[SFC修行]名古屋発着VT28日帰りおすすめルート3選(20/07搭乗分)

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6月搭乗分の際にも触れましたが、セントレアこと名古屋(中部)発のVALUE TRANSIT28の路線は大規模な国際空港にも関わらず、日本列島のちょうど真ん中付近に位置する立地がどうにも悪影響を及ぼし、31便しか設定が無く大規模国際空港としてはやはり物足りない印象があります。

以前紹介した、庄内-羽田-沖縄のバリュートランジットを利用した主要空港からのルートを紹介しましたが、主要空港の中ではPP単価最下位の10.80と不甲斐ない結果になりました。

私は東京(羽田)ベースですがそれでも、めげずにこの不遇の名古屋(中部)ベースSFC修行僧に役立つルートを開拓したい。
ということでバリュートランジット28-7月搭乗分の中から、名古屋(中部)発着路線でPP単価・使い勝手等から厳選した使える3ルートを発掘します。
名古屋(中部)ベースのVALUE TRANSIT28利用型SFC修行のルート策定の一助になれば幸いです。

本記事の予約・運賃等は以下全て2020年5月13日時点の情報です。

VALUE TRANSIT の詳細は以下の記事でしっかりまとめてありますので、ご一読ください。

名古屋(中部)発着でダブル三角飛び

SFC修行僧の中で三角飛びと言えば思いつくのは、東京(羽田)→沖縄(那覇)→札幌(新千歳)→東京(羽田)もしくはその逆です。
全国的に有名なルートですがこの3空港をベースにする修行僧にはとても使い勝手が良く一度で獲得できるPPもそれなりに多い事から重宝されています。
しかし、上記3空港ベース出なければ余分なフライトを付け足したり、場合によっては接続が上手くいかず1日で完遂できなくなったりと、問題も多いのです。
そしてそれは名古屋(中部)ベースも同様です。

NGO-FUK-OKA-NGO
Great Circle Mapper

名古屋(中部)発着で三角飛びを考えた場合、札幌(新千歳)と(那覇)を繋ぎたいところですが、どちらもPP単価に難があり、SFC修行としては手が出しにくいルートとなってしまします。
そこでこんなルートはどうでしょうか。
名古屋(中部)-沖縄(那覇)をバリュートランジット28の福岡経由で手配します。
沖縄(那覇)から名古屋(中部)までは直行便のスーパーバリューで名古屋に帰って三角飛びが成立します。
先ほど述べた三角飛びと比較すると三角が小さく、獲得できるPPに期待ができない感じですが、時刻表を睨みつけるとこれを1日で2周できることが見えてきます。

平日ですが最安が期待できる7月28日で旅程を組んでみました。

ANA20200728a-NGO-FUK-OKA
ANA HPより
ANA20200728a-NGO-OKA
ANA HPより

まずは名古屋(中部)08:20発のバリュートランジットを利用し福岡経由で沖縄に向かいます。
福岡までの機材はシートピッチの広く、黒くてカッコいいスターフライヤー運行のA320です。
タリーズコーヒーとチョコレートを楽しんでいればあっという間に経由地の福岡です。
30分の乗継ぎで名古屋ベース修行僧にはなかなか新鮮なワイドボディ機、B767-300で沖縄(那覇)に向かいます。
沖縄着は11:35ですが、最低乗継時間であるギリギリ30分の乗継時間で沖縄(那覇)12:05発のソラシドエア運行のB737-800で名古屋(中部)へ戻ります。
名物のドリンクサービスとカジュアルな室内空間を楽しんでいればフライト時間も苦にはならない2時間15分です。
名古屋(中部)に14:20に到着し1周目は終了です。

ANA20200728b-NGO-FUK-OKA
ANA HPより
ANA20200728b-NGO-OKA
ANA HPより

しかし、息をつく暇も無く到着からわずか40分で2周目のスタートです。

本日2度目のバリュートランジット28で再び沖縄(那覇)へと向かいます。
15:00発の福岡行きはIBEX運行で機材はボンバルディアCRJ-700です。
SFC修行中でもあまり出会う機会の少ないアイベックスエアラインズのリージョナルジェット座席配列2-2の小さな機体ですが、ジェット機ですのでフライト時間などデメリットはありません。
16:30に福岡着の後、またしても際どい40分乗継ぎ、17:10発で沖縄(那覇)に向かいます。
機材は名古屋ベース修行僧には名物のB737-800です。

18:55に沖縄(那覇)に到着後は、またここでも40分の乗継時間で本日の総仕上げ、最終レグへ挑みます。
19:35発の名古屋(中部)行きはまたしてもB737-800に搭乗し到着は21:50です。

