先日発表されたANA VALUE TRANSIT28(9月搭乗分)2022年9月1日〜9月30日から、今回は「クイーンofバリュートランジット」札幌(新千歳)のBEST30を紹介します。
最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
全設定路線のPP単価9月搭乗分BEST100の記事は以下のリンクからどうぞ。
本記事では、9月搭乗分の中から札幌(新千歳)発着BEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数をまとめてあります。
バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP等)についてはこちらの記事をご覧ください。
札幌(新千歳)発着
札幌(新千歳)発着の設定路線数は385路線(前月比-3)が設定され、設定路線数においてダントツの全国ナンバーワン発着地の座は揺るぎません。
PP単価10円を下回る路線は65路線(前月比+16)となり、前回悪い流れは止まり今回ついに上昇の勢いが復活してきました。
6円台0便(±0便)・7円台1便(+1便)・8円台11便(+5便)・9円台53便(+10便)と、7円台が復活した他、中堅どころが手厚くなりました。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 沖縄-大阪(関西)-札幌(千歳)の場合は、240円+440円x2+270円=1,390円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | 実PP単価 | |
1 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 2520 / 4835 | 19,300 | 2,534 | 7.62 | 8.16 |
2 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 774 / 767 | 20,200 | 2,507 | 8.06 | 8.53 |
3 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 沖縄 | 64 / 1095 | 22,600 | 2,641 | 8.56 | 9.03 |
4 | 長崎 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 670 / 4743 | 17,800 | 2,080 | 8.56 | 9.04 |
5 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 鹿児島 | 712 / 2517 | 16,600 | 1,937 | 8.57 | 9.16 |
6 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 福岡 | 772 / 3155 | 15,900 | 1,829 | 8.69 | 9.27 |
7 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 994 / 65 | 23,000 | 2,641 | 8.71 | 9.18 |
8 | 宮崎 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 344 / 715 | 16,600 | 1,879 | 8.83 | 9.45 |
9 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 宮崎 | 4830 / 345 | 16,600 | 1,879 | 8.83 | 9.45 |
10 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 462 / 67 | 23,400 | 2,641 | 8.86 | 9.33 |
11 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 沖縄 | 62 / 475 | 23,500 | 2,641 | 8.90 | 9.37 |
12 | 沖縄 | 大阪(関西) | 札幌(千歳) | 1734 / 1713 | 22,400 | 2,507 | 8.93 | 9.49 |
13 | 宮崎 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 2464 / 4739 | 18,100 | 2,006 | 9.02 | 9.53 |
14 | 北九州 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 3888 / 81 | 17,900 | 1,966 | 9.10 | 9.67 |
15 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 464 / 69 | 24,100 | 2,641 | 9.13 | 9.60 |
16 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 772 / 765 | 23,000 | 2,507 | 9.17 | 9.65 |
17 | 宮崎 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 2462 / 79 | 18,500 | 2,006 | 9.22 | 9.73 |
18 | 熊本 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 2420 / 4743 | 18,800 | 2,017 | 9.32 | 9.82 |
19 | 熊本 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 332 / 707 | 17,600 | 1,883 | 9.35 | 9.96 |
