[SFC修行]羽田発の沖縄方面5パターンを考察する

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羽田ー那覇・宮古・石垣

SFC修行僧の中ではある意味最もメジャーと言える東京(羽田)-沖縄(那覇)を詳しく分析(7月搭乗分)します。
PP単価で優れる便の選択、宿泊の有無、そして石垣まで脚を運んだ場合のPP単価・獲得PPをスーパーバリュー・バリュートランジットを織り交ぜて検討していきます。

本記事の予約・運賃等は以下全て2020年5月18日時点の情報です。

SV最良PP単価便で1往復(宿泊必須)

Great Circle Mapper

東京(羽田)-沖縄(那覇)間のスーパーバリュー(SV)は東京(羽田)発の便が全ての曜日で15:40発が、復路に当たる沖縄(那覇)発では日曜日以外の09:55発の便が最安値が出やすい傾向があります。
と言うわけで、7月14日(火)15:40に東京(羽田)を出発する往路便と翌15日(水)09:55に沖縄(那覇)を出発する復路便で見てみます。

ANA20200714-HND-OKA
ANA HPより
ANA20200715a-OKA-HND
ANA HPより

往復共に9,310円と安定した安さを誇ります。
ですが、出発時刻を見れば一目瞭然ですが一泊またはそれ以上のスケジュールでなければこの往復は成立しません。

獲得PPは片道で1,476PP・往復利用で2,952PPと、惜しくも3,000PPの大台には乗りませんが、沖縄は距離・PPが稼げると言う定説通りであります。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 477 773 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:10 1,476 984 922 SV
那覇泊
2 994 78P 沖縄(那覇) 9:55 東京(羽田) 12:25 1,476 984 922 SV
合計             2,952   1,844  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

言うまでも無く、安い運賃・獲得PPの多さはPP単価が良いとなります。
ご覧の通りPP単価は6.31円と輝かしい結果を残します。

合計運賃 18,620
獲得PP 2,952
PP単価 6.31

最大の問題は、この最安の組み合わせで往復すると絶対に那覇で一泊することになります。
宿泊費が嵩むととせっかくのPP単価が台無しになりかねず、結果的に旅程トータルでの修行コストを悪化させる危険性が潜んでいます。

日帰り沖縄

上記の組み立てはPP単価は素晴らしいものの宿泊費用を別途計上しなければなりません。
そのリスクを回避するには日帰りです。
それでは、日帰りで可能な限り好PP単価を狙うとどうでしょう。

Great Circle Mapper

単純1往復(スーパーバリュー)

日帰りで往復する場合、先述の最良PP単価の便である東京(羽田)15:40発の便で沖縄(那覇)に向かいます。

ANA20200715b-HND-OKA
ANA HPより

当日で沖縄(那覇)から東京(羽田)に戻れる便は、20:35発(沖縄滞在2時間25分)のANA1098便と、21:00発(沖縄滞在2時間50分)のANA478便が選択肢になります。
機材は478便がB737-800、1098便がB787-9です。
せっかくですから機齢が新しく機内環境の快適な1098便で東京(羽田)に帰ります。

19:00発(沖縄滞在50分)のANA476便でも帰れますが金額が2,000円上昇してしまいます。

ANA20200715b-OKA-HND
ANA HPより
  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 477 773 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:10 1,476 984 922 SV
2 1098 789 沖縄(那覇) 20:35 東京(羽田) 23:00 1,476 984 922 SV
合計             2,952   1,844  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 21,720
獲得PP 2,952
PP単価 7.36

当たり前ですが獲得PPは宿泊を伴う場合と変わりませんが、復路の金額が上昇した影響でPP単価は7.36円に悪化しました。
悪化とは言え7円台前半ですから捨てたものではありません。

この構成のメリットは、午後のみで完結する点と言えます。
午後半休を取得できれば午前中に仕事をしてもサクッと修行可能です。
それでいてPP単価7円台前半ですから積極的に活用したい構成と言えます。

羽田-那覇2往復(スーパーバリュー)

