先日、と言っても結構前になりますがANAの冬ダイヤ運賃が発表されました。
その中からバリュープレミアム28に注目しPP単価BEST100を掲載しています。
これまでの札幌(新千歳)、沖縄(那覇)、福岡、大阪、名古屋(中部)に続き、最後は東京(羽田)発着でスーパーバリュー普通席(運賃7)よりもプレミアムクラス(運賃2)の方がPP単価が良い路線/便を紹介します。
東京(羽田)発着
冬ダイヤの東京(羽田)発着でプレミアム28(運賃2)の方がPP単価が良い便が存在する路線は全42路線中32路線あり、その中で冬ダイヤ通期でPP単価の良い便が設定される路線は18路線あります。
全期間で有利なプレミアムクラスが存在する方面
2020年10月25日〜2021年3月27日の冬ダイヤの期間中、往路または復路に於いてプレミアム28の方が冬ダイヤ期間全てでPP単価が有利になる路線は以下の18路線です。
名古屋(中部)
東京(羽田)⇔名古屋(中部)は1日1往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が6,300円〜、獲得PP289ポイントでPP単価は21.80円〜です。
対してプレミアムクラスは14,200円〜、獲得PP882ポイントでPP単価は16.10円〜で、5.7円の改善です。
稚内
東京(羽田)⇔稚内は1日1往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が13,200円〜、獲得PP1,018ポイントでPP単価は12.97円〜です。
対してプレミアムクラスは23,900円〜、獲得PP2,097ポイントでPP単価は11.40円〜、約1.5円の改善となります。
中標津
東京(羽田)⇔中標津は1日1往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が11,800円〜、獲得PP907ポイントでPP単価は13.01円〜です。
対してプレミアムクラスは18,000円〜、獲得PP1,912ポイントでPP単価は9.41円〜、4.4円の改善です。
函館
東京(羽田)⇔函館は1日5往復の設定のうちプレミアムクラス設定は3往復です。
全期間での最安値は普通席が10,600円〜、獲得PP636ポイントでPP単価は16.67円〜。
対してプレミアムクラスは22,100円〜、獲得PP1,460ポイントでPP単価は15.14円〜、1.5円の改善となります。
大館能代
東京(羽田)⇔大館能代は1日3往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,400円〜、獲得PP471ポイントでPP単価は19.96円〜です。
対してプレミアムクラスは15,900円〜、獲得PP945ポイントでPP単価は16.19円〜は約4円の改善です。
秋田
東京(羽田)⇔秋田は1日5往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,300円〜、獲得PP418ポイントでPP単価は19.86円〜です。
対してプレミアムクラスは15,300円〜、獲得PP1,097ポイントでPP単価は13.95円〜と約6円の改善になります。
庄内
東京(羽田)⇔庄内は1日4往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,100円〜、獲得PP327ポイントでPP単価は24.77円〜です。
対してプレミアムクラスは15,300円〜、獲得PP945ポイントでPP単価は16.19円〜と約8.5円の改善です。
富山
東京(羽田)⇔富山は1日4往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,700円〜、獲得PP264ポイントでPP単価は32.95円〜。
対してプレミアムクラスは14,800円〜、獲得PP840ポイントでPP単価は17.62円〜、豪快に約15円も改善となります。
小松
東京(羽田)⇔小松は1日4往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が7,200円〜、獲得PP316ポイントでPP単価は22.78円〜です。
対してプレミアムクラスは14,800円〜、獲得PP927ポイントでPP単価は15.97円〜と7円弱の改善です。
能登
東京(羽田)⇔能登は1日2往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,700円〜、獲得PP310ポイントでPP単価は28.06円〜。
対してプレミアムクラスは15,300円〜、獲得PP917ポイントでPP単価は16.68円〜、11.4円もの改善になります。
八丈島
東京(羽田)⇔八丈島は1日3往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が10,100円〜、獲得PP265ポイントでPP単価は38.11円〜。
対してプレミアムクラスは16,700円〜、獲得PP842ポイントでPP単価は19.83円〜、驚愕の18.3円の改善です。
岡山
東京(羽田)⇔岡山は1日4往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,300円〜、獲得PP534ポイントでPP単価は17.42円〜です。
対してプレミアムクラスは21,000円〜、獲得PP1,290ポイントでPP単価は16.28円〜、1.1円ほどの改善です。
