前記事に引き続き先月末に発表され今月1日から予約・発売の始まったバリュートランジット28の6月搭乗分の中から、今回は札幌(新千歳)発の路線から、PP単価・使い勝手等を考慮して厳選した使えるルート3選を紹介します。
今回の3選は定番の沖縄方面行きを敢えて外し、皆さんのSFC修行バリエーション向上になればとの考えで選定してみました。
案外隠れた穴場とも言える札幌ベースのSFC修行僧に限らず、各地域から接続した場合にフライト距離が稼ぎやすい新千歳空港発着です。VALUE TRANSIT28利用型SFC修行のルート策定の一助になれば幸いです。
VALUE TRANSIT の詳細は以下の記事でしっかりまとめてありますので、ご一読ください。
札幌(新千歳)-東京(羽田)-山口宇部 [CTS-HND-UBJ]
6月搭乗分の札幌(新千歳)発VALUE TRANSIT28のPP単価順で第8位の路線、札幌(新千歳)-東京(羽田)-山口宇部 [CTS-HND-UBJ]です。
SFC修行に於いて訪れる機会の少ない山口宇部ですがVALUE TRANSITを活用する事で突如使える路線になります。
このルートは特に月曜日から木曜日の平日が安く、平日中心で活動できる修行僧にオススメと言えます。
レグ | 便名 | 機材 | 出発地 | 到着地 | PP | ||
1 | 62 | 772 | 札幌(新千歳) | 12:30 | 東京(羽田) | 14:05 | 965 |
2 | 749 | 76P | 東京(羽田) | 15:15 | 山口宇部 | 16:55 | 965 |
合計 | 1,930 |
この区間の搭乗で合計1,930PPを獲得できます。
乗継時間も1時間以上あり、初心者にも安心です。
両レグ共に若干古めではありますがワイドボディ機の利用となり、最大クラスとも言えるB777-200は空間も大きくゆとりがあり、そして2レグ目は急上昇が自慢のB767-300です。
両レグともフライト時間は1時間半程度、乗継時間もゆったりですので体力面でみても安心の路線と言えます。
運賃は4月24日調査
運賃は16,050円、PP単価は8.32円を叩き出します。
PP単価8円台前半はさすが札幌(新千歳)発VT28PP単価順位で8位のフライトです。
札幌(新千歳)発の中でもなかなかの優良ルートと言えます。
山口宇部-東京(羽田)-札幌(新千歳) [UBJ-HND-CTS]
上記の便の復路便に当たる 山口宇部-東京(羽田)-札幌(新千歳) [UBJ-HND-CTS]も6月度PP単価全体ランキング74位ですがこれでもなかなかどうして優れた路線と言えます。
レグ | 便名 | 機材 | 出発地 | 到着地 | PP | ||
1 | 700 | 76P | 山口宇部 | 17:40 | 東京(羽田) | 19:15 | 965 |
2 | 79 | 773 | 東京(羽田) | 20:00 | 札幌(新千歳) | 21:35 | 965 |
合計 | 1,930 |
山口宇部17:40発ですので先ほどの便(山口宇部16:55到着)の折り返しとして手配することで、乗継時間45分はやや慌ただしいですが札幌(新千歳)に日帰りが可能という点に於いて非常に重宝する路線です。
同一区間の折返しですから獲得PPは変わりませんが、日帰りで往復すると運賃が高いのが悪影響を及ぼし、PP単価8.68円にはなりました。
それでも日帰りで3,860PPを獲得できるのでこれはこれで優秀なルートです。
札幌(新千歳)発の日帰り往復として利用できつつ、午後からの修行スタートが可能です。
午前中に仕事を片付けてからなど各々のスケジュールに組み入れやすい組み立てになっている事も見過ごせないこの路線のアドバンテージと言えます。
札幌(新千歳)-東京(羽田)-佐賀 [CTS-HND-HSG]
続いて紹介するルートも訪れる機会の少ないある意味マニアックなルート、札幌(新千歳)発6月度PP単価ランキング第12位の札幌(新千歳)-東京(羽田)-佐賀 [CTS-HND-HSG]です。
レグ | 便名 | 機材 | 出発地 | 到着地 | PP | ||
1 | 56 | 773 | 札幌(新千歳) | 10:30 | 東京(羽田) | 12:05 | 965 |
2 | 755 | 32G | 東京(羽田) | 13:15 | 佐賀 | 15:10 | 1,076 |
合計 | 2,041 |
このフライト構成をみてみると32Gという機種コードが目を引きます。
札幌-羽田間は余裕の大型機B777-300で問題ないのですが、羽田-佐賀に使用される32Gとは実は以前に傘下のLCCバニラエアで使用されていた機体、A320-200です。
このLCC仕様A320-200はなかなかの曲者で、座席配列が30列の180席仕様なのです。
外装はANAカラーに再塗装されてはいますが、改修せずくたびれ気味の合皮のシートに極狭なシートピッチと機内環境としてはなかなか厳しいものです。
つちのこジェットと揶揄される三菱スペースジェットの納入遅れに絡む機材繰りの関係で渋々導入されたようですが、この機材は短期間の運用で退役するとも言われてますから、逆に考えれば希少体験とも言えるかもしれません。