上記の構成は午後半休で実施可能な点をメリットとして挙げましたが、まる1日有給休暇を取得できる場合は午前中が勿体ないと思いませんか。

上記フライト構成にもう1往復追加して1日2往復として獲得PPの増大を期待します。

ANA20200715a-HND-OKA
ANA HPより

まず狙いたいのは宿泊を伴う場合に触れた沖縄発の最安値ANA994便です。
この便の沖縄(那覇)出発が09:55で那覇空港の最低乗継時間の30分を加味すると09:25までに沖縄(那覇)に到着している必要があります。
上記画像の通り、朝一番の東京(羽田)06:10発の便に搭乗すると、沖縄発の最安値の994便に安心の接続時間で対応できます。
もしくは、06:40東京(羽田)発のANA993便(機材はB787-8)で同額で向かうことができますが、09:10沖縄(那覇)着ですので少々慌ただしいかもしれません。
機材面の良さを選ぶか乗継時間のゆとりを選ぶかが選択肢として存在するのは嬉しいところ。

ANA20200715a-OKA-HND
ANA HPより

ANA994便で12:25に東京(羽田)に帰ってくる事ができれば、前述の日帰り最安値で1往復のスタートである東京(羽田)15:40発の便に間に合うことになります。
これで東京-沖縄1日2往復が完成します。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 461 738 東京(羽田) 6:10 沖縄(那覇) 8:45 1,476 984 922 SV
2 994 78P 沖縄(那覇) 9:55 東京(羽田) 12:25 1,476 984 922 SV
3 477 773 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:10 1,476 984 922 SV
4 1098 789 沖縄(那覇) 20:35 東京(羽田) 23:00 1,476 984 922 SV
合計             5,904   3,688  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 44,440
獲得PP 5,904
PP単価 7.53

1日に詰め込む関係上、どうしても最安便だけと言うわけにはいかず、トータルのPP単価は7.53円と悪化してしまいましたが、獲得PPは5,904PPとかなりのプレミアムポイントを獲得する事ができるのでPP単価の悪化分0.17円をどう考えるかと言えます。

一度に大量のPPを獲得すると言うことは、自宅から空港までのアクセスに掛かる交通費まで考慮した場合、最終的な修行費用に案外効果を見せるのです。

日帰り沖縄(那覇)往復+石垣往復(スーパーバリュー)

一度の獲得PPの大切さを力説したところですので、あともう少しPPを獲得できないかと、今度は沖縄(那覇)行き最安の東京(羽田)15:40発の前の時間帯に東京(羽田)-石垣往復を組み入れて見ました。

羽田-那覇/石垣
Great Circle Mapper

東京(羽田)発06:20発の石垣行きに搭乗、09:20に石垣に到着。
乗継時間50分でおそらく同一機材(B777-200)での折り返し便10:00発の東京(羽田)行きでとんぼ返りを敢行する事で東京(羽田)には12:55着となります。

ANA20200708-HND-ISG
ANA HPより
ANA20200708-ISG-HND
ANA HPより

これで東京(羽田)15:40発の沖縄行きに間に合う事ができますので、上述した1往復を遂行すればHND-ISG-HND-OKA-HNDの4レグの完成です。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 89 722 東京(羽田) 6:20 石垣 9:10 1,836 1,224 1,147 SV
2 90 722 石垣 10:00 東京(羽田) 12:55 1,836 1,224 1,147 SV
3 477 773 東京(羽田) 15:40 沖縄(那覇) 18:10 1,476 984 922 SV
4 1098 789 沖縄(那覇) 20:35 東京(羽田) 23:00 1,476 984 922 SV
合計             6,624   4,138  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 63,300
獲得PP 6,624
PP単価 9.56

