昨日、2021年のSFC修行のスタートに東京(羽田)発着のプレミアムクラスで元日フライト3選を紹介しました。
今回はその他の主要空港である、札幌(新千歳)・名古屋(中部)・大阪(伊丹・関西・神戸)・福岡・沖縄(那覇)発着のプレミアムクラスを紹介したいと思います。
現時点で予約可能な最優良PP単価かつ、単純往復で日帰りできるルートです。
2021年SFC修行の開幕ダッシュにいかがですか?
全てのルートでの使用機材
今回紹介する路線の使用機材は、前回の記事で扱った東京(羽田)発着と同様、全ての路線でB737-800(738)です。
プレミアムクラスは2-2配列が2列の合計8席の機材で、ご覧の通り窓側席4・通路側席4しかありません。
プレミアムクラスですから幅広の座席・足元の広さなどはやはり素晴らしく、機内での食事や優先搭乗などは感染拡大防止の観点でややサービス内容が変わったとは言え、空港での優先やANAラウンジの利用などは普通席では味わうことのできない体験です。
この機材でプレミアムクラスを狙う場合、希望の座席を確保するのが最大の難関かもしれません。
札幌(新千歳)発着
札幌(新千歳)発着の元日フライトでNo1のPP単価は札幌(新千歳)-大阪(関西)です。
大阪圏の空港は今回紹介する大阪(関西)の他に大阪(伊丹)・大阪(神戸)がありますが、PP単価最優秀は大阪(関西)になります。
以下は2021年1月1日(金)搭乗での予約画面です。
本記事の予約・運賃等は以下全て2020年9月18日時点の情報です。
朝07:30発のANA1710便に搭乗し、2時間20分のフライトで大阪(関西)に到着します。
関空は空港自体が埋め立ての島になっていて、ある程度の接続時間があっても観光に出かけるのは難しく、3時間20分も時間があるとはいえ空港から出るのは難しそうです。
復路は13:40発のANA1713便です。
往路より10分短いフライト時間ですが、プレミアムサービスを楽しむには充分と言えます。
15:30に札幌(新千歳)に到着です。
ちなみに、このANA1713便と同額で16:35発のANA1717便を選択することも可能です。
この場合、接続時間が7時間弱に増やせますから、大阪やその周辺の都市に脚を伸ばすことが可能になります。
このANA1717便の札幌(新千歳)到着は18:25ですので、日帰り大阪観光の様相です。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | 運賃 | PP単価 | |||
1 | 1710 | 738 | 札幌(新千歳) | 07:30 | 大阪(関西) | 09:50 | 2,065 | 666 | 1,165 | SVP | ¥26,210 | 12.69 |
2 | 1713 | 738 | 大阪(関西) | 13:40 | 札幌(新千歳) | 15:30 | 2,065 | 666 | 1,165 | SVP | ¥26,210 | 12.69 |
合計 | 4,130 | 2,330 | ¥52,420 | 12.69 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PLEMIUM |
合計運賃 52,420円
獲得PP 4,130
PP単価 12.69円
名古屋(中部)発着
名古屋(中部)発着のPP単価最良は、名古屋(中部)-札幌(新千歳)です。
また札幌が出てきました。
昨日の羽田発着の記事で紹介した3路線もそうですが、1月1日は北海道方面が良いようです。
以下は2021年1月1日(金)搭乗での予約画面です。
本記事の予約・運賃等は以下全て2020年9月18日時点の情報です。
お正月を自宅でゆっくり過ごしても搭乗可能な11:20発のANA707便で札幌(新千歳)に向かいます。
フライト時間は1時間45分と、大阪(関西)発と比べるとやや短くなりますが、これでもプレミアムクラスのサービスを堪能するのに過不足のない時間です。
復路の最安便は一択しかなく17:05発のANA712便なので接続時間は4時間と、札幌観光に赴こうと思うとやや少ない印象です。
しかし、08:10発のANA701便と09:30発のANA703便も同額手配が可能です。
ANA701便は札幌(新千歳)到着が09:55で接続時間は7時間とたっぷり、ANA703便も11:15到着で5時間弱の接続時間ですから、新千歳空港から札幌市内へのアクセスに慣れている人や、市内の土地勘がある人であれば充分に楽しむことができそうです。
復路は17:05発ANA712便で名古屋(中部)に19:00に到着です。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | 運賃 | PP単価 | |||
1 | 707 | 738 | 名古屋(中部) | 11:20 | 札幌(新千歳) | 13:05 | 1,935 | 614 | 1,074 | SVP | ¥26,210 | 13.55 |
2 | 712 | 738 | 札幌(新千歳) | 17:05 | 名古屋(中部) | 19:00 | 1,935 | 614 | 1,074 | SVP | ¥30,010 | 15.51 |
合計 | 3,870 | 2,148 | ¥56,220 | 14.53 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PLEMIUM |
合計運賃 56,220円
獲得PP 3,870
PP単価 14.53円
大阪(伊丹)発着
大阪発着の場合、最安になるのは伊丹になり、大阪(伊丹)-沖縄(那覇)が有力です。
以下は2021年1月1日(金)搭乗での予約画面です。
本記事の予約・運賃等は以下全て2020年9月18日時点の情報です。
結構朝早めになりますが07:10大阪(伊丹)発のANA1167便で沖縄(那覇)に向かいます。
フライト時間はさすが沖縄、2時間20分もありますから存分にプレミアムクラスのサービスを楽しめます。
沖縄(那覇)到着は09:30で復路接続は35分と短く、完全にタッチ往復になり観光はもってのほかです。
復路は10:05発のANA1168便です。
経路をしっかり追えていないので断言はできませんが、もしかしたら同一機材・同一クルーの恥辱プレーを楽しめるかもしれません。
ジャスト2時間のフライトで、大阪(伊丹)にはその後もう1セット飛びたくなる12:05に到着です。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | 運賃 | PP単価 | |||
