先日、ANAの冬ダイヤ運賃が発表されました。
当ブログではバリュープレミアム28に注目しPP単価BEST100を掲載しました。
スーパーバリュー普通席(運賃7)よりもプレミアムクラス(運賃2)の方がPP単価が良い路線/便を、これまで札幌(新千歳)発着、沖縄(那覇)発着を紹介してきましたが、今回は福岡発着でプレミアムクラスが有利になる路線/便を紹介します。
福岡発着
冬ダイヤの福岡発着でプレミアム28(運賃2)の方がPP単価が良い便が存在する路線は全13路線中9路線あり、その中で冬ダイヤ通期でPP単価の良い便が設定される路線は8路線あります。
全期間で有利なプレミアムクラスが存在する方面
2020年10月25日〜2021年3月27日の冬ダイヤの期間中、往路または復路に於いてプレミアム28の方が全期間でPP単価が有利になる路線は以下の8路線です。
大阪(伊丹)
福岡⇔大阪(伊丹)は1日7往復の設定のうちプレミアムクラス設定は6往復です。
全期間での最安値は普通席が7,200円〜、獲得PP430ポイント、PP単価16.74円〜です。
対してプレミアムクラスは17,800円〜、獲得PP1,117ポイント、PP単価15.94円〜、0.8円と僅かながら改善となります。
大阪(関西)
福岡⇔大阪(関西)は1日1往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が7,600円〜、獲得PP430ポイント、PP単価17.67円〜です。
対してプレミアムクラスは16,500円〜、獲得PP1,117ポイント、PP単価14.77円〜、3円弱の改善です。
名古屋(中部)
福岡⇔名古屋(中部)は1日9往復の設定のうちプレミアムクラス設定は2往復です。
全期間での最安値は普通席が9,100円〜、獲得PP561ポイント、PP単価16.22円〜。
対してプレミアムクラスは15,300円〜、獲得PP1,335ポイント、PP単価11.46円〜、5円弱改善します。
小松
福岡⇔小松は1日4往復の設定のうちプレミアムクラス設定は2往復です。
全期間での最安値は普通席が14,900円〜、獲得PP585ポイント、PP単価25.47円〜です。
対してプレミアムクラスは22,400円〜、獲得PP1,375ポイント、PP単価16.29円〜、約9円と驚きの改善になります。
対馬
福岡⇔対馬は1日5往復の設定のうちプレミアムクラス設定は3往復です。
全期間での最安値は普通席が8,200円〜、獲得PP121ポイント、PP単価67.77円〜です。
対してプレミアムクラスは12,100円〜、獲得PP602ポイント、PP単価20.10円〜、約47円の改善です。
ここまで差があるとこの路線に搭乗する際はプレミアムクラス一択と言って良さそうです。
五島福江
福岡⇔五島福江は1日3往復の設定のうちプレミアムクラス設定は1往復です。
全期間での最安値は普通席が10,100円〜、獲得PP169ポイント、PP単価59.76円〜です。
対してプレミアムクラスは13,800円〜、獲得PP1,917ポイント、PP単価20.23円〜、約39円改善します。
対馬同様、プレミアムクラス一択と言える差が出ています。
宮崎
福岡⇔宮崎は1日6往復の設定のうちプレミアムクラス設定は1往復です。
全期間での最安値は普通席が4,300円〜、獲得PP196ポイント、PP単価21.94円〜です。
対してプレミアムクラスは10,200円〜、獲得PP727ポイント、PP単価14.03円〜、8円弱の改善です。
石垣
福岡⇔石垣は1日1往復の全便にプレミアムクラス設定があります。
全期間での最安値は普通席が17,900円〜、獲得PP1,105ポイント、PP単価16.20円〜です。
対してプレミアムクラスは29,600円〜、獲得PP2,242ポイント、PP単価13.20円〜、3円の改善です。
その他一部便で有利になる路線
以下の1路線は、一部期間かつ特定の便にプレミアムクラスのPP単価が有利になる路線です。
沖縄(那覇)
福岡⇔沖縄(那覇)は1日9往復(18便)の設定のうちプレミアムクラス設定は8往復(16便)です。
全期間中、最大10便でプレミアムクラスが有利な場合があります。
まとめ
福岡発着の中からプレミアムクラス(運賃2)の方が普通席利用よりもPP単価が良くなる路線・便を紹介しました。
PP単価が良ければ確実に押さえたいプレミアムクラスですが、魅力はPP単価だけではありません。
一度の獲得PPが大きいことは修行日数の削減につながりますし、何より豪華で快適な搭乗体験が味わえます。
福岡発着では対馬・五島福江の改善効果が強烈で、これら路線に搭乗する際はプレミアムクラスにしないと逆に損なほどです。
ただし、PP単価的にはSFC修行向きではありません。
SFC修行に於いては、プレミアムクラスの方がPP単価が良いからと飛びつくのは危険であり、時期や利用便の選択によってはより良好なPP単価が出せる普通席も多数存在します。
PP単価で15円以上となってしまうプレミアムクラスを積極的に選択する意味はほぼなく、家族旅行ついでにPPを積み上げたいなど特殊状況での利用に限られそうです。
一方で、10円を下回るPP単価の路線は積極的に狙うべきであり、間の11円〜14円の単価帯であれば状況に応じてといったさじ加減になりそうですので、覚えておいて損はないと言えます。



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