
最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
2022年10月搭乗分のANA VALUE TRANSIT28(2022年10月1日〜10月29日)全国版についてPP単価BEST100の記事を書きました。
本記事では、その10月搭乗分の中から名古屋(中部)発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数を以下の記事でまとめまてあります。
バリュートランジット28の詳細についてはこちらの記事をご覧ください
名古屋(中部)発着
名古屋(中部)発着の設定路線数は51路線(前月比-6)が設定され2ヶ月連続で6便減少、PP単価10円を下回る路線は6便(前月比±0)と変わりません。
夏の悪夢から他の発着地が徐々に回復している中、名古屋は置き去りにされているようです。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 中標津-札幌(新千歳)-名古屋(中部)の場合は、0円+270円x2+440円=980円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | 実PP単価 | |
1 | 石垣 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 2442 / 304 | 16,600 | 1,983 | 8.37 | 8.84 |
2 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 2521 / 1781 | 16,600 | 1,983 | 8.37 | 8.84 |
3 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 宮古 | 309 / 1729 | 16,200 | 1,878 | 8.63 | 9.12 |
4 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 女満別 | 715 / 4867 | 14,300 | 1,543 | 9.27 | 9.90 |
5 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 9,500 | 1,005 | 9.45 | 10.63 |
6 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 函館 | 4835 / 4857 | 14,500 | 1,456 | 9.96 | 10.63 |
7 | 釧路 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4876 / 714 | 18,400 | 1,525 | 12.07 | 12.71 |
8 | 中標津 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4882 / 706 | 19,600 | 1,588 | 12.34 | 12.96 |
9 | 中標津 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4886 / 714 | 19,600 | 1,588 | 12.34 | 12.96 |
10 | 稚内 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4842 / 710 | 19,600 | 1,577 | 12.43 | 13.05 |
11 | 稚内 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4844 / 714 | 19,600 | 1,577 | 12.43 | 13.05 |
12 | 函館 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4854 / 710 | 19,000 | 1,456 | 13.05 | 13.72 |
13 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 中標津 | 703 / 4883 | 21,000 | 1,588 | 13.22 | 13.84 |
14 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 稚内 | 701 / 4841 | 21,000 | 1,577 | 13.32 | 13.94 |
15 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 女満別 | 703 / 4865 | 21,000 | 1,543 | 13.61 | 14.24 |
16 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 釧路 | 703 / 4873 | 21,000 | 1,525 | 13.77 | 14.41 |
17 | 石垣 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 1768 / 306 | 27,600 | 1,983 | 13.92 | 14.38 |
18 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 函館 | 701 / 4853 | 21,000 | 1,456 | 14.42 | 15.10 |
19 | 帯広 | 東京(羽田) | 名古屋(中部) | 4766 / 85 | 21,700 | 1,478 | 14.68 | 15.48 |
20 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1202 / 3160 | 28,200 | 1,766 | 15.97 | 16.48 |
21 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 305 / 1771 | 32,000 | 1,983 | 16.14 | 16.60 |
22 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 303 / 2443 | 32,100 | 1,983 | 16.19 | 16.65 |
23 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 函館 | 86 / 553 | 21,600 | 1,325 | 16.30 | 17.19 |
24 | 帯広 | 東京(羽田) | 名古屋(中部) | 394 / 553 | 24,500 | 1,478 | 16.58 | 17.37 |
25 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 宮古 | 305 / 1727 | 31,200 | 1,878 | 16.61 | 17.10 |
26 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3159 / 1211 | 29,500 | 1,766 | 16.70 | 17.21 |
27 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3861 / 1205 | 29,500 | 1,766 | 16.70 | 17.21 |
28 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3863 / 1209 | 29,500 | 1,766 | 16.70 | 17.21 |
29 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3867 / 1215 | 29,500 | 1,766 | 16.70 | 17.21 |
30 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3869 / 1217 | 29,500 | 1,766 | 16.70 | 17.21 |
BEST30のうち沖縄方面が13便(前月比-8便)と前月の増加分を全て吐き出し、北海道方面が16便(前月比+1便)・残りは小松が1便となっていて、前回29位タイで37位まであったことで沖縄方面が大量にあったのですが、それがなくなっただけで事実上さほど変化のないランキングです。
PP単価は1位も30位も全く変化はありませんが、中間の便はやや改善しています。
見た目の変化は少なく地味な印象ですが、全体的に改善傾向であることは見てとれます。
石垣-沖縄(那覇)-名古屋(中部)

ここ最近は名古屋発着の首位の座に居続ける石垣-沖縄(那覇)-名古屋(中部)です。
前回とPP単価・順位に全く変化なく、ある意味で安定の路線であります。
前回・前々回と同じく1位・2位(同率1位)で往復が可能で、往復平均PP単価8.37円は名古屋発着としては合格でしょう。
8円台前半で往復可能で、往復獲得PP数も名古屋発着最大の3,966PPと、魅力あふれる路線です。
一部便にソラシド運行が含まれる点も面白さを増大します。
名古屋(中部)-札幌(新千歳)-函館

3位の宮古は復路が冴えず、以降から目立ってくる北海道方面で良さそうなのは名古屋(中部)-札幌(新千歳)-函館です。
単体では4位の女満別が優れていますが函館は往復のパフォーマンスが良く、北海道方面では事実上最良と言えます。
6位の往路に12位の復路を組み合わせ、往復平均PP単価は11.50円(前回11.88円)と改善・獲得PP数は2,912PPで、10円を大きく超えるPP単価と3,000に届かない獲得数はやや物足りないところでありますが、名古屋発着では上々です。
一部便にエアドゥ運航が入ります。
中標津-札幌(新千歳)-名古屋(中部)

函館の獲得PP数ではやや物足りないなら中標津-札幌(新千歳)-名古屋(中部)はどうでしょうか。
往復で3,000PPに満たない函館に対し、こちらはしっかり3,000オーバーです。
この復路が8位(PP単価12.34円)は前月と変わらず、往路は13位と順位は変わりませんがPP単価は14.04円→13.22円と改善、往復平均PP単価も13.19円→12.78円とボチボチではないでしょうか。
獲得PP数は3,176PPで、上記2路線とは異なりオールANA便です。
同時期のプレミアム28
名古屋(中部)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
各発着地で改善の兆候が見られる10月搭乗分ですが、名古屋(中部)発着に関してはまだ雪解けは遠いようです。
PP単価を見ていくと1位も30位も変化がなく落胆するところですが、意外に中間部では改善している便もあり、じっくりランキングを深読みしたいところです。
総設定数・PP単価10円を下回る路線数どちらもパッとしませんが、これが名古屋発着のデフォルトと思い直せば、ランキング中間部分の改善傾向は今後に期待できる前向きな兆候と捉えることができそうです。
大規模旅程を構築する際に重宝する沖縄(那覇)・札幌(新千歳)・小松あたりが冴えないのも使い勝手が悪く心配です。



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