[ANA]福岡発着SFC修行オススメルート

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福岡発着 SFC修行オススメ

今回はSFC修行において不遇の地である、福岡発着でのルートを紹介します。
JALのJGC修行に於ける福岡発着は非常に優秀な発着地となっており、福岡-宮崎路線利用での回数修行では解脱費用を低く抑えられたり、当ブログでも度々紹介している朝活フライト・残業フライトも実施しやすい発着地です。

反面、ANAのSFC修行となると様相は大きく異なり、他の発着地と比較して優良なPP単価の路線が少なく、納得のPP単価でのルート構築が難しい発着地となっています。
そこで今回はPP単価の優良路線であるSFC修行で最もポピュラーな沖縄(那覇)-東京(羽田)を利用した日帰り旅程や、バリュートランジット5月搭乗分全国ランキング第1位の路線を利用することでPP単価を抑えつつ、週末で利用可能なオススメルートを構築します。
本旅程はPP2倍キャンペーン対象搭乗期間です。

沖縄(那覇)-東京(羽田)を利用

まずは、PP単価の優良路線で最も有名と言っても過言では無いSFC修行の王道ルート「沖縄(那覇)-東京(羽田)」を利用した日帰りのルートを考えます。
福岡から沖縄(那覇)に向かい、沖縄(那覇)-東京(羽田)の王道ルートを1往復後に福岡に戻る旅程になります。

ルート

ルートは下記のマップの通り福岡-沖縄(那覇)-東京(羽田)-沖縄(那覇)-福岡で、比較的シンプルな構成です。

FUK-OKA-HND
Great Circle Mapper

フライト

それではフライトの詳細を見ていきましょう。

便名機材出発到着
11201738福岡7:20沖縄(那覇)8:55
2994772沖縄(那覇)10:00東京(羽田)12:25
3477772東京(羽田)15:40沖縄(那覇)18:20
41216738沖縄(那覇)19:50福岡21:40

スタートとなる1レグ目は07:20発のANA1201便で福岡から沖縄(那覇)に向かいます。
機材は小型ナローボディ機のB737-800(738)となり、フライト時間は1時間35分で08:55に沖縄(那覇)到着となります。
沖縄(那覇)での乗継時間は1時間5分となりますので、これまた有名な空港食堂で朝食をとることも可能です。

朝食後の2レグ目は10:00発ANA994便の東京(羽田)行きに搭乗、機材は大型機となるB777-200(772)です。
(B777問題により機材変更の可能性有り)
フライト時間は2時間25分の長時間フライトとなり、東京(羽田)12:25に到着します。
東京(羽田)での乗継時間は3時間15分もありますので、空港でゆっくり過ごすのもアリですし、多少の観光も慣れた方なら可能かもしれません。

3レグ目は15:40発のANA477便にて沖縄(那覇)に戻ります。
機材は2レグ目同様の772(機材変更の可能性有り)、フライト時間は2レグ目より更に長くなり2時間40分となります。
沖縄(那覇)には18:20到着となり、次のフライトまでの乗継時間1時間30分です。

4レグ目は本日最終フライトとなり、19:50発のANA1216便で福岡に戻ります。
機材は本日2回目となる738です。
フライト時間は1時間50分で福岡に21:40に到着、福岡発着の日帰り旅程の完了となります。

ANA20210529_FUK-OKA-HND-OKA-FUK
ANA HPより

運賃・PP

  出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
1 福岡 沖縄(那覇) 805 537 502 SV ¥10,930 13.58
2 沖縄(那覇) 東京(羽田) 1,476 984 922 SV ¥9,210 6.24
3 東京(羽田) 沖縄(那覇) 1,476 984 922 SV ¥9,210 6.24
4 沖縄(那覇) 福岡 805 537 502 SV ¥10,930 13.58
合計     4,562   2,848   ¥40,280 8.83
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 40,280
獲得FOP 4,562
FOP単価 8.83

