[SFC修行]16万円5日で解脱(PP単価3.45円)の羽田発着オススメ旅程

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羽田発着SFC修行完全旅程

先日、twitterで頂いた福岡発着の解脱までの完全旅程が素晴らしく、特にバリュートランジット28の9月搭乗分で最強PP単価の沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内を繰り返し搭乗する事で見事なPP単価と解脱費用を実現しています。
アレンジを加えて沖縄(那覇)-東京(羽田)-能登を組み込んだりと柔軟性も高く、それぞれの目的や考え方に合わせて旅程を組むことができます。

せっかくなら鍵となるこれらの便を使って他の発着地からの旅程を作ってみたいと思います。
第一弾として本記事は、全国で利用者が最も多いであろう東京(羽田)発着で完全旅程を組んでいきます。

鍵となるフライト

今回の鍵となるフライトは、バリュートランジット9月搭乗分で上位に鎮座する沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内(往路5位/復路1位)と、沖縄(那覇)-東京(羽田)-能登(往路4位/復路15位)を中心に考えます。

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Great Circle Mapper

この2つのルートは、土日に安く往復どちらもPP単価が良好な庄内便・平日が安く復路のPP単価イマイチ(と言っても6円台です)な能登便という特徴があります。
旅程を組み立てる上では、庄内便は朝早く夕方に那覇に戻るのに対し、能登便は朝が遅く始まり最後に那覇に戻るのも夜遅い時間帯になります。

9月搭乗分のランキングを見ていると沖縄(那覇)-東京(羽田)-秋田が往復共に同点2位と良さそうに見えるのですが秋田での宿泊が発生せざるを得ず、連続旅程を組んで一気に解脱を目指す場合には使い辛いルートです。

日程中間日の考え方

上記のルート1日1往復する前提で考えます。
2日目以降を庄内便で往復すると1日あたり4,406PP(2倍で8,812PP)獲得できます。
これを3日間繰り返すことで13,218PP(2倍で26,436PP)になり、初日と最終日の2日間に残りの20,564PP(2倍考慮で10,282PP)を稼ぐと考えます。

同じ考えで能登便を使う場合は、1日あたり4,372PP(2倍で8,744PP)獲得し、3日連続で行なった時点で13,116PP(26,232PP)まで到達しているので、初日と最終日2日間で20,768PP(2倍考慮で10,384PP)

いずれにしても福岡発着と同じく4日目まで同じルートを繰り返すことになり確実に土日を超え平日まで達します。
コスト削減を考えて平日分を能登便に置き換えると、土日に庄内往復を2回・月曜に能登を1往復することになり、土曜日〜月曜日までの3日間で13,184PP(2倍で26,368PP)になり、初日と最終日の2日間で20,632PP(2倍考慮で10,316PP)稼げば良いことになります。

PP単価や効率を重視し、福岡発着で庄内便と能登便のコンビネーションを提案した手前もあり、土日は庄内・平日は能登の組み合わせを採用します。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
土曜 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
日曜 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
月曜 462 78P 沖縄(那覇) 11:00 東京(羽田) 13:25 1,676 984 922 VT ¥14,400 6.59
749 321 東京(羽田) 15:10 能登 16:05 510 207 193
750 321 能登 16:55 東京(羽田) 18:00 510 207 193 VT ¥17,600 8.05
479 78P 東京(羽田) 20:00 沖縄(那覇) 22:35 1,676 984 922
合計             13,184   6,730   ¥82,600 6.27
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 VT=VALUE TRANSIT

初日・最終日の考え方

上記を踏まえ、残り10,316PP(PP2倍で20,632PP)を初日と最終日に稼ぎつつ、確実に東京(羽田)に戻れるルーティングをします。

初日

羽田発の初日は、東京(羽田)-沖縄(那覇)-東京(羽田)-沖縄(那覇)の羽田-那覇1.5往復を全てスーパーバリュー(75%積算)で行います。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
金曜 993 78M 東京(羽田) 6:35 沖縄(那覇) 9:15 1,476 984 922 SV ¥14,110 9.56
994 78M 沖縄(那覇) 10:00 東京(羽田) 12:25 1,476 984 922 SV ¥9,810 6.65
477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,476 984 922 SV ¥9,310 6.31
合計             4,428   2,766   ¥33,230 7.50
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE

