先日発表されたANA VALUE TRANSIT28(12月搭乗分)2021年12月1日〜12月31日から、これまで札幌(新千歳)・東京(羽田)・名古屋(中部)・大阪3空港(伊丹・関西・神戸)・福岡・沖縄(那覇)のBEST30を紹介してきました。
これら主要空港発着以外にもPP単価10円以下の優良路線が多くあるので、本記事では非主要空港PP単価BEST30を紹介します。
この「地方空港路線編」も毎月記事を書こうと思っていたのですが、11月はPP単価算出のミスにPP2倍キャンペーンの延長が重なり、すっかり忘れていましたが、今月から気を引き締めて毎月恒例にしていく予定です。
全設定路線のPP単価12月搭乗分BEST100の記事は以下のリンクからどうぞ。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数をまとめてありますので参考にしてください。
バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP等)についてはこちらの記事をご覧ください。
非主要空港発着
非主要空港発着の設定路線数は1068路線が設定されていて、PP単価10円を下回る路線は28路線が設定されています。
PP単価7円台は無く・8円台が9便・9円台が19便と、主要空港と繋ぐ路線は除外しているにもかかわらず、なかなかどうして負けず劣らずの能力と言えます。
特に、PP単価の良い路線が自身の住んでいるエリアから出ているならラッキーです。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 沖縄-東京(羽田)-小松の場合は、120円+290円x2+0円=700円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 岩国 | 東京(羽田) | 小松 | 636 / 755 | 11,400 | 1,401 | 8.14 |
2 | 旭川 | 東京(羽田) | 小松 | 4784 / 755 | 13,000 | 1,580 | 8.23 |
3 | 帯広 | 東京(羽田) | 小松 | 4766 / 755 | 12,500 | 1,505 | 8.31 |
4 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 754 / 2475 | 13,500 | 1,617 | 8.35 |
5 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 2472 / 753 | 13,500 | 1,617 | 8.35 |
6 | 小松 | 東京(羽田) | 北九州 | 756 / 3889 | 12,800 | 1,517 | 8.44 |
7 | 小松 | 東京(羽田) | 北九州 | 758 / 3891 | 12,800 | 1,517 | 8.44 |
8 | 小松 | 東京(羽田) | 北九州 | 754 / 3881 | 13,500 | 1,517 | 8.90 |
9 | 小松 | 東京(羽田) | 北九州 | 752 / 3877 | 13,600 | 1,517 | 8.97 |
10 | 釧路 | 東京(羽田) | 小松 | 742 / 755 | 14,000 | 1,548 | 9.04 |
11 | 広島 | 札幌(千歳) | 函館 | 1271 / 4853 | 15,400 | 1,658 | 9.29 |
12 | 小松 | 東京(羽田) | 旭川 | 752 / 4783 | 15,000 | 1,580 | 9.49 |
13 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 626 / 755 | 15,400 | 1,617 | 9.52 |
14 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 628 / 759 | 15,400 | 1,617 | 9.52 |
15 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 752 / 623 | 15,400 | 1,617 | 9.52 |
16 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 756 / 629 | 15,400 | 1,617 | 9.52 |
17 | 小松 | 東京(羽田) | 佐賀 | 754 / 453 | 15,300 | 1,592 | 9.61 |
18 | 女満別 | 札幌(千歳) | 仙台 | 4862 / 1224 | 11,000 | 1,124 | 9.79 |
19 | 岩国 | 東京(羽田) | 小松 | 632 / 753 | 13,800 | 1,401 | 9.85 |