13円台と劣悪なPP単価路線である福岡-沖縄(那覇)を利用しますが、6円台の優良なPP単価の沖縄(那覇)-東京(羽田)の王道ルートを往復搭乗することで、平均PP単価8円台に抑えつつ4,500を超えるプレミアムポイントを日帰りで獲得できる旅程です。

沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内を利用

次はバリュートランジットの5月搭乗分第1位の路線である沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内を利用し、さらにPP単価と獲得PP数の改善を図ります。
しかしその場合、ダイヤの都合上絶対に宿泊が伴いますので、一泊二日の旅程で組み立てます。
イメージとしては、仕事終わりに福岡から沖縄(那覇)に飛び、前泊をして翌朝から那覇-羽田-庄内を往復し福岡に帰る感覚の旅程です。

ルート

日帰り同様に一度沖縄(那覇)に向かい、バリュートランジット第1位の沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内を往復し、その後福岡に戻る福岡-那覇-羽田-庄内-羽田-那覇-福岡の合計6フライトの旅程です。

FUK-OKA-HND-SYO
Great Circle Mapper

フライト

  便名 機材 出発   到着  
1 1217 738 福岡 20:20 沖縄(那覇) 21:55
那覇泊
2 460 772 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25
3 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00
4 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05
5 477 772 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:20
6 1216 738 沖縄(那覇) 19:50 福岡 21:40

1レグ目は福岡20:20発のANA1217便にて沖縄(那覇)に向かいます。
20時過ぎの遅い出発時間となっていますので、福岡空港の立地を生かし終業後でも充分間に合う時間となっています。
機材は738、フライト時間は1時間35分で沖縄(那覇)には21:55到着となり、1日目は1フライトのみで終了です。
沖縄(那覇)での夜を楽しむのも良いですし、翌日のフライトに向けて体力温存しても良いでしょう。

2レグ目となる2日目のスタートは、沖縄(那覇)08:00発のANA460便にて東京(羽田)に向かいます。
機材は大型機の772(機材変更の可能性有り)でフライト時間は2時間25分です。
東京(羽田)には10:25到着しますが、次の庄内行きへの接続時間は35分とギリギリの時間ですので、すぐに次の3レグ目の搭乗となります。

急いで乗り込む事になる3レグ目は東京(羽田)11:00発のANA395便にて庄内に向かいます。
機材はエアバスの主力機であるA320(32P)です。
フライト時間はわずか1時間の短時間フライトですので、羽田での慌ただしさを解消する間も無く庄内に12:00到着となります。
庄内での乗継時間は1時間ありますので、ここで軽く昼食でしょうか。

昼食後の4レグ目はおそらく折り返し同一機材便となるANA398便で庄内13:00発の東京(羽田)行きです。
機材は先ほどと同じ32Pで、フライト時間は3レグ目より5分長い1時間5分で東京(羽田)に14:05到着です。
東京(羽田)での接続時間は本日最長の1時間35分となっていますので、ここでゆっくりと過ごすのがオススメです。

ゆっくりと過ごした後の5レグ目は日帰り旅程でも利用した、東京(羽田)15:40発のANA477便にて沖縄(那覇)に向かいます。
機材は本日2度目の772(機材変更の可能性有り)となっており、フライト時間は長時間となる2時間40分です。
沖縄(那覇)到着は18:20となり、5レグ目の終了となります。

この旅程の最終6レグ目は沖縄(那覇)19:50発のANA1216便にて福岡に戻ります。
機材は738、1時間50分のフライト時間で福岡21:40到着し、この一泊二日の旅程が完了となります。

ANA20210528_FUK-OKA
ANA HPより
ANA20210529_OKA-HND-SYO-HND-OKA
ANA HPより
ANA20210529_OKA-FUK
ANA HPより

今回の旅程は一泊二日とはいえ1日目は20時過ぎに福岡を出発し、翌日の21時台には福岡に戻ってくる、約26時間の旅程で、まさに前泊+1日のスケジュールです。

運賃・PP

  出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
1 福岡 沖縄(那覇) 805 537 502 SV ¥9,230 11.47
2 沖縄(那覇) 東京(羽田) 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
3 東京(羽田) 庄内 527 218 203      
4 庄内 東京(羽田) 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
5 東京(羽田) 沖縄(那覇) 1,676 984 922      
6 沖縄(那覇) 福岡 805 537 502 SV ¥10,930 13.58
合計     6,016   3,254   ¥45,460 7.56
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 45,460
獲得PP 6,016
PP単価 7.56

