羽田空港スターフライヤー乗継が変更 写真入りで解説

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羽田空港スターフライヤー

2020年10月25日の冬ダイヤから羽田空港でのスターフライヤーの取り扱いが変更になります。
SFC修行僧にとって重要な最低乗継時間も変更になりますから、バリュートランジットを含め乗継でスターフライヤーが含まれる旅程を組まれる方は注意が必要です。

これまでの状態と比較して変更点・それによる注意点を確認しましょう。

これまで

羽田空港における2020年10月24日までのスターフライヤーの取り扱いは行先に応じて利用ターミナルが違うという、利用者にとってわかりにくいものでした。
羽田空港発着のスターフライヤー便は、東京(羽田)⇔大阪(関西)・福岡・山口宇部・北九州の4路線あります。
そのうち、大阪(関西)路線と山口宇部路線に関してはANA利用時に使用する第2ターミナルを使ってチェックインから搭乗/降機まで済ませる事ができました。
チェックインに関しても、ANAカウンターで手続きができるのでSFC修行僧にとっても便利だった反面、福岡路線と北九州路線に関しては利用ターミナルが第1ターミナルになる為、羽田空港での乗継などでは不便を強いられてきました。
行先によって利用ターミナルが違うというわかりにくい仕様であり、空港内の色々なところに注意喚起の掲示が貼ってあったりします。

2020年10月24日まで
東京(羽田)-福岡・北九州 第1ターミナル
東京(羽田)-大阪(関西)・山口宇部 第2ターミナル

見ての通り、東京(羽田)-大阪(関西)と東京(羽田)-山口宇部に関しては、スターフライヤー以外のANAグループ便(ANA・エアドゥ・ソラシドエア)と同様の扱いであり、羽田乗継でも問題なく乗り継ぎ手続きが可能でした。
一方で、東京(羽田)-福岡と東京(羽田)-北九州は第1ターミナルの発着であり、使用可能な保安検査がA検査場だけというのも煩わしいものでした。
羽田より前の行程で2区間以上の発券をしてあればSFJカウンターには立ち寄る必要はないのですが、保安検査場はスターフライヤーのチェックインカウンターのすぐ横のA検査場まで歩かねばなりません。
第2ターミナルからの乗継の場合、徒歩・ターミナル循環バスのどちらもターミナル中央付近からのアクセスになり、一番端にあるSFJカウンターやA検査場まではそれなりの距離があります。
大きな荷物などを引いている場合の体力面はもちろん、接続時間が際どい場合は精神的にも焦ります。

いつかこの不便は改善されて全てのSFJ便が第2ターミナルに一本化されるだろうと思っていました。
しかし実際は真逆の結果になってしまします。

2020年10月25日以降のSFJ便

第2ターミナルでANA国際線の一部を取り扱うことになった影響で手狭になったということでしょうか。
スターフライヤーは全便がANAとコードシェアにも関わらず第2ターミナルを追い出され、第1ターミナルに一本化されることになりました。

2020年10月25日以降
全ての羽田空港発着SFJ便 第1ターミナル
スターフライヤーカウンター(保安検査場はAのみ)

スターフライヤー便は全て第1ターミナルに集約したので分かりやすくなりました。
しかしスターフライヤーが第1ターミナルになったことは、ANA・スターアライアンス系での乗継は普通に考えられる事であり非常に厄介です。
これまでも福岡・北九州線は第1ターミナルだったので一部便利用者にとっては変わらず不便なままかもしれませんが、大阪(関西)・山口宇部線を乗継で利用する場合まで面倒になった事は残念としか言いようがありません。

最低乗継時間

上でも述べた通り、一部は既に第1ターミナル発着だったのでややこしかった最低乗継時間も一本化されます。
最低乗継時間 35分→50分
乗継利用時は注意が必要なのは言うまでもなく、これまで接続可能だったルートが接続できない恐れもあります。
これまで当ブログで紹介したルートの中にも不可能になってしまったルートがあるかもしれません。