スタートは、修行僧の朝は(まあまあ)早い6時台から始まり最後の那覇着が18:15と、特に際どい乗継もなくゆったりとした初日になります。
ここで得られるPPは4,428PP(2倍で8,856PP)で、時間的自由度があるおかげで安価な便を上手に選択できPP単価も悪くありません。

お宿探しにどうぞ

最終日

ここまでで最終日に必要なPPが確定します。
4日間で稼いだPP数は17,612PP(2倍で35,224PP)ですので、残りは初回搭乗ボーナスを踏まえれば残り5,888PPです。

福岡発着と同様に、一度庄内往復を敢行したのち東京(羽田)に戻ることは便数の豊富な羽田-那覇であれば充分に可能ですので、同じ感じで組んでいきます。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
火曜 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥16,000 7.26
395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥16,200 7.35
477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
1096 78M 沖縄(那覇) 20:05 東京(羽田) 22:30 1,476 984 922 SV ¥12,910 8.75
合計             5,882   3,172   ¥45,110 7.67
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

さて、問題が発生です。
これでジャストくらいと想像して組み立てていましたが、なんと6ポイント(PP2倍で12)足りない
フライトをもう一本足すと豪快にオーバーし効率が悪く、最終的なPP単価も総費用にも良いことではありません。
ここで思い出したいのは、能登便と庄内便の獲得PP数の差です。
沖縄(那覇)発着で1往復した時の獲得PP数は庄内が4,406PP・能登は4,372PPですので、その差は34PP(2倍で68PP)です。

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最終全旅程

最終的には那覇を合宿地とし、毎日羽田を経由し庄内を往復するという単純でワンパターンな旅程ではありますが、獲得PP未達は解決です。
PP単価に目がくらみ能登便を選んだことが仇となってしまいました。
中間日の全てを庄内便にすることで56PPしかオーバーしない極めて効率の良い全旅程が構築できました。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
1 993 78M 東京(羽田) 6:35 沖縄(那覇) 9:15 1,476 984 922 SV ¥14,110 9.56
2 994 78M 沖縄(那覇) 10:00 東京(羽田) 12:25 1,476 984 922 SV ¥9,810 6.65
3 477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,476 984 922 SV ¥9,310 6.31
那覇泊
4 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
5 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
6 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
7 477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
8 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
9 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
10 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
11 477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
12 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥16,700 7.58
13 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
14 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥16,500 7.49
15 477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
16 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥16,000 7.26
17 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
18 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥16,200 7.35
19 477 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
20 1096 78M 沖縄(那覇) 20:05 東京(羽田) 22:30 1,476 984 922 SV ¥12,910 8.75
合計             23,528   12,688   ¥162,140 6.89
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 162,140
獲得PP 23,52847,056
PP単価 6.89円(3.45円
赤字はプレミアムポイント2倍キャンペーン適用後

まとめ

福岡発着の完全旅程から着想を得て東京(羽田)発着でも旅程を組んでみました。
この旅程、結果として羽田・那覇・庄内の3空港しか訪れないワンパターンな旅程になり、羽田-那覇間は12フライト6往復もする羽目になります。
それでもPP過達が極小で効率が非常によく、最終的なPP単価は2倍適用で3.45円・総費用も162,140円と拍手喝采な完全旅程になりました。

この旅程の考え方をベースに、土日の週末旅程や日帰り旅程などもアレンジ可能です。

SFC修行の旅程を構築する上でPP単価だけに目が眩んでしまうと、獲得PPの未達→もう一本フライト追加→獲得PP数の大幅過多→修行総費用増加を招いてしまう典型例になりかけました。
ここが航空修行の奥の深さであり、盲目的にPP単価だけを追い求めてしまっては足元をすくわれます。
PP単価は、最終的に修行総費用を抑えるための一つの手段でしかありません。
本来の狙いは最小の費用で解脱を目指すからこそ修行なのです。

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