先日ANA VALUE TRANSIT28(7月搭乗分)2022年7月1日〜7月31日が発表されました。
最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
その(全設定路線)PP単価7月搭乗分BEST100の記事は以下のリンクからどうぞ。
本記事では、その中から影の王者と言える小松発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数をまとめてあります。
バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP等)についてはこちらの記事をご覧ください。
小松発着
小松発着の設定路線数は185路線(前月比-22便)が設定され前回から反転、前々回レベルに戻りました。
PP単価10円を下回る路線は16路線(前月比-12便)とこちらも減少し、全国的な悪化の傾向は小松にも吹き荒れます。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 沖縄-東京(羽田)-小松の場合は、240円+370円x2+0円=980円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | 実PP単価 | |
1 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 996 / 755 | 14,000 | 2,192 | 6.39 | 6.83 |
2 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 700 / 759 | 9,600 | 1,481 | 6.48 | 6.98 |
3 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 754 / 473 | 15,900 | 2,192 | 7.25 | 7.70 |
4 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 692 / 753 | 11,900 | 1,481 | 8.04 | 8.53 |
5 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 756 / 479 | 18,200 | 2,192 | 8.30 | 8.75 |
6 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 756 / 699 | 12,500 | 1,481 | 8.44 | 8.94 |
7 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 96 / 753 | 9,600 | 1,136 | 8.45 | 9.49 |
8 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 990 / 751 | 9,600 | 1,136 | 8.45 | 9.49 |
9 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 752 / 693 | 13,100 | 1,481 | 8.85 | 9.35 |
10 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 754 / 3813 | 13,100 | 1,481 | 8.85 | 9.35 |
11 | 大阪(神戸) | 東京(羽田) | 小松 | 412 / 753 | 10,100 | 1,136 | 8.89 | 9.54 |
12 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 696 / 755 | 13,200 | 1,481 | 8.91 | 9.41 |
13 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 756 / 629 | 15,400 | 1,617 | 9.52 | 9.98 |
14 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 472 / 759 | 21,100 | 2,192 | 9.63 | 10.07 |
15 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 3824 / 755 | 11,000 | 1,136 | 9.68 | 10.72 |
16 | 小松 | 東京(羽田) | 秋田 | 756 / 409 | 11,000 | 1,134 | 9.70 | 10.35 |
17 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 754 / 2475 | 16,400 | 1,617 | 10.14 | 10.60 |
18 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 10,200 | 1,005 | 10.15 | 11.32 |
19 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 16 / 753 | 11,700 | 1,136 | 10.30 | 11.25 |
20 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 752 / 995 | 22,700 | 2,192 | 10.36 | 10.80 |
21 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 30 / 755 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
22 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 36 / 759 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
23 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 752 / 19 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
24 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 754 / 23 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
25 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 756 / 39 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
26 | 長崎 | 東京(羽田) | 小松 | 666 / 755 | 17,000 | 1,631 | 10.42 | 10.88 |
27 | 小松 | 東京(羽田) | 長崎 | 754 / 2435 | 17,000 | 1,631 | 10.42 | 10.88 |
28 | 小松 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 758 / 4739 | 15,800 | 1,481 | 10.67 | 11.35 |
29 | 広島 | 東京(羽田) | 小松 | 678 / 755 | 14,300 | 1,337 | 10.70 | 11.25 |
30 | 岡山 | 東京(羽田) | 小松 | 652 / 753 | 13,400 | 1,250 | 10.72 | 11.31 |
31 | 岡山 | 東京(羽田) | 小松 | 658 / 759 | 13,400 | 1,250 | 10.72 | 11.31 |
32 | 小松 | 東京(羽田) | 岡山 | 752 / 653 | 13,400 | 1,250 | 10.72 | 11.31 |
33 | 小松 | 東京(羽田) | 岡山 | 754 / 655 | 13,400 | 1,250 | 10.72 | 11.31 |
小松発着BEST30は、沖縄(那覇)が5便(前月比-1)・山口宇部が6便(前回比-1)・札幌(新千歳)が1便(前回比±0)と変化が少ない一方で、大阪3空港が10便(前月比+4)と躍進・鹿児島が2便(前回比-4)に秋田が0便(前回比-5)など出入りの激しいランクインです。
鹿児島の減少分は長崎が2便ランクインし、九州方面全体では便数を維持し、目立たないところですが岡山が4便入ってきたところが目新しい点です。
1位のPP単価は0.3円ほど改善し30位は逆に0.5円ほど悪化し間延びしたランキングですが、全国的に悪化傾向の7月搭乗分の中で1位が改善しているのは特筆に値します。
沖縄(那覇)-東京(羽田)-小松
小松発着に於ける不動の1位沖縄(那覇)-東京(羽田)-小松です。
全国的に悪化傾向の7月でPP単価を改善し、相対的な面も合わさり全国ランキングでも3位まで上昇させています。
前回の6月搭乗分で悪化傾向に歯止めがかかり今回は堂々の改善、PP単価は6.39円になりました。
往復も上位路線で組みやすく、1位のこの路線に3位の往路を組み合わせれば往復平均PP単価は6.82円と上々です。
他にも5位20位に往路が、14位に復路があり柔軟性も確保されています。
往復での獲得PP数は4,384PPと満足できるレベルで、悪化傾向が止まり改善に向かうこの路線は今後も注目です。
山口宇部-東京(羽田)-小松
前回「いつかは小松発着の主役の座」と紹介した山口宇部-東京(羽田)-小松は今回も勢いが衰えません。
1便減と那覇同様の変化ですが便数自体は那覇より多く、PP単価に至っては前回の7.77円から大きく改善し6.48円と那覇に肉薄してきました。
順位も6位→2位と大きく伸ばし、沖縄(那覇)と比べると獲得PP数は劣るもののPFCが安いメリットは相変わらず健在で、実PP単価に於ける那覇との差は0.15円でしかありません。
往路は6位(前回9位)にランクインし、、2位/6位で往復で組み平均PP単価は7.46円(前回8.10円)と充分な戦闘力です。
以降にも多数の便が設定され、旅程構築の柔軟さも那覇に引けを取りません。
複合旅程を組むには少々難のある山口宇部ですが、小松発着最強になる直前といったところまできました。
大阪(関西)-東京(羽田)-小松
先月に続き大阪(関西)-東京(羽田)-小松が比較的上位にランクインしています。
九州方面が振るわない中で相対的に存在感を増している大阪ですが、往復で良好なPP単価を維持するためには伊丹・関西・神戸を馬つ使い分ける必要がありそうです。
最良は大阪(関西)からの復路でPP単価は8.45円となかなかで、往路最良は大阪(伊丹)行きのPP単価10.39円(23位)とあまり振るいません。
その最良の組み合わせで往復した場合、往復平均PP単価は9.42円となんとか10円を下回り、往復での獲得PP数は2,272PPと、上記2路線と比べてしまうと心許ない数値です。
この美しいV字飛行経路は乗り継ぎマニアの心をくすぐるものであり、大阪からの優良路線への接続も検討したいところです。
同時期のプレミアム28
沖縄(那覇)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
全国的な悪化傾向の中で小松発着は1位のPP単価が改善するなど善戦しています。
特に、このところ存在感がうなぎ上りな山口宇部が期待大です。
全国的に見ても堂々と胸を張れるPP単価が上位に並び、悪化傾向の全国に対して相対的に輝きを増したとも言えそうです。
主要空港以外では最強の発着地といえる小松空港発着は、全国からも注目の発着地です。
2022年SFC修行では積極的に取り入れたい発着地ではないでしょうか。
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