先月末に発表されたANA VALUE TRANSIT28(5月搭乗分)2022年5月1日〜5月31日の中から、今回は福岡発着のBEST30の紹介になります。
最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
全設定路線についてはPP単価BEST100の記事がありますので以下の記事をご覧ください。
本記事では、その5月搭乗分の中から福岡発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数を以下の記事でまとめてあります。
バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP等)についてはこちらの記事をご覧ください。
福岡発着
福岡発着の設定路線数は189路線(前月比+8)が設定され、前月とほぼ変わらない設定数となりました。
PP単価10円を下回る路線は3路線(前月比-1)となり、前回に続き上位のPP単価が悪化し寂しい限りの5月搭乗分になりました。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 福岡-名古屋(中部)-札幌(新千歳)の場合は、110円+440円x2+270円=1,260円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | 実PP単価 | |
1 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 福岡 | 772 / 3155 | 16,700 | 1,829 | 9.13 | 9.71 |
2 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 札幌(千歳) | 426 / 779 | 17,500 | 1,829 | 9.57 | 10.15 |
3 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 福岡 | 774 / 425 | 18,000 | 1,829 | 9.84 | 10.42 |
4 | 札幌(千歳) | 大阪(伊丹) | 福岡 | 776 / 427 | 18,800 | 1,829 | 10.28 | 10.86 |
5 | 小松 | 東京(羽田) | 福岡 | 542 / 1635 | 16,400 | 1,566 | 10.47 | 11.02 |
6 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 札幌(千歳) | 420 / 773 | 20,200 | 1,829 | 11.04 | 11.62 |
7 | 小松 | 東京(羽田) | 福岡 | 548 / 1645 | 17,600 | 1,566 | 11.24 | 11.78 |
8 | 小松 | 東京(羽田) | 福岡 | 544 / 1639 | 17,700 | 1,566 | 11.30 | 11.85 |
9 | 福岡 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 3862 / 715 | 21,300 | 1,882 | 11.32 | 11.99 |
10 | 福岡 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 3160 / 4835 | 21,600 | 1,882 | 11.48 | 12.15 |
11 | 福岡 | 東京(羽田) | 女満別 | 256 / 4779 | 25,200 | 2,163 | 11.65 | 12.04 |
12 | 福岡 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 434 / 707 | 22,100 | 1,882 | 11.74 | 12.41 |
13 | 福岡 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 268 / 4743 | 23,700 | 2,015 | 11.76 | 12.32 |
14 | 福岡 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 266 / 4739 | 23,900 | 2,015 | 11.86 | 12.42 |
15 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 青森 | 420 / 1851 | 19,500 | 1,614 | 12.08 | 12.57 |
16 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 青森 | 426 / 1855 | 19,500 | 1,614 | 12.08 | 12.57 |
17 | 青森 | 大阪(伊丹) | 福岡 | 1856 / 429 | 19,500 | 1,614 | 12.08 | 12.57 |
18 | 福岡 | 仙台 | 札幌(千歳) | 3115 / 1229 | 23,400 | 1,899 | 12.32 | 12.76 |
19 | 青森 | 大阪(伊丹) | 福岡 | 1852 / 3155 | 19,900 | 1,614 | 12.33 | 12.82 |
