先日、ANAの冬ダイヤ運賃が発表されました。
当ブログではバリュープレミアム28に注目しPP単価BEST100を掲載しました。
これまでの札幌(新千歳)、沖縄(那覇)、福岡に続き、今回は大阪(伊丹・関西・神戸)発着でスーパーバリュー普通席(運賃7)よりもプレミアムクラス(運賃2)の方がPP単価が良い路線/便を紹介します。
大阪(伊丹・関西・神戸)発着
冬ダイヤの大阪(伊丹・関西・神戸)でプレミアム28(運賃2)の方がPP単価が良い便が存在する路線は全27路線中18路線あり、その中で冬ダイヤ通期でPP単価の良い便が設定される路線は11路線あります。
全期間で有利なプレミアムクラスが存在する方面
2020年10月25日〜2021年3月27日の冬ダイヤの期間中、往路または復路に於いてプレミアム28の方が全期間でPP単価が有利になる路線は以下の11路線です。
東京(成田)
大阪(伊丹)⇔成田は1日2往復全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,300円〜、獲得PP420ポイントでPP単価22.14円〜です。
対してプレミアムクラスは23,300円〜、獲得PP1,100ポイントでPP単価21.18円〜、1円弱の改善です。
福岡
大阪⇔福岡は伊丹と関西の2空港から設定されています。
伊丹線は1日7往復の設定のうちプレミアムクラス設定は6往復で、
全期間での最安値は普通席が7,200円〜、獲得PP430ポイントでPP単価16.74円〜です。
対してプレミアムクラスは17,800円〜、獲得PP1,400ポイントでPP単価15.94円〜となり、約0.8円の改善になります。
一方、関西線は1日1往復全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が7,600円〜、獲得PP430ポイントでPP単価17.67円〜です。
対してプレミアムクラスは16,500円〜、獲得PP1,400ポイントでPP単価14.77円〜と、こちらは3円弱の改善になります。
福島
大阪(伊丹)⇔福島は1日4往復の設定のうちプレミアムクラス設定は2往復です。
全期間での最安値は普通席が11,700円〜、獲得PP508ポイントでPP単価23.03円〜です。
対してプレミアムクラスは21,300円〜、獲得PP1,247ポイントでPP単価17.08円〜になり、6円も改善します。
新潟
大阪(伊丹)⇔新潟は1日6往復の設定のうちプレミアムクラス設定は4往復です。
全期間での最安値は普通席が7,600円〜、獲得PP471ポイントでPP単価16.14円〜です。
対してプレミアムクラスは16,600円〜、獲得PP1,185ポイントでPP単価14.01円〜になり、約2円改善します。
松山
大阪(伊丹)⇔松山は1日8往復全便でプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,400円〜、獲得PP238ポイントでPP単価35.29円〜です。
対してプレミアムクラスは13,000円〜、獲得PP797ポイントでPP単価16.31円〜、豪快に19円も改善されます。
高知
大阪(伊丹)⇔高知は1日6往復全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が9,300円〜、獲得PP178ポイントでPP単価52.25円〜です。
対してプレミアムクラスは14,600円〜、獲得PP697ポイントでPP単価20.95円〜と、なんと約31円の改善になります。
大分
大阪(伊丹)⇔大分は1日4往復の設定でプレミアムクラス設定は3往復ですが、2020年12月1日〜2021年1月5日の期間は1日5往復の便設定があり、プレミアムクラスは2020年12月1日〜12月25日の期間だけ4往復設定されます。
全期間での最安値は普通席が6,400円〜、獲得PP328ポイントでPP単価19.51円〜です。
対してプレミアムクラスは17,100円〜、獲得PP947ポイントでPP単価18.06円〜は1.5円ほど改善します。
熊本
大阪(伊丹)⇔熊本は1日6往復全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が7,800円〜、獲得PP435ポイントでPP単価17.93円〜です。
対してプレミアムクラスは17,100円〜、獲得PP1,125ポイントでPP単価15.20円〜、こちらは3円弱の改善です。
宮崎
大阪(伊丹)⇔宮崎は1日6往復の設定で、2020年12月1日〜2021年1月5日までは1日7往復設定があり、プレミアムクラスは全ての便に設定されます。
全期間での最安値は普通席が7,600円〜、獲得PP438ポイントでPP単価17.352円〜です。
対してプレミアムクラスは19,600円〜、獲得PP1,130ポイントでPP単価17.345円〜、僅か0.07円だけですが有利になります。
鹿児島
大阪(伊丹)⇔鹿児島は1日6往復の設定で、2020年12月1日〜2021年1月5日までは1日7往復設定があり、プレミアムクラス設定は通常5往復、1日7往復期は6往復設定されます。
全期間での最安値は普通席が8,900円〜、獲得PP493ポイントでPP単価18.05円〜です。
