[SFC修行]福岡発着オススメ 平均単価3円台(PP2倍)での完全解脱旅程

スポンサーリンク
福岡発着SFC修行完全旅程

あまりのアドバンテージ故にプレミアムポイント2倍キャンペーンの期間中である2021年9月30日までにSFC修行を実施したいと考える方も多いようです。

そんな中、twitterで「今回初めてSFC修行を考えていて、添付の旅程で意見をもらいたい」とのDMを頂きました。
この方の旅程、福岡発着という苦労が絶えない修行ベースにも関わらず5日連続で解脱の計画で、しかもPP単価も3.64円と素晴らしい旅程です。
ありがたいことにこの旅程を皆さんと共有する許可も頂き、かつ珍道中がどんなアドバイスをしたかについてまとめます。

提示いただいた旅程

今回ご提示頂いた旅程は以下のようになっています。

  • PP2倍期間中の金曜日から火曜日までの連続5日間
  • 福岡起点で那覇滞在による、いわゆる「那覇合宿」スタイル
  • 可能な限りPP単価・修行総費用を抑える為、9月搭乗分バリュートランジット28単価ベスト路線を使う

この中で特に印象的な点として、福岡拠点ながら那覇合宿を実施することで、9月搭乗分VT28ベスト1の庄内-東京(羽田)-沖縄(那覇)を大量に登場することです。
いうまでもなく、PP単価の良い路線に集中登場することは修行全体のPP単価悪化を防ぎ、結果として修行総費用を抑えることに成功します。

fuk-oka-isg-oka-hnd
Great Circle Mapper

初日は福岡-沖縄(那覇)-石垣-沖縄(那覇)-東京(羽田)-沖縄(那覇)の合計5レグで、拠点である福岡から合宿地である那覇までVT28を2セット4フライトとスーパーバリュー1フライトを組み合わせた5フライトです。

庄内ー羽田ー那覇
Great Circle Mapper

2日目から4日目はVT28の最優良路線を往復で使って沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内-東京(羽田)-沖縄(那覇)の4レグを3日間繰り返します。

FUK-OKA-HND-SYO
Great Circle Mapper

最終の5日目は2~4日目と同じ旅程をこなしたのち拠点空港の福岡に戻る沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内-東京(羽田)-沖縄(那覇)-福岡の5レグです。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
1 1201 738 福岡 7:20 沖縄(那覇) 8:55 1,005 537 502 VT ¥18,050 11.46
2 1763 738 沖縄(那覇) 9:45 石垣 10:40 570 247 231
3 1766 738 石垣 11:15 沖縄(那覇) 12:20 570 247 231 VT ¥18,330 8.16
4 996 78M 沖縄(那覇) 13:10 東京(羽田) 15:40 1,676 984 922
5 1095 78M 東京(羽田) 16:10 沖縄(那覇) 18:45 1,476 984 922 SV ¥9,310 6.31
那覇泊
6 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
7 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
8 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
9 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
10 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
11 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
12 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
13 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
14 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥16,700 7.58
15 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
16 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥16,500 7.49
17 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
18 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥16,000 7.26
19 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
20 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥16,200 7.35
21 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
22 1216 738 沖縄(那覇) 19:50 福岡 21:40 805 537 502 SV ¥10,930 13.58
合計             23,726   12,310   ¥172,620 7.28
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 172,620
獲得PP 23,72647,452
PP単価 7.28円(3.64円
赤字はプレミアムポイント2倍キャンペーン適用後

バリュートランジット9月搭乗分No.1の庄内-東京(羽田)-沖縄(那覇)とNo.5のその逆行路線をふんだんに利用し、見事なPP単価が達成されています。
さらに、初回搭乗ボーナスPPを踏まえた47,000PPに対して大袈裟にオーバーすることもないように、初日の旅程も工夫されていて、福岡拠点のSFC修行行程の一つの解と言える旅程です。