三角飛びまとめ

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 3859 320 名古屋(中部) 8:00 福岡 9:25 761 374 350 VT
2 1205 76P 福岡 9:55 沖縄(那覇) 11:35 1,005 537 502 VT
3 2466 73L 沖縄(那覇) 12:05 名古屋(中部) 14:20 1,213 809 757 SV
4 3159 CR7 名古屋(中部) 15:00 福岡 16:30 761 374 350 VT
5 1081 738 福岡 17:10 沖縄(那覇) 18:55 1,005 537 502 VT
6 310 738 沖縄(那覇) 19:35 名古屋(中部) 21:50 1,213 809 757 SV
合計             5,958   3,218  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 62,180
獲得PP 5,958
PP単価 10.44

朝8時から夜10時までのほぼ丸一日のフライトスケジュールで、乗継時間がすべて40分以内と秘儀ツバメ返しを連発するいうかなりハードな旅程です。
一体いつ食事出来るのかという、飛んで飛んで飛びまくる、まさに苦行と呼べる内容です。

その甲斐あって、名古屋発着(普通席)を日帰りで最大の獲得PPである5,958PPを獲得する事がでます。
PP単価も10.44円と庄内を利用した旅程より若干良くなる事ができます。

乗継失敗など当然あり得ない訳ですから、少なくとも最低乗継時間をギリギリでキープした旅程です。
各空港での最低乗継時間を以下の記事で詳しくまとめてあります。

日本列島八の字飛行ルート

続いてのルートは、もう少しPP単価を改善できないかと思い7月のバリュートランジット札幌発着第1位の札幌(新千歳)-大阪(関西)-沖縄(那覇)を組み込んで、日本一周八の字ルートを7月9日で旅程を組んでみました。

NGO-CTS-KIX-OKA-FUK-NGO
Great Circle Mapper

単純思考でPP単価の良いルートを組み込めばPP単価も下がるだろうという発想です。
上図ルートマップ見て分かる通り複雑なルーティングですが、札幌(新千歳)-大阪(関西)-沖縄(那覇)を組み入れた事で本家の三角飛びに勝るとも劣らない雄大なルートが出来上がります

ANA20200709-NGO-CTS
ANA HPより
ANA20200709-CTS-KIX-OKA
ANA HPより
ANA20200709-OKA-FUK-NGO
ANA HPより

まずは08:20発のスーパーバリュー直行便で札幌(新千歳)に向かいます。
機材は名古屋(中部)発名物B737-800です。
このフライトが17,500円と高額でPP単価19.01円と厳しい値になってしまいますが、涙を呑んで耐え忍びます。

10:05に札幌(新千歳)に到着し乗継時間40分を経て、いよいよ本ルートの本丸である7月バリュートランジット札幌発着で堂々の第1位、札幌(新千歳)-大阪(関西)-沖縄(那覇)に搭乗します。最安運賃16,570円、単価6.61円とは名古屋(中部)発着では考えられないような素晴らしい単価になります。
機材は両区間ともB737-800。
738に取り憑かれた印象を抱きつつ大阪(関西)を経由し16:55に沖縄(那覇)に到着します。

乗継時間55分で今度は7月のバリュートランジット名古屋発着第2位タイの沖縄(那覇)-福岡-名古屋(中部)に搭乗します。
これもまた最安運賃の18,280円でもPP単価10.35円と10円台になります。
機材はOKA-FUKは738ですが、FUK-NGOは黒くてカッコいいスターフライヤーのA320です。
21:30に名古屋(中部)に到着しこれで終了です。

日本一周八の字ルートまとめ

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 701 738 名古屋(中部) 8:20 札幌(新千歳) 10:05 921 614 575 SV
2 1712 738 札幌(新千歳) 10:45 大阪(関西) 12:55 1,199 666 623 VT
3 1737 738 大阪(関西) 14:50 沖縄(那覇) 16:55 1,308 739 629 VT
4 1082 738 沖縄(那覇) 17:50 福岡 19:35 1,005 537 502 VT
5 3868 320 福岡 20:10 名古屋(中部) 21:30 761 374 350 VT
合計             5,194   2,679  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 52,360
獲得PP 5,194
PP単価 10.08

機材は最終の5レグ目以外は全て738と名古屋ならではと言った感じになりましたが、締め括りの5レグ目でスターフライヤー運行の320でゆったりと名古屋に帰って来れます。
獲得PPも5,000の大台に乗り、PP単価10.08円とあとひと息で10円を切れそうでした。
惜しい。非常に惜しい。という事で、もう1本ルートを考えます。

