先日ANA VALUE TRANSIT28(3月搭乗分)2022年3月1日〜3月26日が発表されました。
2022年の搭乗分から単独でBEST30を扱う事とした小松発着は第3段です。
最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
全設定路線のPP単価2月搭乗分BEST100の記事は以下のリンクからどうぞ。
本記事では、その中から影の王者とも言える小松発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数をまとめてあります。
バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP等)についてはこちらの記事をご覧ください。
小松発着
沖縄(那覇)発着の設定路線数は167路線(前月比±0便)が設定され、前回と変わらない設定数で、設定総数は平和なところです。
PP単価10円を下回る路線は16路線(前月比-11便)と、華々しく取り扱った途端に-10便だった前回に続き今回も-11便と雲行きが怪しい雰囲気が漂います。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 沖縄-東京(羽田)-小松の場合は、120円+290円x2+0円=700円となります。
それではBEST30をご覧ください。
| 出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
| 1 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 754 / 473 | 10,700 | 2,192 | 4.88 |
| 2 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 996 / 755 | 15,400 | 2,192 | 7.03 |
| 3 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 756 / 2429 | 16,400 | 2,192 | 7.48 |
| 4 | 岩国 | 東京(羽田) | 小松 | 636 / 755 | 11,400 | 1,401 | 8.14 |
| 5 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 小松 | 50 / 753 | 12,600 | 1,481 | 8.51 |
| 6 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 990 / 751 | 9,700 | 1,136 | 8.54 |
| 7 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 472 / 759 | 18,900 | 2,192 | 8.62 |
| 8 | 大阪(神戸) | 東京(羽田) | 小松 | 412 / 753 | 9,800 | 1,136 | 8.63 |
| 9 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 96 / 753 | 10,100 | 1,136 | 8.89 |
| 10 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 754 / 2475 | 14,500 | 1,617 | 8.97 |
| 11 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 2472 / 753 | 14,500 | 1,617 | 8.97 |
| 12 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 9,200 | 1,005 | 9.15 |
| 13 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 752 / 995 | 20,500 | 2,192 | 9.35 |
| 14 | 佐賀 | 東京(羽田) | 小松 | 452 / 753 | 15,800 | 1,592 | 9.92 |
| 15 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 16 / 753 | 11,300 | 1,136 | 9.95 |
| 16 | 小松 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 758 / 81 | 14,800 | 1,481 | 9.99 |
| 17 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 3824 / 755 | 11,400 | 1,136 | 10.04 |
| 18 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 626 / 755 | 16,400 | 1,617 | 10.14 |
| 19 | 鹿児島 | 東京(羽田) | 小松 | 628 / 759 | 16,400 | 1,617 | 10.14 |
| 20 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 752 / 623 | 16,400 | 1,617 | 10.14 |
| 21 | 小松 | 東京(羽田) | 鹿児島 | 756 / 629 | 16,400 | 1,617 | 10.14 |
| 22 | 北九州 | 東京(羽田) | 小松 | 3872 / 753 | 15,500 | 1,517 | 10.22 |
| 23 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(関西) | 754 / 991 | 11,700 | 1,136 | 10.30 |
| 24 | 旭川 | 東京(羽田) | 小松 | 4784 / 755 | 16,300 | 1,580 | 10.32 |