PP単価は9.56円とグッと悪化します。
しかし獲得PPは6,624PPと6,000を大きく超えるPPを得られます。

時間の限られた中、一度に多くのPPを確保しなければいけない人にはオススメの行程と言えますが、せっかくの沖縄でこのPP単価は悩ましいところです。

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バリュートランジットを含む石垣2往復

徐々にPP単価が悪化してきて息も絶え絶えですが、我がブログが絶賛推奨中のバリュートランジット28を利用したらどうなるのかと興味が湧いてきます。

hnd-oka-isg_vs_hnd-isg
Great Circle Mapper

先ほどの東京(羽田)-石垣の往復の後にバリュートランジットを利用し沖縄(那覇) 経由でもう一度石垣に行きたいと思います。
先日の記事で紹介した東京(羽田)-沖縄(那覇)-石垣の往復になります。

ANA20200708-HND-HND-ISG
ANA HPより

1度目の石垣往復からの東京(羽田)着は12:55なので、14:30発の沖縄(那覇)行きが接続可能です。
大型機のB777-300で17:05に沖縄(那覇)に到着の後50分の乗継時間を過ごし、17:55発ソラシドエアのB737-800石垣行きで石垣へ向かいます。
石垣到着は18:55です。

ANA20200708-ISG-OKA-HND
ANA HPより

僅か35分の滞在で19:30発の便(おそらくたった今搭乗していた機材)で沖縄(那覇)に折り返します。
20:30に沖縄(那覇)に到着ですが、ここでも最低乗継時間ギリギリの30分で沖縄を乗り継ぎ、23:30に東京(羽田)に到着します。
これでHND-ISG-HND-(OKA)-ISG-(OKA)-HNDを1日で遂行できます。

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 89 722 東京(羽田) 6:20 石垣 9:10 1,836 1,224 1,147 SV
2 90 722 石垣 10:00 東京(羽田) 12:55 1,836 1,224 1,147 SV
3 475 773 東京(羽田) 14:30 沖縄(那覇) 17:05 1,676 984 922 VT
4 2449 73L 沖縄(那覇) 17:55 石垣 18:55 570 247 231 VT
5 2450 73L 石垣 19:30 沖縄(那覇) 20:30 570 247 231 VT
6 478 738 沖縄(那覇) 21:00 東京(羽田) 23:30 1,676 984 922 VT
合計             8,164   4,600  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 82,640
獲得PP 8,164
PP単価 10.12

獲得PPは1日としては満足できる8,164PPと8,000を超えてきます。
しかしPP単価は10.12円と遂に10点台突入と厳しい数値になってしまいました。

まとめ

東京(羽田)発着で5パターンの沖縄方面行きを、PP単価と獲得PP数の両面で見てきました。

運賃合計獲得PPPP単価
スーパーバリュー最良PP単価1往復(那覇泊)18,6202,9526.31
スーパーバリュー羽田-那覇1往復21,7202,9527.36
スーパーバリュー羽田-那覇2往復44,4405,9047.53
スーパーバリュー羽田-石垣 羽田-那覇63,3006,6249.56
バリュートランジット含む羽田-石垣2往復82,6408,16410.12

最良のPP単価を叩き出す宿泊を伴う1往復は、難点はやはり宿泊費用です。
日帰り1往復との差額3,100円はホテルを検討するには心許ない金額と言えます。
この行程を組む良い方法は、一泊とは言わず複数日の那覇宿泊を前提とし沖縄(那覇)発のバリュートランジット28で庄内・大館能代・能登行きなどのPP単価5円台からのルートをその間に挟み込んでこそそのポテンシャルを最大限発揮すると言えます。

単純1日1往復の行程は、確かに2往復よりPP単価は良いのですが、同一の獲得PPを前提としてこれを2日に分けて2回行うと考えた場合、1日2往復との価格差は1,000円しかありません。
毎度自宅と空港を行き来する交通費を考慮した場合は1日2往復の方が優れていると思われます。(羽田空港のご近所様なら別ですが)
午後半休を取得して修行に挑むといった限定された条件での用途が考えられます。

残りの2パターンですが、石垣に絡むとどうしてもPP単価が悪く、なかなか手を出しづらいPP単価が出てしまいます。
やはり東京-石垣は国際線の国内線乗継区間としての活用が有力で、国内線メインの修行では例えバリュートランジット28でも使い所が限られます。

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