先日発表されたANA VALUE TRANSIT28(8月搭乗分)についてPP単価BEST100の記事を上げました。
この記事では更に掘り下げ、各主要空港別でのVALUE TRANSIT8月搭乗分PP単価BEST10を紹介していきます。
バリュートランジットが良くわからないというかたは以下の記事をご覧ください。
当ブログが主要空港としているものは幹線就航空港でかつ札幌(新千歳)・沖縄(那覇)を除いた東京(羽田・成田)・名古屋(中部)・大阪圏3空港(伊丹・関西・神戸)・福岡の各空港をピックアップします。
札幌(新千歳)・沖縄(那覇)に関しては設定便数が豊富な為、それぞれ特集として別記事で扱います。
全国各地のSFC修行僧の皆様の参考になれば幸いです。
東京(羽田・成田)発着
8月搭乗分の東京発着でPP単価10円を切る路線は26路線設定の設定で、前月の設定数と比較して3路線減少となりました。
BEST10では7月と同じく、沖縄(那覇)・宮古・石垣のみであり、距離のある路線に好PP単価の路線が集中しています。
しかも夏の沖縄方面への運賃は高値傾向にある為、PP単価は全体的に悪化しています。
(表中の最安運賃は旅客施設使用料を含みません)
旅客施設使用料はこちらで解説しています。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 石垣 | 沖縄 | 東京(羽田) | 1762 / 994 | 15,300 | 2,246 | 6.81 |
2 | 東京(羽田) | 沖縄 | 石垣 | 477 / 1781 | 15,400 | 2,246 | 6.86 |
3 | 石垣 | 沖縄 | 東京(羽田) | 1764 / 462 | 15,700 | 2,246 | 6.99 |
4 | 東京(羽田) | 沖縄 | 石垣 | 475 / 2449 | 15,700 | 2,246 | 6.99 |
5 | 石垣 | 沖縄 | 東京(羽田) | 1766 / 996 | 16,800 | 2,246 | 7.48 |
6 | 宮古 | 沖縄 | 東京(羽田) | 1722 / 996 | 16,300 | 2,141 | 7.61 |
7 | 東京(羽田) | 沖縄 | 石垣 | 473 / 1777 | 19,900 | 2,246 | 8.86 |
8 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 27 / 1169 | 17,100 | 1,928 | 8.87 |
9 | 東京(羽田) | 大阪(関西) | 沖縄 | 3823 / 1737 | 17,100 | 1,928 | 8.87 |
10 | 東京(羽田) | 沖縄 | 宮古 | 473 / 1727 | 19,100 | 2,141 | 8.92 |
夏休みの期間でPP単価が悪化してるとは言っても、ご覧の通りしっかりとPP単価6円台が登場し、ズラッと並ぶ石垣路線は時間帯もなかなか選び放題、首都圏発着のSFC修行僧にとっては心強い見方と言えます。
東京(成田)発着に関しては残念ながらPP単価上位路線はありませんでした。
名古屋(中部)発着
8月搭乗分の名古屋発着ではPP単価10円を切る路線は7月より3便増加し、この時期としては善戦していますが、15路線とは他の空港と比べるとやや見劣りします。
7月にはランク外だった、北海道方面(函館・中標津)がランクインしたのは興味深いですね。
夏の北海道へ旅行ついでに修行という、ややゆったりした修行スタイルも可能なのではないでしょうか。
(表中の最安運賃は旅客施設使用料を含みません)
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 函館 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4854 / 710 | 13,700 | 1,456 | 9.41 |
2 | 函館 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4858 / 714 | 13,700 | 1,456 | 9.41 |
3 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 函館 | 1109 / 4857 | 14,100 | 1,456 | 9.68 |
4 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 中標津 | 703 / 4883 | 15,400 | 1,588 | 9.70 |
5 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 9,900 | 1,005 | 9.85 |
6 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1200 / 434 | 17,400 | 1,766 | 9.85 |
7 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1202 / 3860 | 17,400 | 1,766 | 9.85 |
8 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1206 / 3160 | 17,400 | 1,766 | 9.85 |
9 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1208 / 3862 | 17,400 | 1,766 | 9.85 |
10 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1212 / 3866 | 17,400 | 1,766 | 9.85 |
11 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1082 / 3868 | 17,400 | 1,766 | 9.85 |
PP単価的には目を見張るような数値ではありませんが、飛行経路でV字的な経路となる函館行きは実距離の割には獲得PPが1,500近くまで伸び、沖縄(那覇)便の獲得PPはいうまでもなく大きな数値です。
単価の面ではパッとしない結果ではありますが、立地的に大きなPPを獲得しづらい名古屋(中部)ですが意外と善戦したと言えます。
大阪圏3空港(伊丹・関西・神戸)発着
大阪圏発着でPP単価10円を切る路線は38路線と前月比プラス2便です。
内訳は伊丹16路線・関西15路線・神戸7路線ありました。
(表中の最安運賃は旅客施設使用料を含みません)
