ANAの燃油サーチャージ6月以降発券分が発表されました。
燃油サーチャージ概況
2020年2月/3月におけるシンガポールケロシンの2ヶ月平均が1バレル50.62USドル、為替レートは1USドル=108.53円。
日本円換算のシンガポールケロシン市況価格は5,494円となりました。
これにより、6月発券分の燃油サーチャージが遂に、というか久しぶりに適用なしとなりました。
各方面の燃油サーチャージ額
各方面の変更前・変更後の日本発着国際線燃油サーチャージ額は以下の通りです。
路線 | 変更前 | 変更後(6月以降) | |
A | 北米(除ハワイ)・欧州・中東・オセアニア | 10,500円 | 適用なし(0円) |
B | ハワイ・インド・インドネシア | 6,000円 | |
C | タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 4,500円 | |
D | ベトナム・フィリピン・グアム | 3,000円 | |
E | 東アジア(除ウラジオストク・韓国) | 2,500円 | |
F | ウラジオストク・韓国 | 500円 |
燃油サーチャージ算出基準
燃油サーチャージは以下の表に基づき決定されます。
今回は5,494円でしたので以下の表の「適用なし」となりました。
燃油価格/地域 | A | B | C | D | E | F |
6,000未満 | 適用なし | |||||
7,000未満 | 3,500 | 2,000 | 1,500 | 1,000 | 500 | 200 |
8,000未満 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
9,000未満 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
10,000未満 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
11,000未満 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
12,000未満 | 21,000 | 13,500 | 10,500 | 6,500 | 5,500 | 2,000 |
13,000未満 | 25,000 | 16,000 | 13,000 | 8,000 | 7,000 | 2,500 |
14,000未満 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
15,000未満 | 33,000 | 21,000 | 18,000 | 11,000 | 10,000 | 3,500 |
※地域は上表に基づきます。燃油価格は2ヶ月平均、単位円、1人片道の金額
まとめ
今回のサーチャージ改定は、平常時であれば大いに喜ばしいことです。
プレミアムポイント2倍のキャンペーン適用期間内でもあるため、海外修行をどんどん進めて行きたい絶好の修行環境と言えます。このような事態でなければ。。。
円高も原油安も全てこの世界的な状況が影を落とした結果でもあります。
PP2倍キャンペーンもそうです。
そもそもの国際線の旅客便は事実上すべて欠航、仮に搭乗できたとして到着国で入国できる確率もほぼゼロです。
すなわち、搭乗する便がないのでゼロ円と言われても、私たちには「良い影響」も「悪い影響」も「搭乗する便」何もないのが実態です。正にSFC修行の冬(しかも極寒)と言えます。
こんな事態でさえなければ嬉々としてSFC修行に邁進したいような各環境ですが、そもそも蔓延しなければキャンペーンは無かったですし、原油価格や為替レートも今のような状況では無かった可能性が高いです。
まさに痛し痒しとしか言いようがありません。
その可能性は日に日に低くなっていますが、6月には収束しているのを祈るばかりです。



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