ANAの燃油サーチャージ2022年1月31日発券分(実質2021年12月・2022年1月発券分)までが更新されました。
プレスリリースでの発表がなくなり、サーチャージ額以外の部分(原油価格や為替レート等)はJALの発表を元に推測しています。
燃油サーチャージ概況
JALと全く同じ算定期間で算出されているのでこれまで同様のはずで、JALの算定基準や今回の為替レート・シンガポールケロシン価格などは以下の記事で記載しています。
今回のJALの算定では、2021年8月/9月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均価格が1バレル76.85ドル(前回76.67USドル)とほぼ横ばい、その期間の為替レートが1USドル=110.00円(前回1USドル=110.19円)と、こちらも横ばいでした。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は8,454円(前回8,449円)と、前回とほぼ変わらず8,000円基準(8,000以上9,000円未満)が適用されます。
原油価格の上昇と円安の傾向が続いていましたが、ここは嬉しい足踏みで前回と変わらない基準になりました。
8,000円基準が両手を挙げて喜べるほどではありませんが、上昇傾向が止まったのは喜ばしい事と言えます。
各方面の燃油サーチャージ額
各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。
路線 | 前回(10月11月) | 今回(12月/1月) | |
A | 北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア | 11,600円 | 11,600円 |
B | ハワイ・インド・インドネシア | 6,600円 | 6,600円 |
C | タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 5,000円 | 5,000円 |
D | ベトナム・フィリピン・グアム | 3,300円 | 3,300円 |
E | 東アジア(除ウラジオストク・韓国) | 2,800円 | 2,800円 |
F | ウラジオストク・韓国 | 600円 | 600円 |
燃油サーチャージ算出基準
燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
参考値で8,454円ですので以下の表の「8,000円未満」の適用となりました。
(地域)は上表に基づき、燃油価格は2ヶ月平均・単位は円・1人片道の金額です。
燃油価格/地域 | A | B | C | D | E | F |
6,000円未満 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7,000円未満 | 3,900 | 2,200 | 1,700 | 1,100 | 600 | 300 |
8,000円未満 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 400 |
9,000円未満 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
10,000円未満 | 15,400 | 9,400 | 7,200 | 4,400 | 3,900 | 1,100 |
11,000円未満 | 19,300 | 12,100 | 9,400 | 5,500 | 5,000 | 1,700 |
12,000円未満 | 23,100 | 14,900 | 11,600 | 7,200 | 6,100 | 2,200 |
13,000円未満 | 27,500 | 17,600 | 14,300 | 8,800 | 7,700 | 2,800 |
14,000円未満 | 31,900 | 20,400 | 17,100 | 10,500 | 9,400 | 3,300 |
15,000円未満 | 36,300 | 23,100 | 19,800 | 12,100 | 11,000 | 3,900 |
まとめ
先日アップしたJALのサーチャージの記事でも述べましたが、燃油サーチャージが上げ止まっても各国の出入国条件が元に戻らなければ国際線タッチ修行は難しいままです。
JALよりやや短いとは言えANAでは355日前から発券できますが、こちらもJAL同様に修行僧は様子見・隔離期間を受け入れられる旅行者ならアリ、といった状況かもしれません。
今回は8,000円基準が継続しましたが、このところガソリンの市場価格も上昇していて、次回のサーチャージはまた一段と上昇する恐れもあります。
2022年SFC修行に関して言えば、相変わらず国内線を使った修行がメインとなりそうです。
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