最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
2022年2月搭乗分のANA VALUE TRANSIT28(2022年2月1日〜2月28日)全国版についてPP単価BEST100の記事を書きました。
本記事では、その2月搭乗分の中から名古屋(中部)発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数を以下の記事でまとめまてあります。
バリュートランジット28の詳細についてはこちらの記事をご覧ください
名古屋(中部)発着
名古屋(中部)発着の設定路線数は39路線(前月比-8)が設定され、そもそも少ない名古屋(中部)発着が苦難の時を迎えております。
PP単価10円を下回る路線は7便(前月比±0)となっており、総設定数が激減する中で優良路線の設定数はなんとか踏ん張りました。
それでも他の主要空港発着と比較するとやはり不遇の名古屋という事実は相変わらずです。
設定便数が少なく、日本列島のほぼ中間地点と言える立地的にもフライトマイルが期待できないなど、中部エリアのSFC修行僧は工夫が必要な点も2022年も引き続き必要そうです。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 中標津-札幌(新千歳)-名古屋(中部)の場合は、0円+270円x2+440円=980円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 女満別 | 715 / 4867 | 11,300 | 1,543 | 7.32 |
2 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 309 / 2449 | 16,200 | 1,983 | 8.17 |
3 | 石垣 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 2442 / 304 | 16,300 | 1,983 | 8.22 |
4 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 函館 | 4835 / 4857 | 12,300 | 1,456 | 8.45 |
5 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 8,500 | 1,005 | 8.46 |
6 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 宮古 | 309 / 1729 | 16,300 | 1,878 | 8.68 |
7 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 釧路 | 707 / 4875 | 14,500 | 1,525 | 9.51 |
8 | 中標津 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4882 / 706 | 17,300 | 1,588 | 10.89 |
9 | 中標津 | 札幌(千歳) | 名古屋(中部) | 4884 / 710 | 17,300 | 1,588 | 10.89 |
10 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 稚内 | 707 / 4843 | 17,300 | 1,577 | 10.97 |
11 | 名古屋(中部) | 札幌(千歳) | 中標津 | 703 / 4883 | 17,600 | 1,588 | 11.08 |
12 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 2502 / 3160 | 25,300 | 1,766 | 14.33 |
13 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3159 / 1211 | 25,300 | 1,766 | 14.33 |
14 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3869 / 1217 | 25,300 | 1,766 | 14.33 |
15 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1200 / 3858 | 26,000 | 1,766 | 14.72 |
16 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3863 / 1209 | 26,500 | 1,766 | 15.01 |
17 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1206 / 3864 | 26,600 | 1,766 | 15.06 |
18 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 305 / 1771 | 30,200 | 1,983 | 15.23 |
19 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1210 / 3866 | 28,000 | 1,766 | 15.86 |
20 | 名古屋(中部) | 熊本 | 沖縄 | 331 / 1867 | 27,100 | 1,703 | 15.91 |
21 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 石垣 | 303 / 2443 | 32,200 | 1,983 | 16.24 |