1 | 1167 | 738 | 大阪(伊丹) | 07:10 | 沖縄(那覇) | 09:30 | 2,247 | 739 | 1,292 | SVP | ¥28,280 | 12.59 |
2 | 1168 | 738 | 沖縄(那覇) | 10:05 | 大阪(伊丹) | 12:05 | 2,247 | 739 | 1,292 | SVP | ¥28,980 | 12.90 |
合計 | 4,494 | 2,584 | ¥57,260 | 12.74 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PLEMIUM |
合計運賃 57,260円
獲得PP 4,494
PP単価 12.74円
福岡発着
福岡発着では、福岡-名古屋(中部)が最良PP単価でした。
以下は2021年1月1日(金)搭乗での予約画面です。
本記事の予約・運賃等は以下全て2020年9月18日時点の情報です。
往路は07:40発のANA432便と上図の09:10発のANA434便が同額手配が可能です。
名古屋(中部)到着は432便が08:50・434便が10:20です。
両便共にフライト時間が1時間10分なので機内サービスは慌ただしいものになります。
気流の関係などでサービス時間が限定されたりしたら、大急ぎで食事をする事になる可能性があります。
復路にも選択肢があり、19:00発のANA447便と20:00発のANA449が同額手配可能で、福岡到着は447便が20:30・449便が21:35です。
フライト時間は447便が1時間30分・449便が1時間35分となるので、往路のような慌ただしさはやや緩和されます。
名古屋観光などを目論むなら往路432便・復路449便の組み合わせを選択する事で、滞在時間を11時間確保できるので充分と言えます。
上図の組み合わせでも8時間40分ですから過不足は無さそうです。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | 運賃 | PP単価 | |||
1 | 434 | 738 | 福岡 | 09:10 | 名古屋(中部) | 10:20 | 1,335 | 374 | 654 | SVP | ¥17,850 | 13.37 |
2 | 447 | 738 | 名古屋(中部) | 19:00 | 福岡 | 20:30 | 1,335 | 374 | 654 | SVP | ¥17,850 | 13.37 |
合計 | 2,670 | 1,308 | ¥35,700 | 13.37 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PLEMIUM |
合計運賃 35,700円
獲得PP 2,670
PP単価 13.37円
沖縄(那覇)発着
沖縄(那覇)発着の元日フライト最安値は、沖縄(那覇)-東京(成田)です。
以下は2021年1月1日(金)搭乗での予約画面です。
本記事の予約・運賃等は以下全て2020年9月18日時点の情報です。
福岡発着と違い、この沖縄(那覇)-東京(成田)はそもそも1日1往復しか設定がないので、選択肢はありません。
12時ちょうどのANA2158便で成田空港に向かいます。
フライト時間もたっぷりの2時間25分で、成田空港に14:25に到着します。
接続時間の3時間半をどう過ごすか、非常に悩みどころです。
東京まで出るには時間が短く、空港内で過ごすにはやや長い印象です。
復路は17:55発のANA2159便です。
フライト時間はグンと伸び、3時間15分は今回紹介するフライトで最長時間です。
沖縄(那覇)にはすっかり夜の21:10到着です。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | 運賃 | PP単価 | |||
1 | 2158 | 738 | 沖縄(那覇) | 12:00 | 東京(成田) | 14:25 | 2,860 | 984 | 1,722 | SVP | ¥32,470 | 11.35 |
2 | 2159 | 738 | 東京(成田) | 17:55 | 沖縄(那覇) | 21:10 | 2,860 | 984 | 1,722 | SVP | ¥28,270 | 9.88 |
合計 | 5,720 | 3,444 | ¥60,740 | 10.62 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PLEMIUM |
合計運賃 60,740円
獲得PP 5,720
PP単価 10.62円
まとめ
それぞれの路線の運賃・獲得PP・PP単価は以下の通りです。
往復運賃 | 獲得PP | PP単価 | |
札幌(新千歳)-大阪(関西) | ¥52,420 | 4,130 | 12.69 |
名古屋(中部)-札幌(新千歳) | ¥56,220 | 3,870 | 14.53 |
大阪(伊丹)-沖縄(那覇) | ¥57,260 | 4,494 | 12.74 |
福岡-名古屋(中部) | ¥35,700 | 2,670 | 13.37 |
沖縄(那覇)-東京(成田) | ¥60,740 | 5,720 | 10.62 |
1月1日元日という限定的な条件でもやはり沖縄路線は獲得PP数・PP単価の両面で強く、沖縄(那覇)発着ではあわや10円を切ってくる勢いです。
大阪(伊丹)-沖縄(那覇)もやや悪化したとはいえ12円台ですから、沖縄が絡むとPP単価が良いのは変わりません。
沖縄以外の路線は13~14円台と、プレミアムクラスとしては至って普通なPP単価ですが、文中でも触れましたが現地観光に費やせる接続時間がある事が強みと言えます。
逆にいえば沖縄絡みの路線は、那覇-成田では時間の使い方が難しく伊丹-那覇ではタッチ往復になるので、純粋にプレミアムポイントを正月早々稼ぎにいくだけの旅となります。
お正月ですし縁起物としてプレミアムクラスに搭乗し、2021年初日からガッツリとPPを蓄積できるので、のちの修行行程の進捗に余裕が生まれます。
可能であればこの日にもたくさんのフライトをこなして、より大きな獲得PPが欲しいところではありますが、残念ながらここで紹介した便以外では一気に価格が高騰してしまい、PP単価がは目を覆う惨状です。
やはり正月位は単純往復1回に留めておくのが賢明のようです。



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