バリュートランジットの5月最優良路線である、沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内を往復することで、日帰りの旅程同様に福岡-沖縄(那覇)が悪さするPP単価を7円台まで下げることに成功します。
獲得PPも6,000を超え全体的に満足いく旅程です。

一泊二日とはいえ金曜の夜に出発し、土曜の夜には戻ってくることが出来るコンパクトな旅程となっています。
この沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内は過去の傾向から推測するといつも優良なPP単価が出ています。
しかも土日の運賃が安価になる傾向の為、土日休みの修行僧には非常にオススメできる路線です。

週末連泊

上記で述べたように那覇-庄内は土日が安価な運賃ということで、週末の二泊三日ではさらにPP単価の改善が図れるのではないかと思いますので検証してみます。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
1 1217 738 福岡 20:20 沖縄(那覇) 21:55 805 537 502 SV ¥9,230 11.47
那覇泊
2 460 772 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
3 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
4 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
5 477 772 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:20 1,676 984 922  
那覇泊
6 460 772 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
7 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
8 398 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥12,800 5.81
9 477 772 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:20 1,676 984 922
10 1216 738 沖縄(那覇) 19:50 福岡 21:40 805 537 502 SV ¥10,930 13.58
合計             10,422   5,504   ¥71,760 6.89
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 71,760
獲得PP 10,422
PP単価 6.89

沖縄(那覇)に連泊することでPP単価は6円台まで下がり、獲得PPは10,000を超えるところまで改善されます。
宿泊費がやや嵩みますが、総費用とスケジュール次第では戦闘力のある旅程です。

[FUK-OKA]プレミアムクラス置換

PP単価が悪い福岡-那覇をプレミアムクラスを利用したらどうでしょうか。
福岡-沖縄(那覇)の運賃とPP単価を調べてみます。

  便名 出発 到着 スーパーバリュー(運賃7) スーパーバリュープレミアム(運賃2)
PP 運賃 PP単価 PP 運賃 PP単価
2021/05/28 (金) 1217 福岡 沖縄(那覇) 805 ¥9,230 11.47 1,742 ¥23,130 13.28
2021/05/29 (土) 1201 福岡 沖縄(那覇) 805 ¥10,930 13.58 1,742 ¥23,130 13.28
2021/05/29 (土) 1216 沖縄(那覇) 福岡 805 ¥10,930 13.58 1,742 ¥23,130 13.28
2021/05/30 (日) 1216 沖縄(那覇) 福岡 805 ¥10,930 13.58 1,742 ¥23,130 13.28

福岡-沖縄(那覇)に関しては、一部日程でプレミアムクラス(運賃2)の方が運賃7よりも路線単体でPP単価が改善することがあります。
しかし、総費用が大幅に上昇する為に旅程全体でのPP単価は悪化してしまいます。
一方で福岡発/福岡着の両方をプレミアムクラス(運賃2)にした場合は獲得PP数が11,750を超える為、本旅程を4セットこなすとボーナスプレミアムポイントを加味して解脱できる計算となりますので、スケジュールや費用面のバランスを取りながらの選択肢が残されます。

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まとめ

SFC修行での不遇の地と思われる、福岡発着の週末オススメルートを紹介しました。
沖縄(那覇)-東京(羽田)の王道ルートを日帰りで利用することで、PP単価8円台で4,500超のオススメに値する旅程となりました。

市内中心部に近い福岡空港の立地を生かして遅くに福岡を出発し、バリュートランジットの5月搭乗分第1位の沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内の優良ルートを利用することで一泊ならPP単価7円台で6,000超、二泊なら6円台で10,000超の大量のポイントを獲得できます。
福岡ベースでANA系の修行を考えている方には強くオススメ出来る旅程ですし、「JGCあれば問題ない」と考えANAと距離を置いていた方にも心に響くPP単価・獲得PPだと思います。