| 25 | 小松 | 東京(羽田) | 佐賀 | 754 / 453 | 16,500 | 1,592 | 10.36 |
| 26 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 30 / 755 | 11,800 | 1,136 | 10.39 |
| 27 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 752 / 19 | 11,800 | 1,136 | 10.39 |
| 28 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 754 / 25 | 11,800 | 1,136 | 10.39 |
| 29 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 756 / 39 | 11,800 | 1,136 | 10.39 |
| 30 | 長崎 | 東京(羽田) | 小松 | 666 / 755 | 17,100 | 1,631 | 10.48 |
| 31 | 小松 | 東京(羽田) | 長崎 | 754 / 2435 | 17,100 | 1,631 | 10.48 |
| 32 | 小松 | 東京(羽田) | 長崎 | 756 / 669 | 17,100 | 1,631 | 10.48 |
| 33 | 長崎 | 東京(羽田) | 小松 | 2436 / 759 | 17,100 | 1,631 | 10.48 |
小松発着BEST30は、沖縄(那覇)が5便・鹿児島が6便・長崎が4便・佐賀が2便と、九州/沖縄方面が強く、この辺りの方面分布は前月と変わりありません。
他には大阪3空港が10便と躍進、札幌(新千歳)が2便といったところ。
全国1位かつ沖縄(那覇)発着1位が小松でしたので、当然この小松発着でもこの4円台の路線が1位に君臨しましたが、ランキング最下位の30位でのPP単価は前回からの悪化傾向が止まらず、ランキングの間延び感はさらに強くなりました。
以下のオススメ3路線は前回と代わり映えしませんが、数字の変化はありますので良かったら参考にしてください。
小松-東京(羽田)-沖縄(那覇)
小松発着3月搭乗分の第1位は全国1位の路線小松-東京(羽田)-沖縄(那覇)です。
路線・便名・運賃も全く変わらずPP単価も当然ながら変化なく5ヶ月連続の1位でPP単価も4.88円と素晴らしく、小松発着の戦闘力の高さはこの路線の存在が大きいです。
往復合わせて3位までがこの路線で独占され、7位・13位にも出ていて「小松発着はとりあえず那覇」と言い切れるほどです。
復路も2位にランクインし往復の平均PP単価に期待がかかりますが、１月5.52円・2月5.57円と悪化傾向はここでも止まらず今回の往復平均PP単価は5.95円です。
5.95円という往復平均PP単価は全国的に見ても屈指の単価ですが、連続で悪化している事が今後を不安にさせます。
往復での獲得PP数は4,384PPと満足できるレベルで、悪化傾向が続くといっても無視できる路線ではありません。
今回はベスト30内でソラシド運行はなくなり、ANA運行のみランクインしています。
札幌(新千歳)-東京(羽田)-小松
２本目は沖縄(那覇)の次に魅力多い札幌(新千歳)-東京(羽田)-小松です。
この路線は(那覇もですが)複合旅程を組む際に力強く、素晴らしい路線の宝庫である札幌(新千歳)から便を繋いで大規模な旅程を組むと威力を大きく発揮する路線です。
前回同様5位の復路はPP単価は8.51円と前回の7.90円からは悪化ですが、1月よりは良い単価ですので、全国的に連続悪化が多くなっている3月搭乗分では貴重な存在です。
しかし残念なのは13位から16位に落ちた往路です。
PP単価は9.05円から9.99円に悪化し、往復平均PP単価は9.25円と前回の8.47円から大きく悪化しました。
往復での獲得PP数は3,000PP近く頼もしいのですが、PP単価の悪い往路を使うのではなく、どこかを経由し札幌(新千歳)入りしPP単価の良い復路を使って小松の戻るのが得策です。
幸いなことに沖縄(那覇)・札幌(新千歳)共にPP単価の良い路線が豊富にあり、PP単価1位の小松-羽田-那覇で那覇に向かい、那覇-名古屋(中部)-札幌(新千歳)を使って繋ぎ、この札幌(新千歳)-羽田-小松を使ったり、さらに複数の路線を組み合わせたりした方が効率が上がります。
小松-東京(羽田)-鹿児島
那覇・札幌とくると九州方面を扱いたいところですが、九州で存在感があるのは小松-東京(羽田)-鹿児島です。
沖縄と比べてしまうと距離も短くPP単価も劣るのですが、往復での使い勝手も悪くなく、鹿児島からは札幌(新千歳)など優良路線と接続も楽しい路線です。
しかし悪化傾向はこの路線も避けられず、前回7位タイ２本で往復が組めましたが、今回は10位タイで8.97円のPP単価は前回の8.35円からやや悪化しました。
悪化の幅は比較的少なく安定感は相変わらずで、獲得PP数は3,234PPです。
羽田-鹿児島の区間はソラシド運行になり機材・運行会社のバリエーションも楽しめます。
札幌を組み入れると相性がよく、複合旅程も組みやすい一本と言えます。
九州方面では他に佐賀や長崎も上位にあり、その全てが羽田経由であることからV字飛行による獲得PP数の大きさも期待できます。
同時期のプレミアム28
沖縄(那覇)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
2022年から小松発着を記事ラインナップに加え始め、2回目でグッと悪化・今回も悪化と幸先の悪い状況が続いています。
1位は1月搭乗分から変わらず4円台の路線が輝き、ベスト30の内16位までがPP単価10円を切ってくる素晴らしい発着地であることは不変です。
不安なのは、オミクロン株の大流行で欠航・減便が増えている昨今、小松のような地方空港は影響を大きく受けやすく、せっかく予定を組んでも振替や旅程再構築に忙殺される恐れがあります。
主要空港以外では最強の発着地といえる小松空港発着は、全国からも注目の発着地です。
2022年SFC修行では積極的に取り入れたい発着地ではないでしょうか。
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