今まで東京(羽田)、名古屋(中部)、大阪圏と紹介してきた最短プラチナ獲得を狙うプレミアムクラス乗りまくりのプランですが、今回は福岡発着を紹介します。
バラしても利用可能なプランの方が圧倒的に使い勝手が良いので、今回も毎度自宅に帰還できる日帰りルートを連続日程で検証し、何日間で達成できるかを考えます。
ベースルート 福岡-沖縄(那覇)
福岡発着の日帰りプレミアムクラス修行を考える場合、飛距離があるのにプレミアム28の設定が無い東京(羽田)・札幌(新千歳)が使いにくく、日帰りできつつ便数の豊富な路線となると沖縄(那覇)の一択になりそうです。
福岡発着のプレミアムクラスでPP単価、獲得PP共に優秀なこの福岡-沖縄(那覇)、便数もプレミアムクラス 設定便が1日8往復と多く使い勝手の良い路線です。
下記の表は搭乗が2020年10月21日の場合の時刻で、上に載せた時刻表とは時刻・機材などに若干違いがあります。
往路は始発便のANA1201便07:05福岡発の08:40沖縄(那覇)着B737-800(738)
復路は最終便のANA1216便19:40発沖縄(那覇)発の21:30福岡着(738)
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | |||
往路 | 1201 | 738 | 福岡 | 07:05 | 沖縄(那覇) | 08:40 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
復路 | 1216 | 738 | 沖縄(那覇) | 19:40 | 福岡 | 21:30 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
この往復旅程の間(最低乗継時間を考慮した)09:10から19:10までの10時間の中で色々なパターンで搭乗し、優良PP単価と最短日数を狙います。
[プランA] 福岡-沖縄(那覇)2往復+沖縄(那覇)-石垣
沖縄(那覇)滞在の10時間の間に福岡往復と石垣往復を組み入れてみます。
ベースルート往路の第1レグで那覇入りした後に福岡に折り返し、また那覇に戻ってきて、その後に石垣往復を済ませて、ベースルートの復路(第6レグ)で福岡に帰る形です。
福岡-沖縄(那覇)-福岡-沖縄(那覇)-石垣-沖縄(那覇)-福岡
下記の表は搭乗が2020年10月21日の場合の時刻で、上に載せた時刻表とは時刻・機材などに若干違いがあります。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | |||
1 | 1201 | 738 | 福岡 | 07:05 | 沖縄(那覇) | 08:40 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
2 | 1202 | 738 | 沖縄(那覇) | 09:30 | 福岡 | 11:15 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
3 | 1207 | 738 | 福岡 | 12:55 | 沖縄(那覇) | 14:45 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
4 | 1777 | 738 | 沖縄(那覇) | 16:15 | 石垣 | 17:15 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
5 | 1780 | 738 | 石垣 | 17:50 | 沖縄(那覇) | 18:50 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
6 | 1216 | 738 | 沖縄(那覇) | 19:40 | 福岡 | 21:30 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
合計 | 9,002 | 4,122 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PREMIUM |
ベースルート往路の第1レグで沖縄(那覇)に到着後50分の接続時間を経て、第2レグは09:30発のANA1202便にて福岡にとんぼ返りです。
機材は第1レグと同じ738で、到着は11:15です。
福岡到着から昼食にちょうど良い1時間40分の接続時間の後には、第3レグ12:55発のANA1207便でまた沖縄(那覇)です。
機材も変わらず738で、沖縄(那覇)到着は14:45です。
第3レグ到着から1時間半の接続時間で第4レグ16:15発のANA1777便で今度は石垣です。
残念ながらここでも機材は変わらず、石垣到着は17:15です。
第5レグには35分の慌ただしさで接続です。
17:50発のANA1780便で沖縄(那覇)に戻ります。
もはや言いたくない感じですが機材は同じ、那覇空港到着が18:50です。
この後、50分の接続時間を以てベースルート復路にて福岡に帰ります。
