JALの燃油サーチャージ10月/11月発券分が発表されました。
前々回発表の6月/7月発券分・前回の8月/9月発券分と変わらず、0円となりました。
これで6ヶ月連続で燃油サーチャージ適用なしになります。
燃油サーチャージ概況
2020年6月/7月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均価格が1バレル42.43USドル(前回25.60USドル)と2倍近くまで上昇しましたが、その期間の為替レートが1USドル=107.18円(前回1USドル=107.65円)と若干ながら円高が進行しました。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は4,548円(前回2,756円)となりました。
これにより、6月発券分から引き続き10月/11月発券分の燃油サーチャージまでが適用なしの継続が決定されました。
各方面の燃油サーチャージ額
各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。
路線 | 前回(8月/9月) | 今回(10月/11月) | |
A | 北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
B | ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
C | タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
D | グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
E | 東アジア(除モンゴル・韓国) | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
F | 韓国・極東ロシア | 適用無し(0円) | 適用無し(0円) |
燃油サーチャージ算出基準
燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
今回は4,548円でしたので以下の表の「6,000円未満」の適用継続となりました。
(地域)は上表に基づき、燃油価格は2ヶ月平均・単位は円・1人片道の金額です。
燃油価格/地域 | A | B | C | D | E | F |
6,000円未満 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7,000円未満 | 3,500 | 2,000 | 1,500 | 1,000 | 500 | 200 |
8,000円未満 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
9,000円未満 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
10,000円未満 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
11,000円未満 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
12,000円未満 | 21,000 | 13,500 | 10,500 | 6,500 | 5,500 | 2,000 |
13,000円未満 | 25,000 | 16,000 | 13,000 | 8,000 | 7,000 | 2,500 |
14,000円未満 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
15,000円未満 | 32,000 | 20,500 | 17,000 | 11,000 | 9,000 | 3,500 |
まとめ
シンガポールケロシンの価格はかなりの上昇を見ましたが、ドル円相場はほぼ同レベルを維持し、サーチャージ徴収の下限である日本円換算6,000円まではまだまだ届かず、徴収無しが継続となりました。
円高をキープし燃油サーチャージが掛からないのなら、JGC修行僧だけでなく韓国やハワイにお買物旅行やノーマルな海外旅行にも絶好の機会と言えます。
ですが、国際線の就航状況は相変わらず悪いまま、各国の検疫や出入国審査でのハードルも異常な状態のままです。
このサーチャージの価格だけで考えると国際線を活用したJGC修行といきたいところですが、日本を含め感染の蔓延状況・各国の隔離措置・欠航の継続などを考えるとまだ海外修行は現実的ではありません。
10月/11月発券分は、JALの航空券発売ルールでは360日前から予約・購入が可能ですから2021年の夏休みから秋の連休辺りの航空券の手配まで可能な時期になります。
そのころの世界の状況が改善していることを多いに期待しつつ来年の搭乗分を発券するのが、今考えられる戦略となりそうです。
2020年に関しては国際線修行は断念し国内修行に集中、国際線活用の修行は来年の楽しみにしておくべきの様です。



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