東京(羽田)発着で、かつ日帰りで北は北海道から南は沖縄まで変化に富んだフライトを楽しめる路線として東京(羽田)–沖縄(那覇)-東京(羽田)-札幌(新千歳)の往復を取り上げます。
この路線、VALUE TRANSIT28(6月搭乗分)の沖縄(那覇)-東京(羽田)-札幌(新千歳)のPP単価は6.93であり、6フライトを1日でこなし日帰りするというある意味において修行の醍醐味を味わえるルートです。
普通席のフライトに於いて1日での獲得PPが8,000PPを越えるのも大きな魅力です。
ルート (OKA-HND-CTS)
今回紹介するこのルートを含め6月搭乗分のバリュートランジット28については以下の記事でまとめてあります。
こちらも併せてご一読ください。
今回のルートは、6月搭乗分東京(羽田)発着VALUE TRANSIT28では最良PP単価、
東京(羽田)-沖縄(那覇)-石垣を往復利用するルートを考えます。
羽田拠点のSFC修行僧にとってこのルートは複数の予約を組み合わせることなく単体で完結できることが強みです。
宿泊を伴わず日帰りすることも可能で、それでいてPP単価6.6円(日帰り)〜7.0円(一泊)で東京(羽田)-石垣の直行便より優れたPP単価を叩き出します。
バリュートランジット28の詳細は以下の記事でまとめてあります。ご一読ください。
フライト構成
行程の始まりは羽田空港AM6時台ですので早起きは必須ではありますが、少しでもゆっくりできた方が望ましいのは明らか。
1レグ目の羽田発は6:10発も同額で選択も可能ですが、そう言った訳で今回は出発時間が遅い方の6:40発を選択しました。
快適な機内環境のB787-8で2時間35分のフライトを楽しんだ後、45分の乗継時間で同じくB787-8で羽田へ折り返します。場合によっては苦行(同一機材・同一クルー)を味わえるかもしれません。
3、4レグ目のフライトは単純に東京(羽田)-札幌(新千歳)の往復になりますが、前回の記事で触れたのと同様に運行会社違いの興味深い経験ができます。
札幌(新千歳)行きはANAのB767-300、東京(羽田)に戻る便は北海道の翼AirDoのB767-300です。
機内サービス等の違いを楽しめるのは、もはや修行初心者ではありません。
ちなみに今回のVALUE TRANSIT発券区間である4、5レグ目の新千歳ー羽田ー那覇は14:55発の新千歳ー神戸ー那覇が選択肢としてあり得るのですが、新千歳での乗継時間が20分(最低乗継時間ギリギリ)になって厳しい上、この区間のPP単価が悪化してしまう為、羽田経由を選択するべきでしょう。
6レグ目の最後に羽田に戻ってくる便も今回は羽田着が早い20:40発を選択しました。
那覇空港での乗継時間が50分ですので夕食を那覇中心部で楽しむには際どく、その場合は1本後の21:05発が同額で手配可能です。1時間15分の乗継時間であれば急ぎ足ではありますが市街地まで出て夕食を楽しむことが可能になります。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | 運賃種別※ | |||
1 | 993 | 78P | 東京(羽田) | 06:40 | 沖縄(那覇) | 09:15 | SV |
2 | 994 | 78P | 沖縄(那覇) | 10:00 | 東京(羽田) | 12:25 | VT |
3 | 65 | 772 | 東京(羽田) | 13:00 | 札幌(新千歳) | 14:35 | |
4 | 4726 | 763 | 札幌(新千歳) | 15:00 | 東京(羽田) | 16:40 | VT |
5 | 1097 | 76P | 東京(羽田) | 17:15 | 沖縄(那覇) | 19:50 | |
6 | 1098 | 76P | 沖縄(那覇) | 20:40 | 東京(羽田) | 23:00 | SV |
※運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT
マイル・プレミアムポイント
出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※ | |
1 | 東京(羽田) | 沖縄(那覇) | 1,476 | 984 | 922 |
2 | 沖縄(那覇) | 東京(羽田) | 1,676 | 984 | 922 |
3 | 東京(羽田) | 札幌(新千歳) | 965 | 510 | 477 |
4 | 札幌(新千歳) | 東京(羽田) | 965 | 510 | 477 |
5 | 東京(羽田) | 沖縄(那覇) | 1,676 | 984 | 922 |
6 | 沖縄(那覇) | 東京(羽田) | 1,476 | 984 | 922 |
合計 | 8,234 | 4,956 | 4,642 |
※付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
この1セットで8,234PPの獲得となります。
日帰りで一気に8,000を超えるPPを得られるのがこの行程の最大の魅力と言えます。
PP倍付キャンペーン期間中の搭乗ですので、この行程を3回繰り返せば24,702PPと、プラチナステータスにリーチが掛かります。
3回繰り返す中1本のフライトを当日アップグレードでプレミアムクラスに搭乗できれば一発解脱とまではいきませんが三発解脱(所要3日)というポテンシャルを秘めたルーティングです。
予約実例
今回は6月中旬の平日水曜日(6/17)でルーティングしました。
以下の予約・運賃等は2020年4月16日時点の情報です。


獲得PP合計8,234ポイント 合計運賃66,760円となり、この行程全体でのPP単価は8.11円となり、残念ながら7円台には届きませんが、日帰りのたった1日で8,000PP以上を獲得できることを考えればまずまずのパフォーマンスと言えます。
6月の搭乗ですのでPP2倍キャンペーンの恩恵でPP単価4.05円という破壊力です。
ただし毎度言っていますがこの時節柄、欠航等も予想されるので慎重な判断が必要です。
まとめ
朝6時台から始まり夜11時台まで飛行機に乗りまくる、SFC修行の醍醐味を大いに味わえる6レグ1セットです。しかも全て普通席ですのでお尻や腰が痛くなるかもしれません。
そうは言っても、安価な普通席に座って1日我慢すれば、日帰りで8,234ポイントを獲得出来るので、家の事情等で宿泊が厳しい人や修行日数をあまりかけられない人に特にオススメです。
VALUE TRANSIT28の中で1セットあたり大量のPP(2,641)を獲得出来るこの路線、那覇ー羽田ー新千歳を利用するのは、南の島の南国の雰囲気と北の大地の雰囲気とを1日の中で体感できるのはなかなか価値のある体験ではないでしょうか。
ところで、直行便の沖縄(那覇)-札幌(新千歳)は3時間半〜4時間程のフライトです。
こちらのフライトも国内線最長路線ということで是非とも体験したい路線ではありますが、この直行便と比較して機材も大型なので乗継便は想像以上に快適な旅程であり、我が日本列島の大きさ・距離を実感できる意味においては有意義なフライトになるでしょう。



コメント