対してプレミアムクラスは17,800円〜、獲得PP1,222ポイントでPP単価14.57円〜、約3円の改善です。
一部期間で有利なプレミアムクラスが存在する方面
冬ダイヤの期間中、往路または復路に於いてプレミアム28の方が一部の期間/便でPP単価が有利になる路線は以下の2路線です。
青森
大阪(伊丹)⇔青森は1日3往復の設定で、全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が8,500円〜、獲得PP784ポイントでPP単価10.84円〜、プレミアムクラスは20,400円〜、獲得PP1,707ポイントでPP単価11.95円〜であり、全般的には普通席が有利です。
ですが、2021年3月1日〜2021年3月27日の期間に於いては、普通席最安値9,700円、PP単価12.37円〜に対して、プレミアムクラスは20,400円〜、PP単価11.95円〜と変わらず、相対的ではありますが一部期間でプレミアムクラスが有利になります。
長崎
大阪(伊丹)⇔長崎は1日3往復の設定で、2020年12月1日〜2021年1月5日までは1日4往復設定があり、全便にプレミアムクラスの設定があります。
全期間での最安値は普通席が7,700円〜、獲得PP495ポイントでPP単価15.56円〜、プレミアムクラスは20,900円〜、獲得PP1,225ポイントでPP単価17.06円〜であり、全般的には普通席有利です。
ですが、2020年12月26日〜2021年1月5日と2021年3月1日〜3月27日の期間に於いては、普通席最安値8,900円、PP単価17.98円〜に対して、プレミアムクラスは20,900円〜、PP単価17.06円〜となり、こちらも相対的に一部期間でプレミアムクラスが有利になります。
その他一部便で有利になる路線
以下の5路線は、一部期間かつ特定の便にプレミアムクラスのPP単価が有利になる路線です。
札幌(新千歳)
大阪⇔札幌(新千歳)は伊丹・関西・神戸の3空港から設定されています。
プレミアムクラスの設定便はそれぞれの空港からありますが、伊丹と神戸線にはプレミアムクラスの方がPP単価が良い便が存在します。
伊丹線は1日6往復の設定で、2020年12月1日〜2021年1月5日の期間で1日7往復設定があり、プレミアムクラス設定は通常6往復(12便)、1日7往復期は7往復(14便)設定されます。
その中で、2020年12月1日〜12月25日と2021年2月1日〜3月27日の期間でそれぞれ5便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
神戸線は1日3往復の設定のうちプレミアムクラス設定は1往復(2便)です。
その中で、2021年3月1日〜3月27日の期間で札幌(新千歳)発大阪(神戸)行きの1便にプレミアムクラスが有利な場合があります。
仙台
大阪(伊丹)⇔仙台は1日7往復の設定で、2020年12月1日〜2021年1月5日までは1日8往復設定があり、プレミアムクラス設定は通常5往復(10便)、1日8往復期は6往復(12便)設定されます。
期間中の最安値同士ではなく、特定便にて比較した場合にプレミアムクラスが有利な便は1日最大9便あります。
沖縄(那覇)
大阪⇔沖縄(那覇)は伊丹・関西・神戸の3空港から設定されており、伊丹と関西線にはプレミアムクラスの設定があります。
伊丹線は1日3往復(6便)の設定で、2020年12月1日〜2021年1月5日までは1日4往復(8便)設定があり、全便プレミアムクラスの設定があります。
その中で、2020年12月1日〜12月25日は5便、2021年3月1日〜3月27日は4便にプレミアムクラスが有利な場合があります。
関西線は1日4往復(8便)の設定で、全便にプレミアムクラスの設定があります。
その中で、2021年2月1日〜3月27日の期間で4便にプレミアムクラスが有利な場合があります。
まとめ
大阪(伊丹・関西・神戸)発着の中からプレミアムクラス(運賃2)の方が普通席利用よりもPP単価が良くなる路線・便を紹介しました。
PP単価が良ければ確実に押さえたいプレミアムクラスですが、魅力はPP単価だけではありません。
一度の獲得PPが大きいことは修行日数の削減につながりますし、何より豪華で快適な搭乗体験が味わえます。
SFC修行に於いては、プレミアムクラスの方がPP単価が良いからと飛びつくのは危険であり、時期や利用便の選択によってはより良好なPP単価が出せる普通席も多数存在します。
PP単価で15円以上となってしまうプレミアムクラスを積極的に選択する意味はほぼなく、家族旅行ついでにPPを積み上げたいなど特殊状況での利用に限られそうです。
一方で、10円を下回るPP単価の路線は積極的に狙うべきであり、間の11円〜14円の単価帯であれば状況に応じてといったさじ加減になりそうですので、覚えておいて損はないと言えます。
![にほんブログ村 小遣いブログ マイレージへ](https://b.blogmura.com/money/mileage/88_31.gif)
![マイレージランキング](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_3952_1.gif)
![](https://static.fc2.com/blogranking/ranking_banner/b_02.gif)
コメント