最新版を含め、まだ間に合う前月搭乗分や過去のランキングはこちらに一覧があります。
ANA VALUE TRANSIT28(8月搭乗分)についてPP単価BEST100の記事を先日上げました。
そしてその後、主要空港として東京(羽田・成田)・名古屋(中部)・大阪圏3空港(伊丹・関西・神戸)・福岡の各空港をピックアップしました。
そして今回は、バリュートランジット天国と言える沖縄(那覇)発着のVALUE TRANSIT28の8月搭乗分PP単価BEST30を紹介していきます。
バリュートランジットが良くわからないという方は以下の記事をご覧ください。
全国各地のSFC修行僧の皆様の参考になれば幸いです。
沖縄(那覇)発着
沖縄(那覇)発着の設定路線は198路線は前月比+3と微増ではありますが、設定便数は安定の数です。
その中でPP単価10円を切る路線数も101路線と7月からは15便減ってはいますが、相変わらずPP単価優良路線が豊富に設定されています。
沖縄(那覇)発着のTOP30は7月と変わらず全体ランキングでも全てTOP100に入る優良路線ばかりなのも相変わらずです。
(表中の最安運賃は旅客施設使用料を含みません)
出発 | 経由地 | 到着 | 便名 | 最安運賃 | 合計PP | PP単価 | |
1 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 756 / 479 | 11,900 | 2,192 | 5.43 |
2 | 沖縄 | 東京(羽田) | 小松 | 1096 / 755 | 12,300 | 2,192 | 5.61 |
3 | 沖縄 | 東京(羽田) | 庄内 | 460 / 395 | 12,800 | 2,203 | 5.81 |
4 | 沖縄 | 東京(羽田) | 能登 | 462 / 749 | 12,800 | 2,186 | 5.86 |
5 | 沖縄 | 東京(羽田) | 庄内 | 996 / 397 | 13,400 | 2,203 | 6.08 |
6 | 庄内 | 東京(羽田) | 沖縄 | 398 / 475 | 13,900 | 2,203 | 6.31 |
7 | 庄内 | 東京(羽田) | 沖縄 | 400 / 479 | 13,900 | 2,203 | 6.31 |
8 | 沖縄 | 東京(羽田) | 秋田 | 462 / 405 | 14,800 | 2,294 | 6.45 |
9 | 沖縄 | 東京(羽田) | 大館能代 | 996 / 789 | 15,200 | 2,347 | 6.48 |
10 | 秋田 | 東京(羽田) | 沖縄 | 406 / 475 | 15,900 | 2,294 | 6.93 |
11 | 札幌(千歳) | 大阪(関西) | 沖縄 | 1712 / 1737 | 17,700 | 2,507 | 7.06 |
12 | 大館能代 | 東京(羽田) | 沖縄 | 788 / 473 | 16,600 | 2,347 | 7.07 |
13 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 沖縄 | 64 / 477 | 18,700 | 2,641 | 7.08 |
14 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 996 / 71 | 18,900 | 2,641 | 7.16 |
15 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 1096 / 73 | 18,900 | 2,641 | 7.16 |
16 | 大館能代 | 東京(羽田) | 沖縄 | 790 / 479 | 16,900 | 2,347 | 7.20 |
17 | 小松 | 東京(羽田) | 沖縄 | 754 / 473 | 15,800 | 2,192 | 7.21 |
18 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 994 / 65 | 19,200 | 2,641 | 7.27 |
19 | 沖縄 | 大阪(関西) | 札幌(千歳) | 1734 / 1713 | 18,500 | 2,507 | 7.38 |
20 | 富山 | 東京(羽田) | 沖縄 | 320 / 479 | 15,800 | 2,140 | 7.38 |
21 | 札幌(千歳) | 東京(羽田) | 沖縄 | 58 / 475 | 19,500 | 2,641 | 7.38 |
22 | 沖縄 | 東京(羽田) | 札幌(千歳) | 462 / 67 | 19,600 | 2,641 | 7.42 |
23 | 秋田 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 1654 / 1169 | 16,200 | 2,166 | 7.48 |
24 | 沖縄 | 大阪(伊丹) | 松山 | 1168 / 1639 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
