当ブログでは、ANAから毎月発表されるANA VALUE TRANSIT28をPP単価を算出し、全国版BEST100と幹線が就航している主要空港である札幌(新千歳)・東京(羽田)・名古屋(中部)・大阪3空港・福岡・沖縄(那覇)の6空港のBEST30を記事にしています。
ところが、BEST100を眺めていると気付くのは地方空港-地方空港の乗継便も思いの外設定されていて、中にはPP単価10円を下回る路線も少なからず見つかります。
本記事では、3月搭乗分(2021年3月1日〜3月27日)から、地方空港-地方空港のバリュートランジット28の中からPP単価10円以下の路線を紹介します。
全設定路線のPP単価3月搭乗分BEST100の記事は以下のリンクからどうぞ。
また、バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP)についてはこちらの記事をご覧ください
PP単価10円以下の地方-地方路線
3月搭乗分の地方空港間を結ぶバリュートランジット28の中でPP単価10円を下回る路線は以下の17便です。
(表中の最安運賃は旅客施設使用料を含みません)
順位 | 出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 |
84 | 秋田 | 東京(羽田) | 小松 | 402 / 753 | 9,200 | 1,134 | 8.11 |
176 | 函館 | 札幌(千歳) | 岡山 | 4854 / 380 | 14,400 | 1,597 | 9.02 |
192 | 岡山 | 札幌(千歳) | 稚内 | 379 / 4843 | 15,600 | 1,718 | 9.08 |
193 | 稚内 | 札幌(千歳) | 岡山 | 4842 / 380 | 15,600 | 1,718 | 9.08 |
196 | 広島 | 札幌(千歳) | 稚内 | 1271 / 4841 | 16,200 | 1,779 | 9.11 |
197 | 稚内 | 札幌(千歳) | 広島 | 4844 / 1272 | 16,200 | 1,779 | 9.11 |
199 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 700 / 759 | 13,500 | 1,481 | 9.12 |
231 | 釧路 | 札幌(千歳) | 広島 | 4876 / 1272 | 16,100 | 1,727 | 9.32 |
270 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 620 / 753 | 15,400 | 1,617 | 9.52 |
292 | 広島 | 札幌(千歳) | 函館 | 1271 / 4853 | 16,000 | 1,658 | 9.65 |
297 | 石垣 | 沖縄 | 仙台 | 1768 / 1864 | 24,000 | 2,465 | 9.74 |
306 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 692 / 753 | 14,500 | 1,481 | 9.79 |
307 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 756 / 699 | 14,500 | 1,481 | 9.79 |
330 | 小松 | 東京(羽田) | 鳥取 | 754 / 295 | 11,900 | 1,208 | 9.85 |
344 | 仙台 | 沖縄 | 石垣 | 1863 / 1777 | 24,400 | 2,465 | 9.90 |
351 | 佐賀 | 東京(羽田) | 小松 | 452 / 753 | 15,900 | 1,592 | 9.99 |
352 | 佐賀 | 東京(羽田) | 小松 | 982 / 755 | 15,900 | 1,592 | 9.99 |
順位は全国ランキングの順位になります |
経由地に注目すると、東京(羽田)を経由する路線と札幌(新千歳)を経由する路線が大半を占め、沖縄(那覇)経由が少々といった感じです。
幹線就航の主要空港の発着便に強く目を向けていたので気付きませんでしたが、今まで当ブログでは登場しなかった発着地が現れなかなか個性的です。