ターミナル間の移動方法

嘆いていても仕方ありません。
SFC修行僧には今後も充分にあり得る羽田空港でのSFJとの乗り継ぎですから、移動方法は把握しておきたいものです。

第1・第2ターミナル間の移動は複数の方法があります。
ここでは乗り継ぎでの移動の際に行われるであろうT2到着フロア→T1出発フロアとT1到着フロア→T2出発フロアへの移動を写真付きで説明します。

T1→T2徒歩での移動

まずは第1ターミナル到着から第2ターミナル出発への移動から。
この想定はスターフライヤー(ないしはJAL系)で羽田空港に到着し、スターフライヤー以外の第2ターミナル出発便に乗り継ぐパターンになります。

この写真は到着フロアの南端側の到着口前です。
到着便がどのゲートに着くかは不明なので、一例としてここから移動してみます。

到着口からはターミナル中央方向へ進みます。
どちらが中央方向かわからない場合は、京急線乗り場方向に行けば大丈夫です。

写真ではちょっと小さく分かりづらいですが、この例でも京急線乗り場へ向けて進みます。
エスカレーターで一つ下のフロアに降ります。

更にターミナル中央方向に進みます。
南側からの場合、モノレールの乗り場が見えてきますが無視して更に進みます。

上の案内に「京急線」とあります。
この例ではここを右に、逆側の到着口からきた場合は左に曲がります。

下りエスカレーターが見えてきますので、そのままエスカレーターで降ります。

左手に京急線の改札・右手にセブンイレブンが見えます。
改札には入らずセブンイレブン側を進みます。

青い「第2ターミナル」の看板が見えてきます。
あとは動く歩道を行くもよし、剛脚を活かして歩くも自由です。

こちらにもセブンイレブンがあります。
左手には第2ターミナル側の京急線改札が見えますが更に直進。

正面インフォメーションの横にあるエスカレイヤーを上がり出発フロアに向かいます。

SFC修行僧にはお馴染みの出発フロアに到着です。
ここを左に進むと保安検査場A・B、右に進むとC・Dの保安検査場です。

ここまでの所要時間は途中の動く歩道上を止まらず歩いた場合で約9分でした。

T1→T2徒歩での移動

今度は逆に第2ターミナル到着から第1ターミナル出発フロアへの移動です。
ANA・エアドゥ・ソラシドエア等で第2ターミナルに到着しスターフライヤー便に乗り継ぐパターンです。

先程と同様にターミナル端の到着口からです。
この写真は南端の到着口です。

第1ターミナルと同様に、ターミナル中央方向(京急線方向)へと向かいます。

しばらく歩くと中央の吹き抜けのエリアに出ます。
案内表示に従い京急線方向(右)に曲がります。

吹き抜け部の外周を周り、上の写真の赤い上着の女性と同じように左に折れ、エスカレーターで下のフロアに進みます。

エスカレーター終点付近です。
案内の通り直進します。

程なくすると京急線の改札に向かう下りエスカレーターが現れますので、そのままエスカレーターで下のフロアに行きます。

右手に京急線の改札を見ながら左手の通路を進みます。
ここは第1ターミナルからの道順で説明したように、動く歩道が設置されています。

連絡通路を進み終えたら、右手にまた京急線の改札が見えてきます。
更に直進します。

直進した先のエスカレーターで上へと上がります。

エスカレーターを降りたあとも更に直進し続けるとTerminal1の文字が見えてきて第1ターミナルに到着です。
ここから更に出発フロアに向かいます。
インフォメーションの左を抜け奥へ進みます。

進んだ先、左手に出発フロアに向かうエスカレーターがあります。

出発フロアに到着です。
ここから更にスターフライヤーのカウンターに向かわなければいけません。
スターフライヤー利用者の保安検査場Aは、横一列に並ぶJALのカウンターを正面に見て左手の最も奥になります。