20 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 沖縄 | 4726 / 1097 | 24,900 | 2,641 | 9.43 | 9.90 |
21 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 福岡 | 774 / 425 | 17,300 | 1,829 | 9.46 | 10.04 |
22 | 大分 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 800 / 81 | 18,100 | 1,913 | 9.46 | 9.99 |
23 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 460 / 61 | 25,000 | 2,641 | 9.47 | 9.94 |
24 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 沖縄 | 706 / 309 | 24,000 | 2,534 | 9.47 | 10.02 |
25 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 宮崎 | 50 / 2455 | 19,000 | 2,006 | 9.47 | 9.98 |
26 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 宮崎 | 52 / 605 | 19,000 | 2,006 | 9.47 | 9.98 |
27 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 2422 / 4725 | 25,100 | 2,641 | 9.50 | 9.98 |
28 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 長崎 | 50 / 2433 | 19,800 | 2,080 | 9.52 | 10.00 |
29 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 長崎 | 52 / 663 | 19,800 | 2,080 | 9.52 | 10.00 |
30 | 長崎 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 2434 / 69 | 19,800 | 2,080 | 9.52 | 10.00 |
BEST30の内訳は、沖縄(那覇)が13便(前月比+3)と前回とやや増加、鹿児島は1便(前月比-5)と大きく減らしたものの長崎4便(前月比-1)・熊本2便(前月比+2)・宮崎が6便(前月比+3)と九州方面も変わらず元気です。
沖縄・九州方面以外で頑張っていた山口宇部ランク外の34位に追いやられました。
1位のPP単価は0.9円ほど改善し7円台復活・30位も0.3円程度の改善と、全体的に上向きです。
沖縄(那覇)-名古屋(中部)-札幌(新千歳)
札幌(新千歳)発着の不動の1位は沖縄(那覇)ですが今回は名古屋経由、沖縄(那覇)-名古屋(中部)-札幌(新千歳)が第1位になりました。
経由地違いですが前回(羽田経由)8.56円から7.62円とPP単価を大きく改善し、獲得PP数は107ポイント減少ですが嬉しい7円台の復活です。
往復で組む場合は2位の伊丹経由と組むのが最良のPP単価を出しますが、伊丹経由はさらに27ポイント少ないのは気がかりです。
その組み合わせで往復を組んだ場合、往復平均PP単価は7.84円と、先月の羽田経由8.63円からは大きく改善していて、獲得数の減少を吹き飛ばす魅力です。
獲得PP数は羽田経由5,282PPに対し5,041PPと、減るとは言え一撃5,000超えは満足できるところです。
長崎-東京(羽田)-札幌(新千歳)
活況な沖縄に食い込む形で札幌(新千歳)-東京(羽田)-長崎が4位に入りました。
前回の14位から一気に順位を上げPP単価は8.56円(前回9.57円)と1円ほども改善、一気に魅力ある路線に返り咲きました。
復路は冴えず28位ですがPP単価は9.52円と、前回より改善しているので順位を気にせず往復で能力を発揮します。
往復平均PP単価は9.04円(前回9.57円)とおしくも8円台突入には至りませんが、獲得PP数もそこそこ大きく4,160PPと、悪いことはない路線であります。
ソラシド運行やエアドゥ運行が割り当てられ、SFC修行の中にカジュアルな気楽さもあります。
宮崎-名古屋(中部)-札幌(新千歳)
長崎と比較すると獲得PP数は減りますが宮崎-名古屋(中部)-札幌(新千歳)は往復パフォーマンスで上回ります。
札幌-宮崎では珍しい名古屋経由は獲得PP数では羽田経由に比べ127ポイント少なく、上記の長崎と比べると201ポイントも少ないのですが、往復ともに上位にランクインし往復の性能は高い路線です。
その往復ともにランキング8位・PP単価8.83円(前回9.52円)と大きく改善し、当然ながら往復平均PP単価も8.83円ですから、上記の長崎より優れます。
往復での獲得PP数は3,758PPですから、PP単価を選ぶか獲得数で選ぶか、それぞれの置かれた状況によります。
同時期のプレミアム28
札幌(新千歳)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
9月搭乗分の札幌(新千歳)発着ランキングは前回同様に沖縄と九州方面が占拠し、唯一頑張っていた山口宇部はランク外に追いやられました。
前回同様、福岡が1便ひっそりとランクインしている状況は、今後に期待したい妙な雰囲気を感じます。
7円台が復活し、再び書きが戻りつつある札幌(新千歳)発着は獲得PP数の大きな路線も多く、前回までの夏の大不況から逃れつつある雰囲気は好ましい流れでもあります。
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