↓他の方のSFC/JGC修行・マイレージ関連ブログも参考になります↓
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コメント

  1. hidechan より:

    こんにちは、先週の航空会社が決めるPP基準について教えていただき、ありがとうございます。やはり基準があってのことなのですね。大変勉強になりました。今回の6円代で10000ポイントもすごいですね。

    • 珍道中 より:

      いつもコメントありがとうございます。
      この福岡発着はTwitterでちょっとしたやり取りの中で「福岡発着SFCが厳しい」事で共感し、せっかくだからルート構築してみようとなったものです。
      なにかリクエストあればお知らせください。

  2. ホンダ より:

    こんにちは、福岡空港発着修行拝見しました。大変参考になります。
    この機会にステータス修行をチャレンジしたいと考えております。
    週末の1泊もしくは2泊でのおすすめコースがあれば
    教えていただけませんでしょうか。
    広島在住ですか金曜の夜に福岡へ向かい翌日早朝から
    福岡空港発も可能ですのでよろしくお願いします。
    また広島空港はどうでしょうか、やっぱり福岡空港のほうがチャレンジには向いていますか

    • 珍道中 より:

      コメントありがとうございます。
      週末一泊〜二泊なら、土曜朝からFUK-OKA-HND-OKAをスーパーバリューで搭乗し那覇泊、日曜日に本記事の6レグ以降を搭乗すると福岡に夜に戻れます。

      また、週末ということであれば岩国-沖縄(那覇)のプレミアム28がいかがですか?
      PP2倍の恩恵がある6月までの搭乗なら往復で7,740PPです。
      平日が可能なら広島-沖縄(那覇)の方が岩国より運賃も安く獲得PPも増えます。

      良さそうな旅程が構築できたら記事にしたいと思います。

      • ホンダ より:

        ありがとうございます、たいへん参考になります
        6月末までになんとか完了させたいです。

        • 珍道中 より:

          リクエスト旅程として近いうちに広島・岩国・福岡発着辺りで記事にしたいと思いますが、ホンダ様の修行スタイルはどういった感じでしょうか?

          PP単価の低さを優先or必要日数の少なさ、とか
          週末のみor平日のみorいつでも可、とか
          絶対日帰りor一泊可or連泊可
          など、お教えいただけると旅程作成がしやすくなります。

          • ホンダ より:

            返信ありがとうございます
            今考えているのは広島在住のため広島空港か、前日夜に福岡に移動は可能なので早朝福岡発も可能です。
            やはりPP単価の低さ優先で週末メイン、ときどき平日という感じです。週末であれば1泊も可能です。
            なんとか宜しくお願いします

          • 珍道中 より:

            承知しました。
            なんか良さそうなルート考えてみますね。
            ぶっちゃけ、PP2倍だと考えなしに旅程を組んでもそこそこ良いんですよね 笑

  3. ホンダ より:

    いろいろ考えました。居住地は広島なので広島空港を起点にと考えましたが難しくです。
    前日夜に福岡入りし宿泊、翌日早朝から始動するのがベストに思えました。
    福岡へはこだまで安く往復できますし、宿泊代に関してもじゃらんの期間限定ポイントがあるので補うことができます。
    問題は福岡から那覇、羽田への往復です、ここの問題を解決できるルートはないでしょうか、今現在考えているのが広島那覇往を1日、福岡→那覇→羽田→那覇→羽田宿泊、翌日羽田→那覇→羽田→那覇→福岡を2回です、これでポイントはクリアできそうです。
    何かご指導いただければ宜しくお願いします。

    • 珍道中 より:

      素晴らしい旅程だと思います。
      こちらでもルートを考えていたのですが、ホンダ様より優れたルートはなかなか見つけられていません。
      ぜひ素敵なSFC修行を楽しんでください。