鳥取
東京(羽田)⇔鳥取は1日5往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,600円〜、獲得PP492ポイントでPP単価は19.51円〜です。
対してプレミアムクラスは18,300円〜、獲得PP1,220ポイントでPP単価は15.00円〜、4.5円の改善となります。
米子
東京(羽田)⇔米子は1日6往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が10,400円〜、獲得PP576ポイントでPP単価は18.06円〜。
対してプレミアムクラスは18,300円〜、獲得PP1,360ポイントでPP単価は14.34円〜、3.7円の改善です。
萩・石見
東京(羽田)⇔萩・石見は1日2往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が10,100円〜、獲得PP711ポイントでPP単価は14.21円〜。
対してプレミアムクラスは18,300円〜、獲得PP1,585ポイントでPP単価は11.55円〜、2.7円の改善です。
徳島
東京(羽田)⇔徳島は1日4往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,900円〜、獲得PP493ポイントでPP単価は18.05円〜。
対してプレミアムクラスは20,400円〜、獲得PP1222ポイントでPP単価は16.69円〜は1.4円の改善になります。
高松
東京(羽田)⇔高松は1日6往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,700円〜、獲得PP531ポイントでPP単価は18.27円〜です。
対してプレミアムクラスは20,400円〜、獲得PP1,285ポイントでPP単価は15.88円〜は約2.4円の改善です。
高知
東京(羽田)⇔高知は1日5往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,200円〜、獲得PP589ポイントでPP単価は15.62円〜です。
対してプレミアムクラスは20,400円〜、獲得PP1,382ポイントでPP単価は14.76円〜は1円弱の改善となります。
一部期間で有利なプレミアムクラスが存在する方面
冬ダイヤの期間中、往路または復路に於いてプレミアム28の方が一部の期間/便でPP単価が有利になる路線は以下の5路線です。
紋別
東京(羽田)⇔紋別は1日1往復全てにプレミアムクラス設定があります。
全期間中の最安値は普通席が10,100円〜、獲得PP934ポイントでPP単価は10.81円〜。
対するプレミアムクラスは19,000円〜、獲得PP1,957ポイントはPP単価9.71円〜であり、全般的にはプレミアムクラスが有利なのですが、2020年10月25日〜11月30日の期間に於いては、プレミアムクラスの運賃が14,100円〜、PP単価15.10円〜となる為、冬ダイヤ中この期間だけは普通席が有利となってしまいます。
広島
東京(羽田)⇔広島は1日9往復全てにプレミアムクラス設定があります。
全期間中の最安値は普通席が8,000円〜、獲得PP621ポイントでPP単価は12.88円〜。
対するプレミアムクラスは20,400円〜、獲得PP1,435ポイントはPP単価14.22円〜であり、全般的には普通席が有利です。
ですが、2020年12月26日〜2021年1月5日の期間に於いては、普通席最安値は9,900円〜、PP単価15.94円〜に対して、プレミアムクラスは変わらず20,400円〜、PP単価14.22円〜となります。
この期間だけは普通席の運賃が上がってしまう為、年末年始の期間ではプレミアムクラスが有利になります。
年末年始以外の期間でも1日2便だけに激安な普通席運賃が設定されている為、1日を通しての最安値比較では普通席が有利に出てきますが、その2便以外では殆どの場合プレミアムクラスが有利になります。
岩国
東京(羽田)⇔岩国は1日5往復全てにプレミアムクラス設定があります。
全期間中の最安値は普通席が8,500円〜、獲得PP685ポイントでPP単価12.41円〜。
対するプレミアムクラスは22,600円〜、獲得PP1,542ポイントはPP単価14.66円〜であり、全般的には普通席が有利です。
ですが、2020年12月26日〜2021年1月5日の期間に於いては、普通席最安値10,400円〜、PP単価15.18円〜に対して、プレミアムクラスは変わらず22,600円〜、PP単価14.66円〜であり、普通席の運賃が上がってしまう為、年末年始期間ではプレミアムクラスが有利になります。
広島と同様にその他の期間でも、1日あたり1〜2便設定されている激安な普通席の便以外の便であればプレミアムクラスが有利になる場合がほとんどです。
宮古
東京(羽田)⇔宮古は1日1往復全てにプレミアムクラス設定があります。
全期間中の最安値は普通席が19,000円〜、獲得PP1,737ポイントでPP単価は10.94円〜。
対するプレミアムクラスは36,700円〜、獲得PP3,295ポイントはPP単価11.14円〜であり、全般的にはやや普通席が有利です。
ですが、2021年1月6日〜3月25日の期間に於いては、普通席最安値19,400円〜、PP単価11.17円〜に対して、プレミアムクラスは変わらずの36,700円〜であり、PP単価11.14円〜で逆転します。
