
先日ANA VALUE TRANSIT28(8月搭乗分)2022年8月1日〜8月31日が発表されました。
最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
その(全設定路線)PP単価8月搭乗分BEST100の記事は以下のリンクからどうぞ。
本記事では、その中から影の王者と言える小松発着のBEST30を紹介します。
また、ランキングに載らなかった路線も含め2区間合計の獲得PP数をまとめてあります。
バリュートランジット28の詳細(運賃・マイル・PP等)についてはこちらの記事をご覧ください。
小松発着
小松発着の設定路線数は186路線(前月比+1便)が設定され、前回とさほど変わらない設定数です。
PP単価10円を下回る路線は11路線(前月比-5便)と減少し、優良路線の現象が痛いランキングです。
表中の最安運賃は旅客施設使用料を含んでいませんので、実際のPP単価は下記から変化しますのでご注意ください。
バリュートランジットを利用の場合は、出発地と到着地そして経由地x2の旅客施設利用料が加算されます。
例 沖縄-東京(羽田)-小松の場合は、240円+370円x2+0円=980円となります。
それではBEST30をご覧ください。
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | 実PP単価 | |
1 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 996 / 755 | 14,300 | 2,192 | 6.52 | 6.97 |
2 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 756 / 479 | 16,100 | 2,192 | 7.34 | 7.79 |
3 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 754 / 473 | 16,300 | 2,192 | 7.44 | 7.88 |
4 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 96 / 753 | 9,600 | 1,136 | 8.45 | 9.49 |
5 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 990 / 751 | 9,600 | 1,136 | 8.45 | 9.49 |
6 | 大阪(神戸) | 東京(羽田) | 小松 | 412 / 753 | 10,100 | 1,136 | 8.89 | 9.54 |
7 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 700 / 759 | 14,200 | 1,481 | 9.59 | 10.09 |
8 | 大阪(関西) | 東京(羽田) | 小松 | 3824 / 755 | 10,900 | 1,136 | 9.60 | 10.63 |
9 | 小松 | 東京(羽田) | 秋田 | 756 / 409 | 10,900 | 1,134 | 9.61 | 10.26 |
10 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 752 / 995 | 21,300 | 2,192 | 9.72 | 10.16 |
11 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 472 / 759 | 21,800 | 2,192 | 9.95 | 10.39 |
12 | 名古屋(中部) | 東京(羽田) | 小松 | 86 / 753 | 10,100 | 1,005 | 10.05 | 11.22 |
13 | 北九州 | 東京(羽田) | 小松 | 3874 / 753 | 15,600 | 1,517 | 10.28 | 10.84 |
14 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 30 / 755 | 11,700 | 1,136 | 10.30 | 11.25 |
15 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 16 / 753 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
16 | 大阪(伊丹) | 東京(羽田) | 小松 | 36 / 759 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
17 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 752 / 19 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
18 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 754 / 23 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
19 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(伊丹) | 756 / 39 | 11,800 | 1,136 | 10.39 | 11.34 |
20 | 山口宇部 | 東京(羽田) | 小松 | 692 / 753 | 15,700 | 1,481 | 10.60 | 11.10 |
21 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 756 / 699 | 15,700 | 1,481 | 10.60 | 11.10 |
22 | 小松 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 758 / 4739 | 15,700 | 1,481 | 10.60 | 11.28 |
23 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(神戸) | 756 / 415 | 12,200 | 1,136 | 10.74 | 11.39 |
24 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(関西) | 754 / 991 | 12,200 | 1,136 | 10.74 | 11.78 |
25 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(関西) | 756 / 97 | 12,200 | 1,136 | 10.74 | 11.78 |
26 | 小松 | 東京(羽田) | 大阪(関西) | 758 / 99 | 12,200 | 1,136 | 10.74 | 11.78 |
27 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 752 / 693 | 16,000 | 1,481 | 10.80 | 11.30 |
28 | 小松 | 東京(羽田) | 山口宇部 | 754 / 3813 | 16,000 | 1,481 | 10.80 | 11.30 |
29 | 岩国 | 東京(羽田) | 小松 | 632 / 753 | 15,200 | 1,401 | 10.85 | 11.38 |
30 | 岩国 | 東京(羽田) | 小松 | 638 / 759 | 15,200 | 1,401 | 10.85 | 11.38 |
小松発着BEST30は、沖縄(那覇)が5便(前月比±0)・山口宇部が5便(前回比-1)・札幌(新千歳)が1便(前回比±0)と変化が少ない一方で、大阪3空港が14便(前月比+4)と更に躍進・鹿児島はベスト30から消え秋田が1便(前回比+1)などとなっています。
鹿児島・長崎の九州勢が消えゆく一方で北九州だけは1便踏ん張り、岩国が2便入ってきたところが目新しい点です。
7月は全国的に悪化した中で1位のPP単価が改善する謎めいたランキングでしたが、8月は1位が悪化し全国の流れに沿って悪化してしまいました。
沖縄(那覇)-東京(羽田)-小松

