
北海道で唯一の残業フライトが可能な札幌(新千歳)発着の4路線を紹介します。
北の玄関口である新千歳空港は地方ハブ空港としての機能もあるからか、残業可能路線は4路線ありバリエーションに富んでいます。
一般的な会社員をモデルケースとして17時や18時頃に仕事を終えてから空港に向かい、その日のうちにまた戻ってくるスタイルです。
週一度のノー残業デーにサッと空港に向かい1往復をこなして自宅へ戻るなど、夕方以降の時間に余裕のある方にオススメです。
当ブログで勝手に名付けた、残業フライトとはJAL系の修行の中で独自の修行スタイルである回数修行を勤務時間外にこなし、搭乗回数をコツコツ積み重ねます。
残業フライトの概要は上記の記事でまとめましたが、本記事では札幌(新千歳)発着で、利用可能な路線・各地からの空港へのアクセスなどを見ていきます。
他空港からの残業フライトも上記リンクから辿れます。
空港へのアクセス
残業フライト実施の鍵は空港アクセスに掛かる時間です。
札幌(新千歳)空港へのアクセスはバスと鉄道があり、手段の豊富さも残業フライトに挑むにあたり頼もしい限りです。
バス
札幌(新千歳)空港へのバスでのアクセスは、札幌駅から60分、すすきのから75分となっていますが、札幌市内の多くの場所から空港まで行く事が可能です。
場所によっては1時間以内でのアクセスも可能なエリアも多いので、下記の札幌(新千歳)空港のHPで確認してください。
鉄道
札幌(新千歳)空港へ鉄道でのアクセスは、JRが乗り入れており空港直結となっています。
時間は札幌駅から約40分、苫小牧駅から約30分となっています。
新千歳発着残業可能路線
新千歳空港発着で18時以降で往復可能路線は以下の4路線です。

東北地方が3か所と東京(羽田)の合計4か所となっており、流石に遠くまでは行けずに全て東日本内の路線でした。
北海道内に可能な路線があるかと思いきや、道内は全て18時以降では不可能な路線ばかりでした。
それでは、それぞれの路線で具体的な便などをみていきます。
札幌(新千歳)-東京(羽田) CTS-HND
18:00発のJAL522便にて東京(羽田)に向かい、滞在時間は1時間となっており、JAL531便にて札幌(新千歳)に戻る事が可能です。
滞在時間が1時間ありますので、空港内で晩ご飯を済ます事も可能です。
機材は往路復路ともにB767-300(767)ですので、ワイドボディ機となります。
参考となりますが、2021年2月15日(月)の運賃が往路13,560円・復路9,060円ですので往復22,620円です。
この運賃で25往復できれば理論上565,500円でJMBサファイアとなり、FOP単価11.31円相当になります。
獲得FOPは運賃3で766×50=38,300FOPとなり、獲得マイル数は479×50=23,960マイル(JALカードCLUB-A保有時)です。
札幌(新千歳)-青森 CTS-AOJ
19:05発のジェイ・エア運航のJAL2809便にて青森に向かい、わずか30分の滞在の後、復路も同じくジェイ・エア運航のJAL 2810便にて札幌(新千歳)に戻る事が可能です。
滞在時間は30分と短い為、晩ご飯は札幌に戻ってからになりそうです。
機材は往路復路ともにエンブラエル170(E70)となります。
一例として、2021年2月9日(火)の運賃が往路復路ともに7,070円ですので往復14,140円です。
この運賃で25往復できれば理論上353,500円で、FOP単価7.07円相当になります。
獲得FOPは先得(運賃3)で230×50=11,500FOPで、獲得マイル数は144×50=7,200マイル(JALカードCLUB-A保有時)です。
回数修行に必要な条件の一つ”累積15,000FOP以上”に届かない為、これだけではJGCを獲得することは出来ません。
しかし、JALカードを保有してれば初回搭乗FLY ON ポイントボーナスキャンペーン(リンク)があるので5,000FOPが付与され、その場合は運賃3だけで50回搭乗を終えた時点で16,500FOPになり無事に解脱できます。
