先日の沖縄(那覇)発着12レグ・札幌(新千歳)発着10レグに続いて、セルフホッピング南の島シリーズPart2として今回は鹿児島発着で1日10レグ搭乗可能なルートを紹介します。
セルフホッピングの概要や公式のJALアイランドホッピングとの違いなど、その他のルートの詳細は下記のリンクでまとめてあります。
セルフホッピングは1つの機材を追って搭乗する為に、行き先は複数になりルートも複雑になります。
最低乗継時間は同機材での搭乗を予定しているので問題ないとは思いますが、万が一もありますのでしっかり確認しながら組み合わせていきます。
使用機材、獲得マイルや回数修行でも重要になるFOPについても説明します。
鹿児島発着 南の島セルフホッピングルート
上記のルートを番号通りに追って行くと
鹿児島→徳之島→奄美大島→徳之島→沖永良部→那覇→沖永良部→徳之島→奄美大島→徳之島→鹿児島
になります。
鹿児島発着のセルフホッピングは徳之島が中心となるルートとなっています。
この時刻表は2020年度冬ダイヤの2021年1月6日から2月28日までの時刻表です。
沖縄(那覇)発着の12レグ同様に鹿児島-徳之島の時刻表に1往復のみATRが設定されていたので、その機材の行き先を乗継時間を考えながら追っていくと、赤マルで示した合計10レグのルートを構築することが出来ます。
機材
セルフホッピングは1つの機材を追ってルーティングしている為、今回の旅程で使用する機材は下記の1機種になります。
JAC運行 ATR42-600(AT4)
この旅程で10レグも搭乗するATR42-600は小型のプロペラ機となり、座席配列は2-2の13列で定員48名です。
1列目は飛行機では珍しい後方を向いている座席で、鉄道のボックス席を彷彿とさせる仕様です。
フライト
今回は2021年3月16日を例に見ていきます。
鹿児島07:25発徳之島行きのJAL3791便が今回の旅程のスタートとなります。
1時間20分と長めのフライト時間で、徳之島には08:45に到着します。
30分の乗継時間で次のフライトです。
2レグ目は徳之島を09:15発のJAL3842便で奄美大島に向かいます。
フライト時間は30分の短時間ですので、09:45に奄美大島に到着します。
奄美大島での乗継時間は40分です。
奄美大島を10:25出発するJAL3841便の徳之島行きが3レグ目になります。
フライト時間は先ほど同様に30分ですので、徳之島到着は10:55着となり3レグ目の終了です。
次のフライトまでの乗継時間は30分となっています。
4レグ目は11:25発JAL3716便の徳之島発沖永良部行きです。
30分のフライトで11:55に沖永良部に到着となります。
沖永良部での乗継時間は30分です。
5レグ目は沖永良部を12:25発のJAL 3716便にて沖縄(那覇)に向かいます。
50分のフライトの後、沖縄(那覇)に13:15着となり、ここで半分の5レグが終了となります。
沖縄(那覇)では、この旅程の最長となる1時間10分の乗継時間がありますので、ここで昼食をとって体力を回復できる時間があります。
後半戦スタートとなる6レグ目はJAL3715便の沖永良部行きとなり、沖縄(那覇)を14:25発となります。
フライト時間は55分ですので、沖永良部には15:20着となります。
30分の乗継時間で次の7レグ目になります。
沖永良部を15:50発のJAL3710便が7レグ目となり、行き先は徳之島です。
30分のフライト時間で徳之島には17:20に到着します。
乗継時間は30分となります。
8レグ目はJAL3844便の奄美大島行きです、出発は16:50でフライト時間は30分となります。
奄美大島には17:20に到着し、次のフライトまでの乗継時間は40分です。
9レグ目は奄美大島を18:00発JAL3843便の徳之島行きです。
30分のフライトで18:30に徳之島に到着します。
ここでの乗継時間は30分となっています。
この旅程の最後となる10レグ目は、19:00発JAL3798便の鹿児島行きです。
1時間10分のフライトの後、20:10に鹿児島到着となり10レグ全てが終了となります。
マイル・FOP
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | FOP | 基本区間マイル | 付与マイル※ | 運賃種別 | 運賃 | |||
1 | JAL3791 | AT4 | 鹿児島 | 7:25 | 徳之島 | 8:45 | 444 | 296 | 278 | ウルトラ先得 | ¥11,000 |