20 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 福岡 | 712 / 449 | 23,500 | 1,882 | 12.49 | 13.16 |
21 | 釧路 | 東京(羽田) | 福岡 | 4772 / 253 | 26,000 | 2,082 | 12.49 | 12.90 |
22 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 新潟 | 420 / 1657 | 16,300 | 1,301 | 12.53 | 13.14 |
23 | 女満別 | 東京(羽田) | 福岡 | 4778 / 263 | 27,200 | 2,163 | 12.58 | 12.97 |
24 | 福岡 | 大阪(伊丹) | 青森 | 3156 / 1853 | 20,300 | 1,614 | 12.58 | 13.07 |
25 | 福岡 | 東京(羽田) | 釧路 | 254 / 4773 | 26,200 | 2,082 | 12.58 | 12.99 |
26 | 釧路 | 東京(羽田) | 福岡 | 742 / 263 | 26,300 | 2,082 | 12.63 | 13.04 |
27 | 福岡 | 仙台 | 札幌(千歳) | 3113 / 1227 | 24,000 | 1,899 | 12.64 | 13.08 |
28 | 福岡 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 250 / 67 | 25,500 | 2,015 | 12.66 | 13.21 |
29 | 福岡 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 252 / 69 | 25,500 | 2,015 | 12.66 | 13.21 |
30 | 福岡 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 264 / 79 | 25,500 | 2,015 | 12.66 | 13.21 |
第1位のPP単価は0.9円近くも悪化し、いよいよ実PP単価10円以下が1便だけとなりました。
30位を見ても同じく0.9円ほど悪化したことで、全体的に下に押し下げられたランキングになってしまいました。
内訳を見ていくと、札幌(新千歳)路線は16便(前月比+1便)と前月とさほど変化がなかった一方、札幌(新千歳)以外の北海道方面路線が5便(前月比-12便)と激減、東北方面は青森のみの5便(前月比+4便)・北陸の雄である小松が3便ランクインしました。
方面分布はほとんど北海道一色の様相です。
札幌(新千歳)-大阪(伊丹)-福岡
4月から連続でNo.1に輝いた札幌(新千歳)-大阪(伊丹)-福岡です。
輝いたと言ってもPP単価は大幅悪化、なんとか実PP単価で10円以下をキープしたに過ぎません。
上で説明した様に全体的に悪化している状況なので仕方ないのですが、バリュートランジットで福岡発着を組むならこの路線でしか10円以下のPP単価は実現できず、唯一無二とも言える存在になっています。
2位の往路と組み合わせた往復での獲得獲得PP数は3,658PPで、平均PP単価は9.35円(前回8.91円)とギリギリ使える路線と言えます。
3位以降にも多数のラインナップがあり、PP単価は悪化するもののフレキシブルに旅程を組めるメリットも健在です。
福岡-大阪(伊丹)-青森
北海道方面だけに偏りがちな福岡発着で異彩を放つ福岡-大阪(伊丹)-青森です。
15位の往路と同価格で実質15位タイ(ランキング上17位)の復路を組み合わせればPP単価12.08円と、そこそこの頑張りを見せています。
札幌(新千歳)路線ほどではないにしても、それなりの数がランクインしているので旅程の柔軟さもあり使いやすそうです。
往復での獲得PP数は3,228PPは、北海道と比べてしまうと物足りません。
福岡-東京(羽田)-女満別
往復の組みにくさで悪名高い女満別ですが福岡-東京(羽田)-女満別が今回は使い勝手が良さそうです。
経由地を札幌(往)・羽田(復)とすることで無理やり組まなければいけなかった前回までとは異なり、往復共に東京(羽田)経由を使えることで獲得PP数が増加し4,326PP、11位(PP単価11.65円)の往路と23位(PP単価12.58円)の復路を組み合わせ、平均PP単価12.09円で往復旅程が組めます。
札幌(新千歳)経由を使わないことで獲得PP数が増加したのは嬉しい反面、前月と比べPP単価が悪化したのは残念です。
同時期のプレミアム28
福岡発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
北海道方面でほぼ埋め尽くされた中に小松・青森が食い込むランキングになりました。
全体的にPP単価の悪化が甚だしく、全く好ましくない状況です。
PP単価10円以下はわずか3便(実PP単価では1便)と涙が出るほど悲しいPP単価のランキングを見ると、福岡発着のSFC修行をバリュートランジットで考える場合、北九州・佐賀・山口宇部あたりも含めて考える必要がありそうです。
その場合、地上移動に掛かる費用も勘案しなければいけませんので慎重な旅程構築が必要です。
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