この旅程の課題は初日4レグ目と5レグ目の間の羽田空港乗継時間が最低乗継時間の35分を下回っている点です。
ちなみにJALでは30分であり、この違いは第2ターミナル(ANA側)にサテライトがあるからだと思われます。
このサテライト-メインターミナルを使った乗継が存在する為、ANAでは35分に設定されていると考えられるのですが、このご時世+両便とも那覇便であることからサテライトを使用するとは考えにくく、大きな声では言えませんし責任も負えませんが不可能ではないのでしょう。
ただ、当ブログも弱小ブログとはいえ万単位のアクセス/月ですので無責任な事は言えません。
ANAの設定条件に合致した便選択をした場合のパターンをお伝えしておきます。

本記事の予約・運賃等は2021年7月12日時点の情報です。

ANA-TIMETABLE-HND-OKA
ANA WEBサイトより

この旅程では第5レグの東京(羽田)-沖縄(那覇)に16:10発の便を選択しています。
この日の最安値ですし5分しかショートしていないので大丈夫そうではありますが、正式な条件を満たすには1本後ろの17:05発を選択しなければいけません。
金額的には1,300円の上昇となりますが、以下に説明する案で1,200円は回復できます。

お宿探しにどうぞ

珍道中からの提言

昨今、提言といえば専門家のような雰囲気ですが、ある意味でVT28の専門家になりつつある珍道中ができる提案としては以下のようになります。

路線毎の癖を見抜く

特に沖縄(那覇)発着VT28の東北・北陸方面は週末が安い路線と平日が安い路線など、それぞれの行先で癖というか特性が異なります。
今回の旅程では沖縄(那覇)-東京(羽田)-庄内は週末が安くなる傾向があり、本日程では土日の旅程に対して月曜日の旅程が8,000円近く上昇しています。

ntq-hnd-oka
Great Circle Mapper

その月曜日に置き換える路線として沖縄(那覇)-東京(羽田)-能登を提案します。
庄内と能登を9月13日(月)で比較した場合以下のようになります。

ANA20210913-OKA-HND-SYO-HND-OKA
ANA WEBサイトより
ANA20210913_OKA-HND-NYQ-HND-OKA
ANA WEBサイトより
路線金額獲得マイル獲得PP獲得PP(2倍時)PP2倍時PP単価
庄内33,200円2,250マイル4,406PP8,812PP3.77円
能登32,000円2,230マイル4,372PP8,744PP3.66円

金額やPP単価で見ると微々たる差ではありますが、3日間同じ旅程を繰り返す苦痛から(やや)解放されます。
機材面では東京(羽田)-庄内がA320(32P)で東京(羽田)-能登がA321(321)と、こちらも微々たる差ですが機内WiFiの有無に違いがあり、その点は人によっては大きいかもしれません。
発着時刻はそこそこ違いがあり、能登を選択した場合は朝の出発時刻が3時間遅くなりゆったりとした朝を過ごせます。
羽田空港乗り継ぎ時間にも違いがあり、庄内便の往路35分(羽田最低乗継時間)に対し能登便を選択すると往復ともに2時間程度になることで、この際ですから羽田第2ターミナルの探索も楽しい思い出になるかもしれません。
全体的にゆったり進行する能登便ですので沖縄(那覇)到着は必然的に遅くなり、夕方18時に到着できる庄内便に対し22時半と夜も深い時間帯の到着となります。

これらを踏まえ改良した全旅程は以下のようになります。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2 運賃 PP単価
1 1201 738 福岡 7:20 沖縄(那覇) 8:55 1,005 537 502 VT ¥18,050 11.46
2 1763 738 沖縄(那覇) 9:45 石垣 10:40 570 247 231
3 1766 738 石垣 11:15 沖縄(那覇) 12:20 570 247 231 VT ¥18,330 8.16
4 996 78M 沖縄(那覇) 13:10 東京(羽田) 15:40 1,676 984 922
5 1095
(1097)
78M
(78M)
東京(羽田) 16:10
(17:05)
沖縄(那覇) 18:45
(19:45)
1,476 984 922 SV ¥9,310
(¥10,610)
6.31
(7.19)
那覇泊
6 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
7 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
8 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
9 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
10 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥13,500 6.13
11 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
12 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥11,800 5.36
13 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
那覇泊
14 462 78P 沖縄(那覇) 11:00 東京(羽田) 13:25 1,676 984 922 VT ¥14,400 6.59
15 749 321 東京(羽田) 15:10 能登 16:05 510 207 193
16 750 321 能登 16:55 東京(羽田) 18:00 510 207 193 VT ¥17,600 8.05
17 479 78P 東京(羽田) 20:00 沖縄(那覇) 22:35 1,676 984 922
那覇泊
18 460 78P 沖縄(那覇) 8:00 東京(羽田) 10:25 1,676 984 922 VT ¥16,000 7.26
19 395 32P 東京(羽田) 11:00 庄内 12:00 527 218 203
20 396 32P 庄内 13:00 東京(羽田) 14:05 527 218 203 VT ¥16,200 7.35
21 469 789 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:15 1,676 984 922
22 1216 738 沖縄(那覇) 19:50 福岡 21:40 805 537 502 SV ¥10,930 13.58
合計             23,692   12,290   ¥171,420
(¥172,720)
7.24
(7.29)
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

