JALの燃油サーチャージ2021年12月/2022年1月発券分が発表されました。
8月/9月発券分から適用再開となった国際線燃油サーチャージは上昇傾向ですが、今回は上げ止まった燃油サーチャージとなりました。
燃油サーチャージ概況
2021年8月/9月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均価格が1バレル76.85USドル(前回76.67USドル)と前回とさほど変化がありませんでした。
その期間の為替レートが1USドル=110.00円(前回1USドル=110.19円)となり、こちらも大きく変化しませんでした。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は8,454円(前回8,449円)と、燃油の上昇と円安が止まっている状況でゾーンC(8,000円以上9,000円未満)の適用継続となります。
各方面の燃油サーチャージ額
各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。
路線 | 前回(10月/11月) | 今回(12月/1月) | |
A | 北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア | 11,600円 | 11,600円 |
B | ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 6,600円 | 6,600円 |
C | タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 5,000円 | 5,000円 |
D | グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 3,300円 | 3,300円 |
E | 東アジア(除モンゴル・韓国) | 2,800円 | 2,800円 |
F | 韓国・極東ロシア | 600円 | 600円 |
燃油サーチャージ算出基準
燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
今回は8,454円でしたので以下の表の「9,000円未満」の適用継続となりました。
(地域)は上表に基づき、燃油価格は2ヶ月平均・単位は円・1人片道の金額です。
燃油価格/地域 | A | B | C | D | E | F |
6,000円未満 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7,000円未満 | 3,900 | 2,200 | 1,700 | 1,100 | 600 | 200 |
8,000円未満 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
9,000円未満 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
10,000円未満 | 15,400 | 9,400 | 7,200 | 4,400 | 3,900 | 1,100 |
11,000円未満 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
12,000円未満 | 21,000 | 13,500 | 10,500 | 6,500 | 5,500 | 2,000 |
13,000円未満 | 25,000 | 16,000 | 13,000 | 8,000 | 7,000 | 2,500 |
14,000円未満 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
15,000円未満 | 32,000 | 20,500 | 17,000 | 11,000 | 9,000 | 3,500 |
まとめ
シンガポールケロシン価格と円安方向だったドル円相場の両方の変化が少なく、8,000円基準の適用が継続します。
JALの航空券発売ルールでは360日前から予約・購入が可能ですから、今回の12月/1月発券分は2022年いっぱいの航空券の手配が可能な時期をカバーします。
現状の日本では新規感染者が一気に減り、旅行機運が高まっています。
しかし世界の状況はそこまでではなく、かつ出入国条件は相変わらず厳しいままです。
2022年はいよいよ国際線修行が可能かとも考えてはいますが、国際線修行で重要なシンガポール ・マレーシア・ インド・スリランカ・韓国あたりの入国条件が緩和されなければ厳しいままと言えます。
もちろん、帰国時の日本での入国条件も未だ厳しく、国際線修行はまだまだの様相です。
現地到着後・帰国後に隔離期間を受け入れてでもといえる旅行者であればまだしも、JGC修行に於いては国内線修行がメインである事は2022年も現状では変わりません。
コメント