GoTo適用で21年SFC修行(大阪-那覇)を考える

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GoTo適用 伊丹-那覇

先週末から大手旅行予約サイトでは、GoToトラベルキャンペーンの改悪が報じられていて少々不安を感じる現状ですが、まだまだ利用可能ではあり、キャンペーン終了は2021年1月31日までとなっています。
2021年SFC修行に活用する場合、21年1月だけがチャンスとなります。
先日の東京(羽田)発着に続き、今回は大阪圏⇔沖縄(那覇)ルートを、キャンペーン適用でPP単価や旅程の組み方の考え方を検証します。

条件

今回検証するに当たっての条件は以下の通り、東京発着と同様です。

  • GoToキャンペーン適用が前提の為、航空券単体での旅程は考慮から外す。
  • 現時点のキャンペーン期間が1月いっぱいなので21年1月の中から旅程を探す。

東京(羽田)発着と同様に、まずはダイナミックパッケージが頭に浮かびます。
ダイナミックパッケージは「往復航空券+ホテル」のパッケージであり、パッケージ全額がキャンペーン対象になります。
しかしこのダイナミックパッケージ、運賃区分が個人包括旅行運賃(運賃8)となるのでマイル/PP積算率が50%になってしまうという隠れた欠点もあります。
そこで、スーパーバリューで往復航空券を手配(GoTo適用外)し、ホテルだけをGoTo適用で組んだ旅程と比較します。

大阪圏発着でも2021年最初の三連休である1月9〜11日のうち、比較的安価に手配できる連休中日の10日に帰還する日程(1月9日〜10日)で検証します。
調べきれてませんが、平日に組むなどすればより安価に実行できるかもしれません。

ANAトラベラーズダイナミックパッケージ

真っ先に考えられるANAトラベラーズダイナミックパッケージから検証します。
(GoToトラベルキャンペーン改悪の中、ANAトラベラーズダイナミックパッケージでは満額で割引可能でしたので、今がチャンスかもしれません)
本記事作成時点(10/12)で沖縄2日間(大阪圏)の最安値は以下の旅程になります。

ANA HPより

大阪圏発着という事で、伊丹・関西・神戸の3空港の中で検証し、3空港の中から最安値が出たのは大阪(伊丹)発着でした。
1月9日の出発便の中で追加料金の掛からない基準便に選定されていたのは、ANA767便の1便のみで、その他の選択肢はありません。

大阪(伊丹)を13:55発のANA767便の機材はワイドボディ機のB787-8(78P)となります。
那覇空港には17:25に到着しホテルに向かいます。
ホテルは東京(羽田)発着と同様に、那覇泊のダイナミックパッケージでは必ずと言って良い程に最安値で登場するHOTEL StoRKを選択します。
SFC修行僧であれば贅沢する場所はホテルではなくプレミアムクラス等の航空券だろうと考え最安値を選択しましたが、ホテル修行も並列で実施する修行僧などはこの限りではなく、その場合は目当ての系列ホテルを選択するべきでしょう。

HOTEL StoRKは電車(ゆいレール)で那覇空港から10駅20分のおもろまち駅から徒歩10分のロケーションで、運賃は300円です。
直接ホテルに向かえば18時過ぎにはチェックイン可能ですが、せっかく那覇に来たのですから、途中の県庁前で途中下車し国際通りをぶらりと観光するのも良いのではないでしょうか。

翌日の復路便ですが、こちらも基準便は1便のみとなっており、11:20発のANA746便ですので、午前中の少しの時間ですが軽く観光も不可能ではありません。
機材は往路と同様の78Pで、大阪(伊丹)到着は13:10で旅程終了となります。

旅費合計 18,100
獲得PP 1,478
宿泊費込みPP単価 12.25

ANAトラベラーズホテル+スーパーバリュー

パッケージ全体の価格にGoToキャンペーンの恩恵を受けた割にはPP単価12.25円となっては、宿泊費込みの週末修行とは言っても厳しいPP単価となっていまいましたので、東京(羽田)発着同様に宿泊別の旅程も検証します。

羽田発着と同様に那覇往復をスーパーバリューで手配し、ANA公式サイトからホテルのみを選択・予約できるANAトラベラーズホテルを利用して宿泊の手配をしてみます。
前記事でも述べましたが、ANAトラベラーズホテルは追加でマイルが付与される(100円当たり1マイル)特典もあります。
修行僧にはそれなりに適していると考えられるので、今回はANAトラベラーズホテルでホテルを手配します。

航空券(スーパーバリュー)