4日目を能登便に入れ替えた旅程
合計運賃 171,420
獲得PP 23,69247,384
PP単価 7.24円(3.62円
赤字はプレミアムポイント2倍キャンペーン適用後

4日目を能登便に入れ替えつつ最低乗継を遵守した旅程
合計運賃 172,720
獲得PP 23,69247,384
PP単価 7.29円(3.65円
赤字はプレミアムポイント2倍キャンペーン適用後

この4日目改良版の旅程では総費用で1,200円の削減、PP単価で0.02円の改善です。
前述した通り僅かな差ですが、飽き防止+WiFi搭載機材で安くなるので選択する価値がありそうです。

カッコ内青マーカー表示は最低乗継時間を遵守しつつ4日目を改良したものです。
金額・PP単価では悪化しますが、それもわずか100円の上昇ですから安心代と考えれば良さそうです。

スポンサーリンク

日帰り旅程(福岡発着)

実はこの方、佐賀在住で福岡空港が近く、かつ福岡発着日帰りのPP単価が悪いことからこの旅程にたどり着いたとのことでした。
PP2倍の9月搭乗で改めてルートを検討し後日記事をアップする予定ですが、それまで当ブログで過去に紹介した福岡発着日帰り旅程も参考にしていただければと思います。

まとめ

今回ご相談いただいた旅程は完成度が高く、このまま実施しても素晴らしい結果を得られるように思います。
PP2倍だからこそではあるものの、福岡拠点でこのPP単価であれば連続5日間という難易度を除き完璧に近い旅程であります。
今回相談頂いた方は初めてのSFC修行とのことであり、せっかくならこの機会にいろいろな機材や空港を体験してみるのも良いのではないかと能登便を提案しました。
もしかしたら短時間の乗継に慣れていない事もあるかもしれませんので、羽田での最低乗継時間を遵守したバージョンも提案しておきます。

本記事ではご提案頂いたオリジナルを含め3バージョンの組み合わせになりました。
オリジナル旅程の「取り憑かれたように同じ路線/便に繰り返し搭乗する」のもある種SFC修行の醍醐味と言えますし、いろいろな機材を楽しみながら色々な場所に行くのも醍醐味の一つです。
さらに、自己責任とはなりますが際どい乗継時間で円滑に乗り継ぐ事は修行上級者への登竜門かもしれません。
が、繰り返しになりますが当ブログでは責任は負えませんし、万が一乗継に失敗した場合は後ろの旅程に重大な悪影響を及ぼしますし、こういった詰め込み型の旅程の場合で最悪の場合は旅程が崩壊します。
そのリスクと金額面のアドバンテージを比較して旅程を検討していただけたら幸いです。

今回、旅程のシェアに快く協力していただいた相談者様、ありがとうございました。
福岡発着SFC修行という、なかなか難しい旅程に一石を投じる素晴らしい旅程を共有できたと思います。
また、今後も様々な発着地からの旅程構築を記事にしたいと思いますので、みなさん遠慮なくリクエストしてください。

↓他の方のSFC/JGC修行・マイレージ関連ブログも参考になります↓
にほんブログ村 小遣いブログ マイレージへ

コメント