22 | 石垣 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 1768 / 306 | 32,500 | 1,983 | 16.39 |
23 | 名古屋(中部) | 福岡 | 沖縄 | 3861 / 1207 | 29,400 | 1,766 | 16.65 |
24 | 沖縄 | 福岡 | 名古屋(中部) | 1212 / 3868 | 29,500 | 1,766 | 16.70 |
25 | 名古屋(中部) | 沖縄 | 宮古 | 303 / 1723 | 33,000 | 1,878 | 17.57 |
26 | 宮古 | 沖縄 | 名古屋(中部) | 1728 / 308 | 33,400 | 1,878 | 17.78 |
27 | 名古屋(中部) | 鹿児島 | 沖縄 | 351 / 2483 | 30,700 | 1,659 | 18.51 |
28 | 名古屋(中部) | 長崎 | 対馬 | 371 / 4651 | 21,700 | 1,172 | 18.52 |
29 | 沖縄 | 鹿児島 | 名古屋(中部) | 2484 / 352 | 31,100 | 1,659 | 18.75 |
30 | 沖縄 | 宮崎 | 名古屋(中部) | 2468 / 2510 | 31,100 | 1,640 | 18.96 |
BEST30のうち沖縄方面が20便(前月比+2便)・北海道方面が7便(前月比-4便)・残りは小松と対馬が1便づつとなっていて、方面分布はあまり変化していません。
相変わらず北海道・沖縄方面が強いのは変わりませんが、全体的に前回よりPP単価が悪化傾向なのは気になるところです。
名古屋(中部)-札幌(新千歳)-女満別
名古屋(中部)発着1月搭乗分No.1は4ヶ月連続となる名古屋(中部)-札幌-女満別です。
相変わらずの1位ではあるものの、PP単価は悪化し6.68円から7.32円と7円台に戻ってしまいました。
それでも2位以下は8円台からであることを踏まえると、名古屋(中部)発着では非常に貴重です。
しかしこの路線の問題点は変わらずで、復路便が30位以降にも存在しません。
バラ切りなら札幌経由か東京(羽田)経由で帰ってくる感じになりそうで、または全く違う旅程を組み込む方が面白そうです。
前回まで、羽田経由鹿児島行きや女満別から札幌を片道きっぷで繋ぐ提案をしましたが、2月搭乗分でも工夫が必要なことは変わりません。
セントレアを拠点とし、かつ純粋にPP単価だけを追い求めるスタイルでなければ、この路線を選択するのは難しく、この女満別路線は上級者向けの逸品です。
名古屋(中部)-沖縄(那覇)-石垣
代わり映えしませんが、二つ目の紹介も先月同様に名古屋(中部)-沖縄(那覇)-石垣です。
往復で組む前提なら事実上1位になります。
この路線の最大のメリットは、獲得PP数の大きさが名古屋(中部)発着で最大である点で、PP単価も比較的使いやすいものです。
沖縄(那覇)-石垣間がソラシド運行である点も飽きのこない路線です。
女満別路線と違い往復で組みやすく、その際のパフォーマンス低下が少ないことが、獲得PP数の大きさ以上に重要な要素でもあり、この路線は2位と3位で往復が組めます。
獲得PP数3,966PP・平均PP単価 8.19円(前回から0.2円しか悪化してない)で組み立てることができます。
機材面でのバリエーション・獲得PP数・往復でのパフォーマンス、三拍子揃った素晴らしい路線であり、名古屋発着の2022年修行ではこの路線を軸に組み立てるべきです。
沖縄(那覇)-福岡-名古屋(中部)
特に名古屋(中部)発着の場合、PP単価上位でオススメ3路線を紹介すると代わり映えがなく、それだったらベスト30の表だけで良い事になってしまうので、変わり種を一つ位紹介します。
その変わり種路線とは沖縄(那覇)-福岡-名古屋(中部)なのですが、なのが変わり種かというと、運行会社です。
今回12位/13位で往復が組める便は中部-福岡間がIBEX運行になり、機材的に見てもCRJ-700という、他空港発着ではソラシド運行やエアドゥ運行のB737などは時折目にするのですが、CRJ-700は他では味わえない機材です。
14位/15位の組み合わせの往復では同じく中部-福岡間がスターフライヤー運行になり、ゆとりの空間とシックでクールな内装を楽しめます。
PP単価に見るべきものはありませんが機材や運行会社のバリエーションが豊富で、SFC修行僧として幅広い経験値を積むにはもってこいの路線です。
同時期のプレミアム28
名古屋(中部)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
1月搭乗分は代わり映えの少ない感じでしたが、PP単価は悪くなく名古屋(中部)発着としては嬉しい感じでしたが、今回は代わり映えもさほどせずそう設定数の減りPP単価も悪化傾向と目を覆いたくなるような状況です。
このところ連続1位の女満別は相変わらず往復で組むことにテクニックが必要で、前回は6円台だったが故なんとかモノにしたいとも思えましたが、7円台となるとそこまで深く追求する価値はなく、素直に石垣を選択する方が良さそうです。
今回は運行会社/機材で変わり種を1路線紹介しましたが、実は名古屋(中部)発着はそういう面では豊富で、28位の対馬便ではORC運行が入ったり、ランク外ではORCとスターフライヤーの乗り継ぎがあったりとなかなか興味深く、自分はなんの修行をしているのかわからなくなるような面白さです。
ぜひランキングを参考にしてください。
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