普通席の運賃が上がってしまう為2021年1月6日ではプレミアムクラスが有利になります。
石垣
東京(羽田)⇔石垣は1日2往復全便にプレミアムクラスの設定があります。
全期間中の最安値は普通席が12,800円〜、獲得PP1,836ポイントでPP単価は6.97円〜。
対するプレミアムクラスは32,100円〜、獲得PP3,460ポイントはPP単価9.28円〜であり、プレミアムクラスでもPP単価10円を切る素晴らしい路線となっていますが、全般的には普通席が有利になります。
ですが、2020年10月25日〜12月25日の期間に於いては、普通席最安値は20,400円〜でPP単価11.11円〜に対して、プレミアムクラスは38,100円〜、PP単価11.01円〜となり、プレミアムクラスが有利になります。
更に、2021年3月1日〜3月25日の期間に於いても、普通席最安値は21,800円〜でPP単価11.87円〜に対して、プレミアムクラスは39,600円〜、PP単価11.45円〜となり、プレミアムクラスが有利になります。
その他一部便で有利になる路線
以下の2路線は、一部期間かつ特定の便にプレミアムクラスのPP単価が有利になる路線です。
釧路
東京(羽田)⇔釧路は1日3往復の設定のうちプレミアムクラス設定は1往復です。
全期間中の最安値は普通席が6,600円〜、獲得PP832ポイントでPP単価は7.93円〜。
対するプレミアムクラスは16,400円〜、獲得PP1,787ポイントはPP単価9.18円〜であり、全般的に普通席が有利です。
ですが、プレミアムクラスが設定されている便だけで比較した場合の最安値は普通席が10,900円〜、PP単価13.10円〜ですので、プレミアムクラス設定がある便では全期間で有利になります。
山口宇部
東京(羽田)⇔山口宇部は1日6往復(12便)の設定のうちプレミアムクラス設定は3往復(6便)です。
その中で、2020年12月26日〜2021年1月5日、2021年2月1日〜2月28日の期間で最大6便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
松山
東京(羽田)⇔松山は1日10往復(20便)の設定のうちプレミアムクラス設定は5往復(10便)です。
その中で、2020年12月26日〜2021年1月5日、2021年3月1日〜3月27日の期間で最大9便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
佐賀
東京(羽田)⇔佐賀)は全便プレミアムクラス設定があり1日5往復(10便)です。
その中で、2020年12月26日〜2021年1月5日、2021年3月1日〜3月27日の期間で最大9便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
大分
東京(羽田)⇔大分は1日8往復(16便)の設定のうちプレミアムクラス設定は4往復(8便)です。
全期間中、最大5便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
熊本
東京(羽田)⇔熊本は1日10往復(20便)の設定のうちプレミアムクラス設定は5往復(10便)です。
全期間中、最大5便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
長崎
東京(羽田)⇔長崎は1日8往復(16便)の設定のうちプレミアムクラス設定は4往復(8便)です。
全期間中、最大7便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
宮崎
東京(羽田)⇔宮崎は1日13往復(26便)の設定のうちプレミアムクラス設定は5往復(10便)です。
その中で、2020年12月26日〜2021年2月28日の期間で最大8便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
鹿児島
東京(羽田)⇔鹿児島は1日11往復(22便)の設定のうちプレミアムクラス設定は6往復(12便)です。
その中で、2020年12月1日〜2021年3月27日の期間で最大5便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
まとめ
東京(羽田)発着の中からプレミアムクラス(運賃2)の方が普通席利用よりもPP単価が良くなる路線・便を紹介しました。
流石の羽田発着という印象で設定便数・行先が豊富で、SFC修行に於いても活用度の高い様子が伺えます。
プレミアムクラスの魅力はPP単価だけではなく、一度の獲得PPが大きいことで修行日数の削減につながりますし、何より豪華で快適な搭乗体験が味わえます。
特に羽田発着ではどの方面に向かっても飛距離が稼げるので効果も大きくなりがちです。
SFC修行に於いては、プレミアムクラスの方がPP単価が良いからと飛びつくのは危険であり、時期や利用便の選択によってはより良好なPP単価が出せる普通席も多数存在します。
PP単価で15円以上となってしまうプレミアムクラスを積極的に選択する意味はほぼなく、家族旅行ついでにPPを積み上げたいなど特殊状況での利用に限られそうです。
一方で、10円を下回るPP単価の路線は積極的に狙うべきであり、間の11円〜14円の単価帯であれば状況に応じてといったさじ加減になりそうですので、覚えておいて損はないと言えます。
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