[JGC修行]瞬時にFOP単価の優劣を導き出す!先得or特便?普通席orクラスJ?[JAL]

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JGC修行FOP計算

JGC修行を考える上で切っても切れないのがFLY ON ポイント(FOP)ですが、運賃カテゴリーと座席クラスによって同じ区間のフライトでも獲得できるFOPが変化してきます。
運賃も獲得FOPもそれぞれ異なるので、修行総費用に直結するFOP単価にも影響を与えます。
修行僧にとって、獲得FOP数とFOP単価は修行費用を安価で行うためには非常に重要な要素です。

JAL予約時に「特便」「先得」いったいどっちが条件が良いのか、1,000円程度の上昇でクラスJにするべきなのかなど、運賃カテゴリーと座席クラスの特徴を掴む事で、同じフライトでも予約時に最も良いFOP単価のフライトを選択できる様になります。

FLY ON ポイントの算出方法

1フライトあたりのFLY ON ポイントの算出方法は、下記の計算式で算出することができます。

FOP計算式
FLY ON ポイント換算率は国内線が2倍
JAL便の日本発着アジア・オセアニア線とウラジオストク線が1.5倍
それ以外の国際線が1倍

自身で計算しても良いですが、JALのホームページで簡単に算出できますので、下記のリンクからどうぞ。
ただこの計算のページ、1路線ごと1運賃区分ごとにコツコツとやっていかないといけないので手間が増えます。
簡単にクラス・運賃を含めた複数のFOP・FOP単価を算出する方法はこの記事の後半でお伝えしています。

運賃カテゴリー

本来は運賃1〜運賃7までの合計7つのカテゴリーがありますが、今回は修行僧の中で最も利用されるであろう運賃2と運賃4の2つのカテゴリーを中心に考えます。
運賃カテゴリーによってマイル積算率が変わったり、搭乗ボーナスFLY ON ポイントが獲得できたりと、変化の大きい部分と言えます。

運賃2

運賃2の該当運賃は先得割引、スーパー先得、ウルトラ先得、乗継割引28となり、マイル積算率は75%です。
搭乗ボーナスポイントは付きません。

運賃4

運賃4の該当運賃は特便割引1、特便割引3、特便割引7、特便割引21、特別往復割引、株主割引となり、マイル積算率は75%となります。
運賃4では搭乗ボーナスFLY ON ポイントの400ポイントが加算されます。

座席クラス

JALの国内線では普通席・クラスJ・ファーストクラスの3つの座席クラスがあります。
座席クラスによっても、マイル積算率が変化します。
ファーストクラスは設定路線数も少なくFOP単価があまりにも高くなってしまうので、修行僧に取って利用しやすい普通席とクラスJの2つのクラスで考えます。

普通席

運賃カテゴリーのマイル積算率のそのまま値で変化はありません。

クラスJ

運賃カテゴリーのマイル積算率に10%が加算された値になります。
例 先得でクラスJの場合は、先得割引の積算率75%にクラスJの10%を足して85%の積算率になります。

実例

ここまでを踏まえて、FOP単価が運賃カテゴリーと座席クラスで
東京(羽田)-沖縄(那覇)を例に挙げ検証してみます。

獲得FOP

まずは先程のFLY ON ポイントの算出方法で、それぞれの獲得FOPを算出します。
東京(羽田)-沖縄(那覇)の区間マイルは984マイルです。

先得普通席
984マイルx積算率75%x換算率(国内線)2.0+ボーナス0=1,476FOP

先得クラスJ
984マイルx(積算率75%+クラスJ積算分10%)x換算率(国内線)2.0+ボーナス0=1,672FOP

特便普通席
984マイルx積算率75%x換算率(国内線)2.0+ボーナス400=1,876FOP

特便クラスJ
984マイルx(積算率75%+クラスJ積算分10%)x換算率(国内線)2.0+ボーナス400=2,072FOP

運賃カテゴリー座席クラス獲得FOP
先得割引(運賃2)普通席1,476
先得割引(運賃2)クラスJ1,672
特便割引(運賃4)普通席1,876
特便割引(運賃4)クラスJ2,072

FOP単価

今回は2021年5月21日のJAL921便を例に挙げてFOP単価を見てみます。

JAL20210512_HND-OKA_1
JAL HPより

この便では全体的に非常に安価な価格設定がされている便ですが、先得割引の普通席が特に安価な9,210円に設定されています。

運賃カテゴリー座席クラス運賃獲得FOPFOP単価
先得(運賃2)普通席¥9,2101,4766.24
先得(運賃2)クラスJ¥10,5101,6726.29
特便(運賃4)普通席¥12,1101,8766.46
特便(運賃4)クラスJ¥13,1102,0726.33

FOP単価の低い順に並べると、
ウルトラ先得/普通席 < ウルトラ先得/クラスJ < 特便割引/クラスJ < 特便割引/普通席
ウルトラ先得の普通席がFOP単価が最も低くなっており、最も悪いのは特便割引の普通席となります。
ここでの最高額に当たる運賃4クラスJが運賃4普通席よりも単価が良いことも注目です。

では次に同じ日のJAL925便で見てみましょう

JAL20210512_HND-OKA_2
JAL HPより

先程の921便より全体的に運賃が高めの設定となっている便です。

運賃カテゴリー座席クラス運賃獲得FOPFOP単価
先得(運賃2)普通席¥12,2101,4768.27
先得(運賃2)クラスJ¥15,4101,6729.22
特便(運賃4)普通席¥15,4101,8768.21
特便(運賃4)クラスJ¥16,4102,0727.92

FOP単価の低い順に並べるとこうなります。
特便割引/クラスJ < 特便割引/普通席 < ウルトラ先得/普通席 < ウルトラ先得/クラスJ

金額では最も高額な特便クラスJがFOP単価が最も低くなっており、最も高いのは先得クラスJとなります。

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表計算ソフトを活用する

予約時に瞬間的にFOP単価の違いを把握する必要があります。
400ポイントの付かない先得割引同士で座席クラスが違う部分では価格差が1.133倍を境に、小さければクラスJ・大きければ普通席がFOP単価が優れていると判断できます。
しかし、得便割引には400ポイントのボーナスポイントが計算の邪魔をして、単純に何倍以上とは言えません。

オススメの手法はマイクロソフトExcelやMACのNumbersで計算式を予め作成し、予約時にFOP単価の優劣を把握した状態で予約を進めることです。
上で説明したFOPの計算式を組み込めば以下の様に、区間マイル(羽田-那覇なら984)と4パターンのそれぞれの価格を入力して、それぞれのFOP単価を出す様に作ります。

FOP計算表

これはただの画像ですが、この様な表計算を横目に予約作業を進める事で「クラスJの方が実はよかった〜」という後悔は無くなりますし、獲得できるFOP数も同時に把握できるので、無駄なく高効率な修行行程を踏む事ができます。

まとめ

同じ日の同じフライトでも単純に「運賃が安価ならFOP単価も低い」とはなりません。
FOP単価が最も低い座席クラス×運賃カテゴリーの組み合わせを見つけていくことが重要です。

1フライトあたりの獲得FOPにも差が出ますので、修行解脱までのあと少しだけFOPを上積みしたい場合や、短距離フライトでの回数修行で必要な15,000FOPに足りない場合などにうまく活用することが出来るのではないでしょうか。

獲得FOPやFOP単価を考えながら座席や運賃カテゴリーを選択する事で修行費用を抑えることが出来ますので、予約時にしっかり確認する事をお勧めします。
その時、上記のFOP瞬間計算シートを用意しておけば迷いもありません。

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