ズンズンと突き進むとやがて保安検査場Aと、その奥にスターフライヤーのチェックインカウンターが現れ到着です。ここまでの所要時間は途中のこちらの道順は比較の意味もあり動く歩道では立ち止まりのんびりと行った場合で約14分かかりました。

バス

歩くなんて辛いと言う場合はターミナル間を無料で回るバスがあります。
こちらは第2ターミナルからの順しか写真はありませんが、どちらも到着フロア中央付近から外に出る形になります。

SFC修行僧にはお馴染みでしょうか、この中央吹き抜けから180°振り返ります。

出口上部に「ターミナル間無料連絡バス」の文字が見えますので外に出ます。
このドアから出ると外ですから、真夏や真冬など厳しい気候の際は連絡バスの時刻表に合わせて外に出る事をオススメします。
時刻表はホームページなどでは発見できませんでした。
一旦バス停まで出て、時刻を確認して室内に戻る感じになりそうです。

二つ上の写真の出口を出ると正面に黄色い9番のバス停があります。
この黄色が目印で、他にはないので分かりやすいです。

バスも黄色ですので乗り間違える心配はありません。

路線バスタイプでドアが二つあります。
利用者を見ていると前後ドアどちらから乗っても大丈夫です。

第1ターミナル到着です。
こちらもターミナル中央付近の黄色いバス停ですが番号は8番です。
双方で揃えてくれたら更に分かりやすいんですが・・・

どちらのターミナルもバスの発着は到着フロアですから、乗り継ぎ利用の場合はバスを降りたら一つ上の出発フロアに上がらなければいけません。
ここで紹介した「第2ターミナルから第1ターミナル」は所要時間は約3分ですのであっという間ですが、この順の逆「第1ターミナルから第2ターミナル」の場合は途中で第3ターミナルを経由するので約7分掛かりますので注意して下さい。

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モノレール

運賃が掛かり所要時間もさほど違わないモノレールを利用する事はないとは思いますが、羽田空港第2ターミナル駅⇔羽田空港第1ターミナル駅は乗車時間2分で運賃はIC運賃で157円です。
乗車時間は2分と言っても、到着口からモノレール駅までの歩く時間や待ち時間などを考えるとこの選択はあり得なさそうです。

まとめ

写真付きで道順を紹介しました。
ちょっと写真が多くなってしまいましたが、最低乗り継ぎ時間ギリギリだったり、到着の遅れで際どくなることもあり得ます。
そんな時に迷うなど絶対に許されないですから、頭に入れておきましょう。

個人的ではありますがオススメは徒歩による移動です。
モノレールは有料ですし時間的にもさほど有利にならず選択肢とはなりません。
体力面で考えるとターミナル間無料連絡バスを利用したくなりますが、このバスは後方を除き座席がほとんど排除されている仕様です。
のんびり座って移動しようと考えると裏切られます。
ターミナル間を移動すると言う事は、既に飛行機に搭乗した後ですから、少し脹脛を動かした方が良さそうです。
「そこまで元気じゃないよ」と言う場合でも動く歩道がありますので大丈夫でしょう。
ただこの動く歩道、床面・・・と言えばいいんでしょうか、移動していて人が立つ部分ですが、なぜか結構グニャグニャしていて歩きにくいです。
疲れた足で急いで歩くと足首を捻りかねません(ヒールなど履いていると尚更です)し、立ち止まっていても歩く人が追い越していく際もグニャっと揺れます。

SFC修行僧の目線で考えると改善ではなく改悪に感じてしまう今回の利用ターミナル変更です。
歩く距離の問題ではなく、全てのスターフライヤー運行便が最低乗り継ぎ時間が50分になってしまったのです。
際どくルーティングして1日の獲得PP数を最大化しようとした場合、従来なら成立したルーティングが組めなくなる事が考えられます。

どうにも利用者目線(特に修行僧)の変更とは考えにくく残念としか言いようがありません。
一般利用者からすると混乱を避けることができるのかもしれませんが、それなら第2ターミナルに集約して欲しいものです。

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