20 | 岩国 | 東京(羽田) | 小松 | 638 / 759 | 13,800 | 1,401 | 9.85 |
21 | 小松 | 東京(羽田) | 岩国 | 756 / 639 | 13,800 | 1,401 | 9.85 |
22 | 長崎 | 東京(羽田) | 小松 | 666 / 755 | 16,100 | 1,631 | 9.87 |
23 | 小松 | 東京(羽田) | 長崎 | 752 / 2433 | 16,100 | 1,631 | 9.87 |
24 | 小松 | 東京(羽田) | 長崎 | 754 / 2435 | 16,100 | 1,631 | 9.87 |
25 | 小松 | 東京(羽田) | 長崎 | 756 / 669 | 16,100 | 1,631 | 9.87 |
26 | 釧路 | 札幌(千歳) | 広島 | 4876 / 1272 | 17,100 | 1,727 | 9.90 |
27 | 佐賀 | 東京(羽田) | 小松 | 452 / 753 | 15,800 | 1,592 | 9.92 |
28 | 小松 | 東京(羽田) | 佐賀 | 756 / 457 | 15,800 | 1,592 | 9.92 |
29 | 石垣 | 沖縄 | 静岡 | 2442 / 1264 | 20,700 | 2,064 | 10.03 |
30 | 釧路 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 4772 / 2475 | 21,700 | 2,133 | 10.17 |
BEST30のうち、PP単価10円を下回る路線数は28路線の設定となり、地方だからと諦める必要はないことがわかります。
内訳は、鹿児島7便・長崎と北九州がそれぞれ4便・佐賀3便と過半数を九州方面発着が占めていて九州の強さが光ります。
それでも25便かつ上位にズラリと顔を出す小松は、隠れバリュートランジットキングに相応しく、沖縄(那覇)や札幌(新千歳)で無くても十分に戦える迫力です。
金沢や福井にお住まいのSFC修行僧は、実は那覇や札幌に住んでいるのと変わらないレベルの恩恵があります。
岩国-東京(羽田)-小松
非主要空港発着12月搭乗分の第1位は岩国-東京(羽田)-小松です。
PP単価は8.14円で全国ランキングでは73位になります。
単純に往復を組む場合は21位にランクインした小松→岩国を利用し、往復平均PP単価8.99円で手配可能です。
プレミアムポイントは片道1,401ポイントですので往復では2,802ポイントになり、一撃の獲得ポイントではやや物足りないのですが、小松に足を伸ばせばそこからより強力な路線に接続する事ができます。
小松-東京(羽田)-鹿児島
往復で旅程を組む前提ならこちらがベストです。
小松-東京(羽田)-鹿児島は小松発・鹿児島発共にPP単価8.35円で4位タイとなります。
往復平均PP単価も当然変わらず8.35円ですので、使い勝手が良い路線と言えます。
この往復で組んだ場合、東京(羽田)-鹿児島間はソラシド運行になり機内の印象の違いも楽しい組み合わせです。
他にも鹿児島発が13/14位に、小松発が15/16位に設定され、こちらはオールANAの組み合わせです。
それらもPP単価は10円を下回りますので、時間の都合やお好みの運行会社で選択でき柔軟です。
釧路-東京(羽田)-鹿児島
最後は、地方路線間のバリュートランジットBEST30で獲得PP数が最大の釧路-東京(羽田)-鹿児島を紹介します。
日本列島(本土)の最東端から最南端を結ぶ雄大な路線は獲得PP数2,133と強力で、往復4,266は魅力的です。
釧路-羽田間がエアドゥ・鹿児島-羽田間がソラシドで運行され、どちらも使用機材はB737になりますが、機内の雰囲気やサービスに違いがあり楽しめます。
往復で組む場合は鹿児島発が61位と奮わず、往復平均PP単価は10.43円になってしまいます。
ですがこの路線の魅力は獲得PP数の大きさですから、10円台前半であれば納得できるかもしれません。
列島縦断(横断?)のスケールの大きな飛行経路はぜひ陸が見える側の窓側席で楽しみたい路線です。
同時期のプレミアム28
主要空港を含めた全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
主要空港を軸に考えがちなSFC修行ですが、地方空港発着でも勝負になるPP単価の路線・便はそこそこあります。
この12月搭乗分でPP単価10円以下は28便もありますし、最良は8.14円と全国的に見てもなかなか強力で、当ブログで主要空港として扱っている名古屋(中部)や福岡などよりもPP単価が良い場合もあります。
地方だからと諦める必要は全くありません。
ランキングの内訳を見ると小松が圧倒的です。
小松からは主要空港への路線も含め優良路線が多い空港ですから、全国各地から小松へ赴き次の路線に繋げると効果が高そうです。
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