コロナの影響に因る減便・欠航
大々的に発表した17便ですが地方路線の現状の最大の難点は、コロナによる欠航が特に地方路線に多くなる傾向だと言うことです。
せっかく設定されている乗継便ですが、この記事作成時点(2021/1/12)で3月搭乗分のフライトが怪しい便も多くあります。
現時点ではANAから3月分の欠航・減便は発表されていませんが、予約を取ろうとした際に以下の様な画面が表示される事があります。
この例の様に全く予約を受け付けていない例が多くあります。
そもそもこういった地方路線で、かつ現在の感染状況などからみても満席になる程の予約や需要があるとは想像できず、この表示は「現時点で欠航は決定していないが欠航をするつもり、もしくは予定である」と考えられます。
特に乗継便であるバリュートランジット28の場合、2区間の内どちらか一方が欠航した時点で成り立ちませんから受ける影響は大きくなりがちです。
この路線の場合、第1区間の稚内-札幌(新千歳)は予約可能なものの第2区間の札幌(新千歳)-岡山が満席・空席待ちとなっていて、2区間での販売であるバリュートランジットにも影響が及んでいます。
欠航・減便のリスクが多く、そもそも予約できない時点でSFC修行の行程に組み入れることはできないことは注意を払う必要があります。
それらを踏まえて、現時点で予約可能な路線を以下に紹介します。
山口宇部-東京(羽田)-小松
現時点で上記の17便中、予約が可能な中で最優良PP単価なのがこの山口宇部-東京(羽田)-小松です。
PP単価は9.12円、獲得PPは1,481ポイントとなっており、3月搭乗分の全体のランキングでは199位です。
ちなみに土曜日に最安運賃が出るので、一般的な土日休みの方の方で利用可能な方にはオススメです。
石垣-沖縄(那覇)-仙台
次に紹介するのは石垣-沖縄(那覇)-仙台です。
PP単価は9.74円で獲得PPは2,465ポイントと大きなプレミアムポイントを獲得出来ます。
反対便となる仙台-沖縄(那覇)-石垣もPP単価9.90円ですので、往復で利用すると平均PP単価9.82円で4,930ポイントを獲得出来る路線となります。
しかし日帰りでは往復不可能な旅程ですので、仙台もしくは石垣に宿泊することが必要になります。
小松-東京(羽田)-鳥取
次はSFC修行では、なかなか出現しない路線である小松-東京(羽田)-鳥取です。
飛行ルートは先ほどの山口宇部-東京(羽田)-小松よりもさらに鋭角なV字のルートとなります。
PP単価は9.85円、獲得PPは1,208ポイントと少々少なめですが、SFC修行ではあまり行き先としては出現しない鳥取路線ですので、気分を変えて利用してみたい路線ともいえます。
実はこの路線3月搭乗分で平日/土日問わず殆どの日程で最安運賃となっている為、今回紹介する路線の中では一番利用しやすい路線では無いでしょうか。
佐賀-東京(羽田)-小松
最後は佐賀-東京(羽田)-小松になります。
この路線のPP単価は10円をギリギリ下回る9.99円となっており、獲得PPは1,592ポイントです。
空港使用料などの周辺費用を加味すると、前述の小松-鳥取も含めPP単価は10円を超えるのは残念なところです。
まとめ
今回のVALUE TRANSIT28は通常通りの1ヶ月分ではなく2021年3月1日〜2021年3月27日の設定なのでご注意ください。
3月搭乗分の中で地方路線同士を結ぶバリュートランジット路線の中から、現在の状況下では予約できない便が数多くあり、記事作成時点で予約可能な4路線を紹介しました。
首都圏一都三県に続き関西一府二県が緊急事態宣言と言う状況であり、東西の大都市圏が気楽にSFC修行に挑めなくなりつつある空気感の昨今、地方間を結ぶ路線は(特に、該当地域にお住まいの方に)一筋の光明に思えてきます。
と言いながらも、羽田空港乗継が多い事もあり感染防止策は徹底して挑みたいものです。
どの便もSFC修行ではあまり利用する方は少ない路線ばかりですが、そんな路線でもバリュートランジット28で利用する事でPP単価10円を切る路線は多数あります。



コメント
こんばんは、pp単価はやっぱり目を引きますね。修行僧にとっては、餌のような感じですね。つい、釣られてしましました。
8円台からなら地方空港発着でも充分にやれますよね。
PP単価は確かに飴ですね。