小松発着に於ける不動の1位沖縄(那覇)-東京(羽田)-小松が今回もNo.1です。
全国的に悪化傾向の7月でPP単価を改善する奇跡は今回は当てはまらず、他空港発着と同じく悪化し、PP単価は6.52円(前回6.39円)になりました。
悪化の幅は少なく、落胆するほどでも無いレベルです。
往復も最上位の1位と2位で組み立てられ、往復平均PP単価は6.93円(前回6.82円)と6円台で踏ん張れます。
他にも3位/10位に往路・11位に復路がランクインしていて柔軟に旅程を構築できそうです。
往復での獲得PP数は4,384PPと満足できるレベルで、悪化したとは言え6円台で往復可能なこの路線は主役です。
山口宇部-東京(羽田)-小松

小松発着の次の主役の機体がかかる山口宇部-東京(羽田)-小松は今回も沖縄(那覇)には敵いませんでしたが、変わらず次点の位置(7位)に付けています。
ただし獲得PP数は片道1,481・往復で2,962とやや物足りない面もあります。
往路は21位(前回6位)と大きくランクを落とし、往復平均PP単価は10.09円(前回7.46円)と往路が強く足を引っ張った形になりました。
PFCが安価である点が評価できる路線ですが、流石に10円を超えてくるPP単価は悲しいものがあります。
大阪(関西)-東京(羽田)-小松

大阪勢が元気な中で大阪(関西)-東京(羽田)-小松が最上位の4位に入りました。
素晴らしいJR特急で行けそうなところをあえて美しいV字飛行経路で繋ぐ、乗り継ぎマニアの心をくすぐる路線です。
最良は大阪(関西)からの復路が4位でPP単価は8.45円(前回と変わらず)と悪化を免れ、往路最良は17位の大阪(伊丹)行きでPP単価10.39円と、こちらも前回と変化なしです。
その最良の組み合わせで往復した場合、往復平均PP単価は9.42円となんとか10円を下回り、往復での獲得PP数は2,272PPと、獲得PP数は心許ない数値ですが比較的使いやすい性能と言えます。
大阪からの優良路線への接続も検討した上で、複合旅程を組んでみたい路線です。
同時期のプレミアム28
沖縄(那覇)発着に絞ったランキングではなく全国版ベスト100ですが、本記事と同時期のプレミアムクラスのPP単価ランキングはこちらです。
組み合わせて旅程を組む場合などの参考にどうぞ。
まとめ
全国的な悪化傾向の波は小松発着をも確実に蝕んでいる感じです。
主要空港と肩を並べる小松ですが、最近は東北勢に確実にプレッシャーをかけられています。
しかし、PP単価だけを見ると今でも強力で、沖縄・札幌・大阪あたりと接続し大規模旅程を構築してみるのも一考です。
2022年SFC修行では積極的に取り入れたい発着地ではないでしょうか。



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