2 | JAL3842 | AT4 | 徳之島 | 9:15 | 奄美大島 | 9:45 | 98 | 65 | 61 | ウルトラ先得 | ¥7,000 |
3 | JAL3841 | AT4 | 奄美大島 | 10:25 | 徳之島 | 10:55 | 98 | 65 | 61 | ウルトラ先得 | ¥7,000 |
4 | JAL3711 | AT4 | 徳之島 | 11:25 | 沖永良部 | 11:55 | 46 | 30 | 29 | 乗継割引28 | ¥5,500 |
5 | JAL3716 | AT4 | 沖永良部 | 12:25 | 沖縄(那覇) | 13:15 | 160 | 107 | 100 | 乗継割引28 | ¥10,220 |
6 | JAL3715 | AT4 | 沖縄(那覇) | 14:25 | 沖永良部 | 15:20 | 160 | 107 | 100 | 乗継割引28 | ¥10,220 |
7 | JAL3710 | AT4 | 沖永良部 | 15:50 | 徳之島 | 16:20 | 46 | 30 | 29 | 乗継割引28 | ¥5,500 |
8 | JAL3844 | AT4 | 徳之島 | 16:50 | 奄美大島 | 17:20 | 98 | 65 | 61 | ウルトラ先得 | ¥7,000 |
9 | JAL3843 | AT4 | 奄美大島 | 18:00 | 徳之島 | 18:30 | 98 | 65 | 61 | ウルトラ先得 | ¥7,000 |
10 | JAL3798 | AT4 | 徳之島 | 19:00 | 鹿児島 | 20:10 | 444 | 296 | 278 | ウルトラ先得 | ¥13,300 |
合計 | 1,692 | 1,058 | ¥83,740 | ||||||||
※ 付与マイル数は、JALカードCLUB-A保有・ステータス無しの場合 |
合計運賃 83,740円
獲得FOP 1,692
搭乗回数 10回
今回は2021年3月16日(火)で検証した結果、10レグの合計が83,740円となり、1フライトあたりの平均は8,374円となります。
今回の旅程の中で、4レグと5レグ目の徳之島→沖永良部→沖縄(那覇)とその反対便にあたる6、7レグ目の沖縄(那覇)→沖永良部→徳之島の運賃種別は乗継割引28です。
これは先得よりも乗継割引28の方が安価だった為に選択しています。
乗継割引28は、先得割引・スーパー先得・ウルトラ先得と同じ運賃カテゴリー(運賃3)であり、フライトマイルが75%の運賃カテゴリーです。
羽田・伊丹からこのルートへの接続
他のセルフホッピング同様に、このルートも羽田・伊丹からの接続を試みてみました。
東京(羽田)発着では、朝一番の鹿児島行き(06:25発JAL841便)に搭乗し、鹿児島で奄美大島行き(08:45発JAL3725便)に乗り継ぐことで、この旅程の3レグ目に接続可能で、10レグ目の鹿児島着の後に鹿児島発東京(羽田)行きの最終便(20:40発JAL654便)に接続でき、日帰りでなんと本ルートの10レグを超える11レグの搭乗が可能になります。
大阪(伊丹)発着も、朝一番の便(07:05発JAL2401便)で鹿児島に向かい、鹿児島では羽田発着と同じ奄美大島行きに乗り継ぐ事で3レグ目に接続可能で、7レグ目の後に奄美大島から鹿児島経由で大阪(伊丹)に戻ることが可能(17:40発JAL3734便と19:10発JAL2414便)なので、日帰りで9レグの搭乗が可能です。
(後日詳細をまとめて記事にします)
まとめ
南の島のセルフホッピングPart2として鹿児島発着で10レグ搭乗可能なルートを紹介しました。
札幌(新千歳)発着同様に1日10レグ搭乗可能なこのルートは、鹿児島ベースの修行僧にオススメできるルートとなっています。
それどころか、東京(羽田)発着ではベースとなる本ルートを上回る11レグ、大阪(伊丹)発着でも9レグの搭乗が可能なことが判明しており、東京や大阪在住の方にもオススメ出来るルートとなっています。
フライト時間も乗継時間も短時間で忙しい旅程ですが、これまで紹介してきたセルフホッピングと異なりランチタイムが作れるのも大きな特徴です。
この南の島の青い海を眺めながらの優雅なフライトを体験しては如何でしょうか。
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