日本一周ルート

なんとか名古屋(中部)発着の国内線修行でPP単価10円を切りたい。
そんな悲願を胸にルート構築します。

NGO-FUK-OKA-HND-CTS-NGO
Great Circle Mapper

上で紹介した日本一周八の字飛行を逆行で、かつ絡まらずしっかり一周という印象のこのルートはどうでしょうか。

ANA20200728-NGO-FUK-OKA
ANA HPより
ANA20200728-OKA-HND-CTS
ANA HPより
ANA20200728-CTS-NGO
ANA HPより

八の字ルートの4レグ5レグ目の逆行のルートとなる名古屋(中部)-福岡-沖縄(那覇)に搭乗します。
08:00に名古屋(中部)を出発、福岡を経由して11:35に沖縄(那覇)に到着するこのルートは、7月のバリュートランジット名古屋発着第2位タイですが、最安運賃でも18,280円でやはり10円台のPP単価、10.35円です。
機材はNGO-FUKが黒くてカッコいいスターフライヤー運行の320、FUK-OKAはワイドボディの76Pとなります。

55分の乗継時間はゆっくり昼食とはいきませんが、軽く何か食べることはできそうです。
続いて12:40発の東京(羽田)経由の札幌(新千歳)行きに乗り込みます。
最安運賃ではないのですが24,870円と比較的安く、PP単価9.42円となかなかの値(この便単体での最安運賃は施設使用料含んで23,770円が他の日程では見つけられます)。
機材はOKA-HND、HND-CTS両区間とも余裕の大型機777-300と777-200になります。

17:30に札幌(新千歳)に到着し2時間30分と余裕の乗継時間があるので、新千歳空港に多数あるラーメン屋辺りで夕食でしょうか。

空腹を満たした後は20:20発の名古屋行きの738に搭乗します。
ここまでの旅程で登場しなくて油断していましたが、やっぱり来たかという感じでB737-800です。
ここまで738に出会わなかったのが奇跡のようなルーティングです。
この区間が、八の字ルートと比較すると安く手配でき10,410円、PP単価11.30円となりました。
名古屋(中部)には21:40到着となります。

日本一周ルートまとめ

  便名 機材 出発 到着 PP 基本区間マイル 付与マイル※1 運賃種別※2
1 3859 320 名古屋(中部) 8:00 福岡 9:25 761 374 350 VT
2 1205 76P 福岡 9:55 沖縄(那覇) 11:35 1,005 537 502 VT
3 996 772 沖縄(那覇) 12:40 東京(羽田) 15:10 1,676 984 922 VT
4 71 773 東京(羽田) 16:00 札幌(新千歳) 17:30 965 510 477 VT
5 1110 738 札幌(新千歳) 20:00 名古屋(中部) 21:40 921 614 575 SV
合計             5,328   2,826  
※1 付与マイル数は、ANAワイドゴールドカード保有・ステータス無しの場合
※2 運賃種別欄 SV=SUPER VALUE VT=VALUE TRANSIT

合計運賃 53,560
獲得PP 5,328
PP単価 10.05

このルートの場合、八の字ルートと比べて機材の種類が豊富にになるのが、B737-800に食傷気味な名古屋(中部)ベース修行僧には嬉しいポイントです。
せっかくなら色々な機種に乗ってみたいものです。
そんなワガママをかなえる旅程とも言えます。

プレミアムポイント面を見ると、沖縄(那覇)-札幌(新千歳)が羽田経由となり獲得PPが若干増えますが、運賃が高い為にPP単価が悪化します。
しかし、札幌(新千歳)-名古屋(中部)間が安値な事でそれを補い、トータルでは八の字ルートよりPP単価をほんの僅かですが改善する結果と成りました。

総括

今回、名古屋(中部)発の日帰りでのおすすめルート3本を紹介しました。
沖縄方面が高額になる傾向の7月で検索した事が、惜しくもPP単価10.00円を切ることが出来ませんでしたが。
それでも、名古屋(中部)発着の日帰り修行ルートとしては3ルートとも獲得PPは5,000オーバー、PP単価も全て10円台前半とはなかなかの結果となったのではないでしょうか。

国内のみで、しかも日帰り(そもそも日帰り海外というのはナンセンス過ぎます)でしか時間が作れない修行僧も多いものです。
そんな厳しい条件の中、果敢に解脱を目指す名古屋(中部)ベースのSFC修行僧に幸あれ、といったところです。

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