運賃は4月24日調査
運賃は17,150円ですのでPP単価は8.40円。札幌(新千歳)発では堂々の12位と、PP単価の面でも積極的に選びたいものです。
佐賀-東京(羽田)-札幌(新千歳) [HSG-HND-CTS]
上記ルートの復路の該当するルートも併せて紹介します。
下記の便を利用すると日帰りが可能になります。
レグ | 便名 | 機材 | 出発地 | 到着地 | PP | ||
1 | 456 | 32G | 佐賀 | 15:50 | 東京(羽田) | 17:30 | 1,076 |
2 | 77 | 772 | 東京(羽田) | 19:00 | 札幌(新千歳) | 20:35 | 965 |
合計 | 2,041 |
そしてこの便の予約例はこちらの18,550円の便になります。
しかし、この路線を最安値で狙うには以下の図の様に¥16,250(PP単価7.96)の12:10佐賀発の便を狙わなければいけませんが、佐賀到着が15:10ですから一泊する必要があります。
一泊を許容できるなら機材面・PP単価面でもこちらがオススメです。
佐賀-羽田間の機材が32GからA321に変わります。プレミアムクラスも配備した機齢の若い機体の搭乗ができます。
座席前にはモニターも設置されていて、往路の32Gとは機体幅は変わりませんが機内環境は雲泥の差です。
往復で乗り比べてみるのも面白い体験と言えます。
札幌(新千歳)-東京(羽田)-鹿児島 [CTS-HND-KOJ]
今月の札幌(新千歳)発VALUE TRANSIT28のPP単価順で堂々の第3位の路線、札幌(新千歳)-東京(羽田)-鹿児島です。
この路線は1日8便も設定されています(名古屋経由も含めると驚愕の1日11便)、その中で最もPP価の良い便が下記の便になります。
レグ | 便名 | 機材 | 出発地 | 到着地 | PP | ||
1 | 62 | 772 | 札幌(新千歳) | 12:30 | 東京(羽田) | 14:05 | 965 |
2 | 2477 | 73L | 東京(羽田) | 15:15 | 鹿児島 | 17:05 | 1,101 |
合計 | 2,066 |
このルートの価格推移をみると火曜日から木曜日の平日が安い為、平日修行僧にオススメのルートです。
ANA運行便とソラシド運行便の双方を乗り比べできるのも面白いポイントです。
札幌から九州最南端の鹿児島県まで脚を伸ばせ、獲得PPも一気に2,000ポイントを超えてくるので新千歳ベースの修行僧には外せない路線なのではないでしょうか。
運賃は4月24日調査
運賃は16,050円、PP単価は7.30円で獲得PPが2,000超えなので、PP単価の面でもかなりの魅力のある路線と言えるでしょう。
鹿児島-東京(羽田)-札幌(新千歳) [KOJ-HND-CTS]
さて、復路便に至っても1日8便の設定があり、最安値を選択する場合では10:50発・11:20発・12:25発の3便が利用可能です。
レグ | 便名 | 機材 | 出発地 | 到着地 | PP | ||
1 | 2474 | 73L | 鹿児島 | 12:25 | 東京(羽田) | 14:05 | 1,101 |
2 | 69 | 772 | 東京(羽田) | 15:00 | 札幌(新千歳) | 16:30 | 965 |
合計 | 2,066 |
最安値のこの便を選択した場合は日帰りは不可能です。
獲得PPも同数・価格も同額ですから、当然ながらPP単価は7.30円です。
PP単価を優先し日帰り不可の便で取り上げましたが、往復共に8便と豊富な設定便がありますので上手く便を選択すれば日帰りが可能になります。
ちなみに以下の図の様に、組み合わせる往路便を7:30新千歳発に変更すれば鹿児島着が11:50となり日帰りが可能になりますが、価格が¥18,250となりPP単価が8.83円に悪化します。
鹿児島で美味しいお酒でも嗜みつつ一泊とするか、PP単価に目を瞑りコンパクトな旅程で修行以外のプライベートな時間への影響を最小化するのか大いに悩みどころではあります。
総括
札幌(新千歳)ベースに限らずSFC修行と言えば沖縄!
みたいな定説が浸透している修行僧界隈ですが、今回は敢えて沖縄方面以外からピックアップしてきました。
沖縄方面を抜きにして札幌から距離が取れる目的地となると自ずと九州・西日本方面となります。
それでもPP単価も悪くなるどころか、全国的に観るとむしろ良好なPP単価の路線が豊富な札幌(新千歳)発VALUE TRANSIT28です。
そして今回選定のこの3路線はPP単価に変化はあるものの全て日帰りが可能なのも重要なポイントです。
これらを踏まえると、VALUE TRANSIT 天国の沖縄に次ぐ優良発券地が札幌(新千歳)と言って間違いありません。
北海道在住でなくとも新千歳への接続は豊富にあります。
今回紹介の3路線は早くても札幌10:30発ですので各地からも充分に間に合う接続ができます。
全国的に利用しやすいルートと思います。
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