な傾向の印象を感じますので、2021年の海外旅行やJGC修行の航空券手配を先行して計画するのは良さそうに思えますが如何でしょうか。



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