合計運賃 105,860円 (搭乗日2020/10/21)
獲得PP 9,002
PP単価 11.76円
1日6レグ搭乗し獲得PP数は9,002ポイントと、最短日数を狙うルートとしてはやや物足りなく、この旅程を繰り返す場合は6日必要です。
[プランB] 沖縄(那覇)-石垣3往復
では、ベースルートの間に沖縄(那覇)-石垣の往復を3セット組み入れたらどうでしょう。
時刻表をみて解るのですがなんと3往復が可能です。
上の図の通り、慌ただしいスケジュールで以下の順です。
福岡-沖縄(那覇)-石垣-沖縄(那覇)-石垣-沖縄(那覇)-石垣-沖縄(那覇)-福岡の計8レグです。
下記の表は搭乗が2020年10月20日の場合の時刻で、上に載せた時刻表とは時刻・機材などに若干違いがあります。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | |||
1 | 1201 | 738 | 福岡 | 07:05 | 沖縄(那覇) | 08:40 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
2 | 1763 | 738 | 沖縄(那覇) | 09:25 | 石垣 | 10:20 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
3 | 1766 | 738 | 石垣 | 10:55 | 沖縄(那覇) | 12:00 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
4 | 1767 | 738 | 沖縄(那覇) | 12:35 | 石垣 | 13:40 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
5 | 1770 | 738 | 石垣 | 14:15 | 沖縄(那覇) | 15:20 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
6 | 1777 | 738 | 沖縄(那覇) | 16:15 | 石垣 | 17:15 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
7 | 1780 | 738 | 石垣 | 17:50 | 沖縄(那覇) | 18:50 | 1,017 | 247 | 385 | SVP |
8 | 1216 | 738 | 沖縄(那覇) | 19:40 | 福岡 | 21:30 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
合計 | 9,586 | 3,986 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PREMIUM |
ベースルートで那覇到着後、45分の接続時間で石垣3往復のスタートです。
ベースルートを含めて全て機材は738と、機材面でバリエーションを楽しむ要素は一切なく、石垣で35分・那覇で35分・石垣で35分・那覇で55分・石垣で35分の接続時間で次々と登場を繰り返し、最後のベースルート復路との接続時間は50分で繋ぎ1セット(1日分)が完了です。
合計運賃 112,100円 (搭乗日2020/10/19)
獲得PP 9,586
PP単価 11.71円
1日8レグで獲得PP数は9,586PPと、やや改善を果たしつつ微々たるものですがPP単価も改善します。
ただ、せっかくのプレミアムクラスなのに苦行感が半端なく、ラウンジ利用資格があるにも関わらず実際ゆっくりできるのは5・6レグ間の55分と7・8レグ間の50分くらいしかありません。
このセットも残念ながら6日間必要で、必要日数の改善は見られません。
[プランC] 福岡-沖縄(那覇)2往復+福岡-宮古
最低でも1セットあたり10,000PPに達しないと必要日数を5日に減らせないので、なんとか10,000PP以上を探します。
ベースルートの空き時間である沖縄(那覇)滞在時間を利用して搭乗を重ねるにも限界があり、やや考えを変えて、福岡-沖縄(那覇)の便数の豊富さを利用します。
ベースルート往路の直後に福岡に戻り、そこから宮古往復した後にまた沖縄(那覇)往復する形で飛距離を稼ぎます。
文章で説明するとややこしいのですが、上の図の通りの繋ぎで
福岡-沖縄(那覇)-福岡-宮古-福岡-沖縄(那覇)-福岡になります。
下記の表は搭乗が2020年10月19日の場合の時刻で、上に載せた時刻表とは時刻・機材などに若干違いがあります。
便名 | 機材 | 出発 | 到着 | PP | 基本区間マイル | 付与マイル※1 | 運賃種別※2 | |||
1 | 1201 | 738 | 福岡 | 07:05 | 沖縄(那覇) | 08:40 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