先ほどのダイナミックパッケージで選択した便(往路ANA467便/復路ANA756便)でスーパーバリューを検索すると、やはりスーパーバリューでも最安値ですので、同じ便の往復で見ていきます。

ANA HPより

航空券代は18,360円と先ほどの宿泊費込みのANAトラベラーズダイナミックパッケージより若干費用は上がりましたが、ダイナミックパッケージのマイル50%積算に対しスーパーバリューは75%積算になるので、獲得PP数では明らかな優位となり、PP単価は航空券のみですが8.29円となりました。

ホテル

ダイナミックパッケージで選択したHOTEL StoRKですが、ANAトラベラーズホテルで手配した場合は1月9日チェックインの一泊で2,130円です。

HOTEL_StoRK_20210109-10
ANA HPより

トータル旅費・獲得PP・PP単価

別々に手配した航空券代18,360円とGoTo適用後の宿泊費用2,130円の合計は20,490円になり、ダイナミックパッケージングと全く同内容の旅程で費用合計で2,390円高額になります。
しかし、マイル付与率75%が奏功し、PP単価では逆にこちらが良いという結果になりました。

旅費合計 20,490
獲得PP 2,216
宿泊費込みPP単価 9.25

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おまけ(関西・神戸発着)

最安値は大阪(伊丹)発着でしたが、大阪圏残りの関空と神戸発着はどのくらいの費用だったのか気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
おまけとして結果のみですが関空・神戸発着のバージョンも紹介しておきます。
フライトは上記の大阪(伊丹)発着と同じく、ダイナミックパッケージの基準便と同じフライトを選択し、ホテルは大阪(伊丹)発着と同じHOTEL StoRK(¥2,130)を利用します。

関西発着

ANAトラベラーズダイナミックパッケージ

ANA HPより

旅費合計 22,700
獲得PP 1,478
宿泊費込みPP単価 15.36

ANAトラベラーズホテル+スーパーバリュー

ANA HPより

旅費合計 26,150
獲得PP 2,216
宿泊費込みPP単価 11.80

3,000円以上の価格差を75%のマイル積算は効いて、やはりスーパーバリュー航空券とトラベラーズホテルの組み合わせが強くなります。

神戸発着

ANAトラベラーズダイナミックパッケージ

ANA HPより

旅費合計 21,400
獲得PP 1,478
宿泊費込みPP単価 14.48

ANAトラベラーズホテル+スーパーバリュー

ANA HPより

旅費合計 23,170
獲得PP 2,216
宿泊費込みPP単価 10.46

大阪(神戸)発着では、価格差が少ないので勝負は目に見えています。伊丹・関空発着と同じくダイナミックパッケージに不利な結果が出る傾向は同じ様です。

まとめ

大阪圏発着の各プランのスペックは以下の通りです。

伊丹発着旅費合計獲得PPPP単価
ダイナミックパッケージ¥18,1001,47812.25
スーパーバリュー&トラベラーズホテル¥20,4902,2169.25
関西発着旅費合計獲得PPPP単価
ダイナミックパッケージ¥22,7001,47815.36
スーパーバリュー&トラベラーズホテル¥26,1502,21611.80
神戸発着旅費合計獲得PPPP単価
ダイナミックパッケージ¥21,4001,47814.48
スーパーバリュー&トラベラーズホテル¥23,1702,21610.46

東京(羽田)発着同様にスーパーバリューで航空券を手配しANAトラベラーズホテルでホテルを手配した場合が伊丹・関西・神戸いずれも最良のPP単価を叩き出しました。
しかしながら大阪圏最安の伊丹発着でもPP単価9.25円と思ったほど伸びませんでした。

大阪圏発着の沖縄(那覇)行きだと、大阪(神戸)-沖縄(那覇)ソラシド運行便が激安運賃で有名ですので、神戸便が優良なPP単価を出してくれると想像していたのですが、残念ながら良い結果とはなりませんでした。
大阪圏発着で3連休に修行をという考えで検討しましたが、東京(羽田)発着が良い結果が出たので大阪もと期待したのですが、PP単価としては少し残念な結果になってしまいました。
しかし大阪(伊丹・関西・神戸)の全ての空港でも、ダイナミックパッケージのGoToキャンペーンを適用し割引の恩恵を受けて利用するよりも、ANAトラベラーズホテル+スーパーバリューを利用した方が良い結果となる方族は変わらずで、やはりPP積算率はかなり重要となる事がわかりました。
この結果が大阪圏ベースの修行僧の参考になれば幸いです。

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