JGC修行に挑むに当たりJALカードを保有しないとは考えにくいのですがJALカードを発行しない場合は、クラスJやファーストクラスなどの設定の無いジェイ・エア運航便ですので、この路線だけで解脱する為の残る手段は特便割引運賃で搭乗する事になります。
運賃4であれば搭乗一回あたり400FOP増やすことが可能ですので50回の搭乗のうち9回を特便割引運賃で搭乗する事で、合計で15,100FOPとなり、JMBサファイアの条件を満たす事が可能です。
ただし運賃は先程と同一日で18,070円になるので、9×18,070+41×7,070=452,500円に総費用が上昇FOP単価9.05円相当に悪化してしまいますが、それでもFOP単価9円台は、札幌(新千歳)発着としては良いのではないでしょうか。
総費用の上昇の他にもデメリットしか無いので、JGC修行をするならJALカードは絶対に発行すべきです。
札幌(新千歳)-秋田 CTS-AXT
18:45発のJAL2827便にて秋田に向かい、こちらもわずか30分の滞在の後JAL208便にて東京(羽田)に戻る事が可能です。
運行は青森と同様に往路便・復路便ともにジェイ・エア運行となります。
滞在時間は30分と短時間ですので、残念ながら秋田名物を食す暇もなく札幌(新千歳)に帰る事になりそうです。
機材はこちらも青森同様に往復ともにエンブラエル170(E70)となります。
同様に一例を示すと、2021年2月15日(月)の運賃が往路復路同額の8,070円となっていますので往復で16,140円になります。
この運賃で25往復できれば理論上403,500円でJMBサファイアとなり、FOP単価8.07円相当になります。
獲得FOPは運賃3で358×50=17,900FOP、獲得マイル数は224×50=11,200マイル(JALカードCLUB-A保有時)になります。
札幌(新千歳)-仙台 CTS-SDJ
18:40発のJAL2906便にて仙台に向かい、30分の滞在の後JAL2909便にて札幌(新千歳)に戻ってくる事が出来ます。
仙台路線も青森・秋田同様に往復便ジェイ・エア運行となっています。
滞在時間で仙台名物の牛タンで本日の晩ご飯としたいところですが、30分と短い為ここはグッと堪えて、新千歳到着までガマンするしかなさそうです。
機材はやはりジェイ・エア運行となるからでしょうか、またもや往復ともにエンブラエル170(E70)となります。
参考に2021年2月2日(火)の運賃を見ると、往路9,900円・復路8,400円ですので、往復合計18,300円です。
この運賃で25往復できれば理論上457,500円でJMBサファイアとなり、FOP単価9.15円相当になります。
獲得FOPは運賃3で502×50=25,100FOPになり、獲得マイル数は314×50=15,700マイル(JALカードCLUB-A保有時)になります。
上記の時刻表は2020年11月24日時点でのもので、搭乗日によっては出発時刻や到着時刻が変更する場合もありますので、しっかりと確認する事をお勧め致します。
使用機材においても変更がある場合がありますので、ご注意ください。
まとめ
東京(羽田)路線は、他の路線では無い大型機での運行となり、羽田空港での滞在時間が長く、滞在時間に晩ご飯を楽しめる路線となっておりますが、少々運賃が高くなりそうです。
青森路線は、出発時間が19時台と遅い為、空港到着が遅くなってしまう方にはオススメの路線ですが、獲得FOPが少なく15,000に届かず、特便割引運賃で搭乗するか、JALカードを発行するなど少しテクニックが必要です。
秋田路線に関しては、青森路線には及びませんが比較的遅めの出発時間ですし、比較的運賃も安く搭乗可能です。
仙台路線は、フライト時間が長くなりますが、その分獲得マイルも多いので、解脱後の獲得マイルまで考えているのであればアリかもしれません。
新千歳空港発着での残業フライト可能な4路線を紹介しましたが、中には出発時間が遅い便があったり運賃が安い路線もありますので、JALの回数修行をお考えの方はひとつ参考にしてはいかがでしょうか。



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