2 | 1202 | 738 | 沖縄(那覇) | 09:30 | 福岡 | 11:15 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
3 | 1877 | 738 | 福岡 | 11:55 | 宮古 | 13:55 | 2,107 | 683 | 1,066 | SVP |
4 | 1878 | 738 | 宮古 | 14:35 | 福岡 | 16:30 | 2,107 | 683 | 1,066 | SVP |
5 | 1081 | 738 | 福岡 | 17:10 | 沖縄(那覇) | 18:55 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
6 | 1216 | 738 | 沖縄(那覇) | 19:40 | 福岡 | 21:30 | 1,742 | 537 | 838 | SVP |
合計 | 11,182 | 5,484 | ||||||||
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合 ※2 運賃種別欄 SVP=SUPER VALUE PREMIUM |
この旅程も機材は全て738であり、名古屋が憑依しているようです。
ベース往路で那覇に到着から50分の接続時間を経て、09:30発のANA1202便で福岡に戻ります。
11:55福岡到着後、40分で急ぎ宮古にコマを進めます。
11:55発のANA1877便の宮古空港到着は13:55です。
宮古でものんびりは出来ず、40分の接続時間を経て14:35発のANA1878便でまたまたトンボ返りで福岡に戻ります。
福岡でも40分しか接続時間は無く、17:10発のANA1081便で沖縄(那覇)に向かい、到着は18:55。
45分の接続時間を以てベース復路に接続、福岡には21:30に到着し、1セット(1日分)が完了です。
合計運賃 125,300円 (搭乗日2020/10/19)
獲得PP 11,182
PP単価 11.96円
飛行距離の長さが効き、獲得PP数は目標の10,000PPを大きく超え11,182PPにもなりました。
ちょっと多すぎな印象とPP単価の悪化が玉に瑕ですが、これは必要日数削減を達成し5日間で解脱できる旅程になります。
組み合わせて総費用を削減
3本のルートを考えましたがどれも帯に短かし襷に長しといった印象です。
プラン | 運賃(1日あたり最安) | 総費用 | 獲得PP | PP単価 |
A | ¥105,860 | ¥636,660 | 54,012 | 11.79 |
B | ¥112,280 | ¥677,880 | 57,516 | 11.79 |
C | ¥133,740 | ¥668,700 | 55,910 | 11.96 |
プランA・Bは必要日数が6日間になってしまい、プランCでは10,000PPを超え必要日数は5日間ですが、PP単価の悪化と50,000を超える無駄なポイントの多さが悩ましいところ。
80,000PPや100,000PPを目指すなら問題は少ないかもしれませんが、プラチナ獲得→SFC発行がゴールであれば無駄は省きたいものです。
それぞれのプランの良い所取りでジャスト50,000PPに近付けつつ修行総費用を圧縮、PP単価も納得いくプランにしましょう。
ベストの組み合わせ
プランAとBの最安値は10/20〜22の3日間、プランCは10/19〜23の5日間ですので、これを踏まえ組み合わせていくと下記のようになります。
搭乗日 | プラン | 合計運賃 | 獲得PP | PP単価 |
10/19 (月) | B | ¥133,740 | 11,182 | 11.96 |
10/20 (火) | C | ¥112,280 | 9,586 | 11.71 |
10/21 (水) | A | ¥105,860 | 9,002 | 11.76 |
10/22 (木) | C | ¥112,280 | 9,586 | 11.71 |
10/23 (金) | B | ¥133,740 | 11,182 | 11.96 |
合計 | ¥597,900 | 50,538 | 11.83 |
この組み合わせで実行した場合、総額が597,900円と50万円台突入で福岡発着での最短日数プラチナステータス獲得オススメプランが出来上がります。
PP単価も上手く平準化し11.83円は、まずまずと言ったところ。
そして獲得PPが50,538ポイントと無駄の少ない効率的な修行プランです。
まとめ
福岡発着プレミアムクラスのみの最短日数修行を見てきました。
これまでの記事で挙げた東京(羽田)・名古屋(中部)・大阪(関西)に見劣りする事なく50万円台は胸を張って良い修行総費用であり、他空港発着と同様に宿泊費用が一切かからないのも嬉しいポイントです。
羽田・中部・関西もそうですが、プレミアムクラスは運賃の変動が少なく他日程でも再現性が高い事も強いような要素です。



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