最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
2022年4月搭乗分のANA VALUE TRANSIT28(2022年3月27日〜4月40日)全国版についてPP単価BEST100の記事を書きました。
本記事では、その4月搭乗分の中から名古屋(中部)発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数を以下の記事でまとめまてあります。
バリュートランジット28の詳細についてはこちらの記事をご覧ください
名古屋(中部)発着
名古屋(中部)発着の設定路線数は52路線(前月比+13)が設定され、PP単価10円を下回る路線は9便(前月比+2)となっており、苦難の時期が続いた名古屋(中部)発着に春が訪れたのでしょうか。
他の主要空港発着と比較すると群を抜いて設定数や優良便数が少なく、設定便数やPP単価10円以下の便が前月比で増えたとは言え、やはりSFC修行に好ましい空港とは言えそうもありません。
羽田・伊丹・那覇のPFCが値上がりし今回からPFC込みの実PP単価も掲載していますが、値上がりを免れた中部空港は元々PFCが高額(成田に次いで2番目の高さ)です。
値上がりした空港とは相対的には価格差が縮まりましたが、だからと言って修行天国に生まれ変わる訳ではありません。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 中標津-札幌(新千歳)-名古屋(中部)の場合は、0円+270円x2+440円=980円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | 実PP単価 | |
1 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 女満別 | 715 / 4867 | 10,500 | 1,543 | 6.80 | 7.44 |
2 | 石垣 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 2442 / 304 | 16,200 | 1,983 | 8.17 | 8.63 |
3 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 2521 / 1781 | 16,200 | 1,983 | 8.17 | 8.63 |
4 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 宮古 | 309 / 1729 | 15,700 | 1,878 | 8.36 | 8.85 |
5 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 中標津 | 703 / 4865 | 13,700 | 1,588 | 8.63 | 9.24 |
6 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 女満別 | 703 / 4865 | 13,700 | 1,543 | 8.88 | 9.51 |
7 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 9,500 | 1,005 | 9.45 | 10.63 |
8 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 函館 | 4835 / 4857 | 14,100 | 1,456 | 9.68 | 10.36 |
9 | 函館 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4854 / 710 | 14,300 | 1,456 | 9.82 | 10.49 |
10 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 釧路 | 703 / 4873 | 18,000 | 1,525 | 11.80 | 12.45 |
11 | 中標津 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4882 / 706 | 19,000 | 1,588 | 11.96 | 12.58 |
12 | 稚内 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4842 / 710 | 19,000 | 1,577 | 12.05 | 12.67 |
13 | 釧路 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4876 / 714 | 19,400 | 1,525 | 12.72 | 13.36 |
14 | 稚内 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4844 / 714 | 20,100 | 1,577 | 12.75 | 13.37 |
15 | 中標津 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4886 / 714 | 20,300 | 1,588 | 12.78 | 13.40 |
16 | 石垣 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 1768 / 306 | 25,400 | 1,983 | 12.81 | 13.27 |
17 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 303 / 2443 | 26,300 | 1,983 | 13.26 | 13.73 |
18 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3159 / 1211 | 23,500 | 1,766 | 13.31 | 13.82 |
19 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3861 / 1205 | 23,500 | 1,766 | 13.31 | 13.82 |
20 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3863 / 1209 | 23,500 | 1,766 | 13.31 | 13.82 |
21 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3867 / 1215 | 23,500 | 1,766 | 13.31 | 13.82 |
22 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3869 / 1217 | 23,500 | 1,766 | 13.31 | 13.82 |
23 | 名古屋(中部) | 熊本 | 沖縄 | 331 / 1867 | 23,500 | 1,703 | 13.80 | 14.20 |
24 | 名古屋(中部) | 鹿児島 | 沖縄 | 351 / 2483 | 23,500 | 1,659 | 14.17 | 14.58 |
25 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 宮古 | 303 / 1723 | 26,700 | 1,878 | 14.22 | 14.71 |
26 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1200 / 3858 | 26,300 | 1,766 | 14.89 | 15.40 |
27 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1206 / 3862 | 26,800 | 1,766 | 15.18 | 15.69 |
28 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1202 / 3160 | 27,100 | 1,766 | 15.35 | 15.86 |
29 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 305 / 1771 | 30,800 | 1,983 | 15.53 | 16.00 |
30 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1210 / 3866 | 27,700 | 1,766 | 15.69 | 16.19 |
BEST30のうち沖縄方面が18便(前月比-3便)・北海道方面が11便(前月比4便)・残りは小松が1便となっていて、方面分布は沖縄方面が減少し北海道方面が増加しました。
方面のバランスは変わりましたが、行き先ラインナップは変化がありません。
名古屋(中部)-札幌(新千歳)-女満別
名古屋(中部)発着1月搭乗分No.1はついに6ヶ月連続となる名古屋(中部)-札幌-女満別です。
このところ悪化傾向が続いていた路線ですが今回のPP単価は下げ止まり改善、6.80円(前月8.62円)と1月以来の6円台に復活しました。
PP単価は改善したものの、復路便が30位以降にも存在しない点は変わらず、他空港では女満別からの復路便がそこそこ上位に出てきて使いやすくなっているにもかかわらず、名古屋(中部)に関しては復路便設定はありませんでした。
せっかく6円台に改善したPP単価ですが往復で組むのは難しく、スーパーバリューを組み合わせるなどしなければ戻って来れないこの路線は相変わらず扱いの難しい路線です。
石垣-沖縄(那覇)-名古屋(中部)
ここも不動の2位、二つ目の紹介も先月同様に石垣-沖縄(那覇)-名古屋(中部)です。
獲得PP数の大きさが名古屋(中部)発着で最大である点や、沖縄(那覇)-石垣間が一部便でソラシド運行になる点でも飽きのこない路線です。
女満別路線と違い2位・3位(同率2位)で往復が組め、その際のパフォーマンスが素晴らしく往復で考えるなら事実上1位と言えます。
獲得PP数の大きさと合わせ、名古屋(中部)発着では定番かつ最重要路線です。
獲得PP数3,966PP・平均PP単価 8.17円は前々回すら上回る改善で、往復組みで8円台前半は名古屋(中部)発着ではまたとないチャンスです。
獲得PP数・往復でのパフォーマンスが揃った素晴らしい路線は名古屋発着では滅多にない事であり、この路線は名古屋発着の絶対王者です。
名古屋(中部)-札幌(新千歳)-函館
1位の女満別が往復を組むことが困難となる中、北海道方面では中標津・釧路などが往復で組めて、その中で往復パフォーマンスが高いのは名古屋(中部)-札幌(新千歳)-函館です。
8位に往路・9位に復路があり往復平均PP単価は9.75円と10円を切り、より上位に往路がある中標津よりも往復では良い結果が出ます。
マップの航路を見ての通り折り返すような形で飛行距離を稼げ、往復での獲得PP数は2,912PPです。
同時期のプレミアム28
名古屋(中部)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
2022年に入ってから徐々に悪化傾向が続いていた名古屋(中部)発着ですが、ここにきて改善傾向が見えたのは一筋の光かもしれません。
このところ連続1位の女満別は相変わらず往復で組むことにテクニックが必要ですが、PP単価が改善されたことで工夫しながら組む面白さが出てきました。
一方で安定の石垣は変わらない魅力で修行僧にアピールしています。
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