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 大阪(関西) | 沖縄 | 石垣 | 1737 / 2449 | 14,100 | 1,878 | 7.51 |
2 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 石垣 | 767 / 2449 | 14,700 | 1,878 | 7.83 |
3 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 石垣 | 1169 / 1781 | 14,700 | 1,878 | 7.83 |
4 | 石垣 | 沖縄 | 大阪(伊丹) | 1762 / 1168 | 14,900 | 1,878 | 7.93 |
5 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 宮古 | 767 / 1729 | 14,800 | 1,773 | 8.35 |
6 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 3820 / 751 | 9,600 | 1,136 | 8.45 |
7 | 能登 | 東京(羽田) | 大阪(関西) | 748 / 991 | 9,600 | 1,130 | 8.50 |
8 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 能登 | 94 / 747 | 9,600 | 1,130 | 8.50 |
9 | 石垣 | 沖縄 | 大阪(関西) | 1764 / 1734 | 16,000 | 1,878 | 8.52 |
10 | 石垣 | 沖縄 | 大阪(神戸) | 1768 / 2426 | 16,500 | 1,878 | 8.79 |
BEST10を見ると、大阪(神戸)発着は現れず、大阪(伊丹)と大阪(関西)だけであります。
東京発着と比較してPP単価6円台は無いものの、7円台〜8円台は豊富な印象です。
SFC修行に於いて大阪発着は、メジャー空港が3つもあり良好なPP単価の路線数も多く、選択の幅が広いのは相変わらずの特徴です。
その中でもやはり石垣路線が強く、PP単価7.5円かつ獲得PP数も1,900近くと高パフォーマンスを発揮します。
福岡発着
今回、残念な結果になったのは福岡発着です。
PP単価10円を切る路線は主要空港で最小のたった1路線しか設定されていませんでした。
前月の設定数も主要空港では最小でしたが7路線あったので、6路線減少という悪化ぶりは厳しい環境です。
PP単価としては褒められた物ではありませんが、前回には登場しなかった稚内便がランクインしたのが興味深い点です。
(表中の最安運賃は旅客施設使用料を含みません)
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 福岡 | 772 / 3155 | 16,600 | 1,829 | 9.08 |
2 | 福岡 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 3864 / 4837 | 19,800 | 1,882 | 10.52 |
3 | 石垣 | 沖縄 | 福岡 | 1768 / 1212 | 16,800 | 1,575 | 10.67 |
4 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 福岡 | 1108 / 3863 | 20,300 | 1,882 | 10.79 |
5 | 福岡 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 432 / 703 | 20,500 | 1,882 | 10.89 |
6 | 福岡 | 沖縄 | 石垣 | 1207 / 1777 | 17,200 | 1,575 | 10.92 |
7 | 福岡 | 沖縄 | 石垣 | 1203 / 1765 | 17,500 | 1,575 | 11.11 |
8 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 札幌(千歳) | 426 / 779 | 20,400 | 1,829 | 11.15 |
9 | 福岡 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 3858 / 1109 | 21,000 | 1,882 | 11.16 |
10 | 稚内 | 札幌(千歳) | 福岡 | 4842 / 290 | 22,100 | 1,979 | 11.17 |
11 | 福岡 | 札幌(千歳) | 稚内 | 289 / 4843 | 22,100 | 1,979 | 11.17 |
設定便数では残念な感の否めない福岡発着路線で、前月も大阪圏でベストだった伊丹経由の札幌(新千歳)行きの便が何とかPP単価9円台を確保し面目を保ったところです。
この路線は一回の獲得PPもまずまずなのが魅力です。
福岡発着でVALUE TRANSIT修行ではこの路線を軸に組み立てる以外になさそうです。
というか、福岡発着の場合は他空港へスーパーバリュー等の直行便で移動して、その先からバリュートランジット28を組み合わせるべきでしょう。
まとめ
主要空港発着8月搭乗分のVALUE TRANSIT28をみてきましたが、やはりこの時期は厳しいというのが第一感と言えます。
そういう前提ではありますが、前月同様東京(羽田)発着・大阪(伊丹・関西)発着が、それぞれPP単価6円台/7円台とパフォーマンスが良く設定便数も豊富です。
首都圏・大阪圏発着は単純に組み立てることが可能であり、そのさきの更なる組み合わせも期待できます。
一方で、名古屋(中部)発着・福岡発着はPP単価・路線設定数の両面に於いて厳しい印象と言えます。
名古屋(中部)・福岡発着でバリュートランジットだけで考えるのはなかなか厳しい数字と言えます。
直行便で札幌(新千歳)や沖縄(那覇)に向かってからバリュートランジット28を組み立てなければ高パフォーマンスを発揮できそうもありません。
お盆休み・夏休みの期間ということで、わざわざPP単価の良くない路線を使ってまで修行するのは微妙と言え、かつ混雑する空港内やそこまでの交通機関と言った障害も多く、修行に適したシーズンとは断じて言えません。
しかし、こう言った時期にしか時間の都合を取れない人も多いでしょう。
そう言った方々には、帰省のフライトを敢えて遠回りしてPPを稼ぐ道筋が残されています。
帰省だけで場合によっては数万ポイントを稼ぎ出すことができます。
コメント