25 | 沖縄 | 大阪(伊丹) | 松山 | 1170 / 1641 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
26 | 沖縄 | 大阪(伊丹) | 松山 | 766 / 1645 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
27 | 沖縄 | 大阪(伊丹) | 松山 | 770 / 1649 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
28 | 松山 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 1636 / 765 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
29 | 松山 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 1638 / 767 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
30 | 松山 | 大阪(伊丹) | 沖縄 | 1640 / 1169 | 13,200 | 1,746 | 7.56 |
今回の沖縄(那覇)発着BEST30で最下位にあたる松山-大阪(伊丹)-沖縄(那覇)でも全国ランキングで見ると堂々の第36位ということで、沖縄(那覇)発着のPP単価の良さが際立ちます。
東北・北陸-東京(羽田)-沖縄(那覇)
BEST30のうち、14便が東京(羽田)経由の東北・北陸路線です。
ランキング第1位から第10位までを席巻し、東北・北陸方面の小松・庄内・能登・秋田・大館能代がひしめき合ってます。
8月搭乗分で第1位の小松-東京(羽田)-沖縄(那覇)はPP単価5.43円、その復路である第2位の沖縄(那覇)-東京(羽田)-小松がPP単価5.61円なので、この往復で獲得PP4,384、往復平均のPP単価が5.52円とマニアならずとも垂涎のルートです。
その他、第3位と第6位で往復を組み立てることの出来る庄内路線が獲得PP4,406でPP単価は6.06円と、これも外せない路線です。
第8位と第10位で往復が組み立てられる秋田路線も、獲得PP4,588でPP単価6.69円とまずまず。
第9位と第12位で往復が組める大館能代路線が獲得PP4,694でPP単価6.77円と、これも捨てがたい路線と言えます。
これら4路線がTOP30の中でも往復の組み立てが可能です。
今月のBEST30に片道しか登場しなかった能登→沖縄(那覇)と沖縄(那覇)→富山はそれぞれ第31位と65位に現れます。
この中で31位の能登→沖縄(那覇)は惜しくもランク外ですがPP単価は7.59円ですので、4位の沖縄→能登と合わせて往復便を構成しても獲得PP4,372でPP単価6.72円となり、充分に利用価値が高いと思います。
しかし65位の沖縄(那覇)→富山はPP単価が9.53円となり、20位の富山→沖縄(那覇)と組み合わせたとしても獲得PP4,280でPP単価8.46円と他の路線と比べると少々見劣りしてしまいます。
沖縄(那覇)-札幌(新千歳)
TOP10は上記の東北・北陸路線が席巻しましたが、沖縄(那覇)-札幌(新千歳)路線も忘れてはいけない路線と言えます。
7月分と比べると沖縄(那覇)発着の札幌(新千歳)路線は夏の人気路線なのかPP単価は1円前後も悪化してしまいましたが、それでもまだオススメできる路線です。
14位もしくは15位のPP単価7.16円の東京(羽田)経由で札幌(新千歳)に向かい、11位のPP単価7.06円の関西経由で沖縄(那覇)に帰ってくると往復での獲得PPが5,148でPP単価7.11円となり、とても優良なルートです。
そしてこのルートで忘れてはいけないもう一つの点が一度の獲得PPの大きさで、一度往復するだけで5,000PPを超える能力は他の路線にはない魅力と言えます。
ちなみに、第11位の札幌(新千歳)-大阪(関西)-沖縄(那覇)便は当ブログでも札幌(新千歳)発着、名古屋(中部)発着、大阪圏発着、福岡発着など頻繁に紹介している路線でもあります。
各主要空港からの接続でもこの便を利用したルートが非常に組みやすく、かつPP単価を劇的に改善する魔力を持った路線なのです。
沖縄(那覇)-大阪(伊丹)-松山
今回の注目ルートとしてもう一本挙げたいのが、沖縄(那覇)-大阪(伊丹)-松山です。
24位から30位までの沖縄(那覇)-大阪(伊丹)-松山路線ですが、全て同額の13,200円でPP単価7.56円と、前月と比較して0.69円も改善し、順位こそ大して変化がありませんがPP単価の面では劇的な向上と言えます。
設定路線数が豊富な点も見逃せないポイントで、往路で午前中2便、昼過ぎに1便、夕方に1便の計4便、復路には午前中に2便と昼過ぎに1便の計3便の設定がそれぞれあり、旅程を自由に組めるポテンシャルもあります。
まとめ
8月という繁忙期にもかかわらず、沖縄(那覇)発着はやはり素晴らしいの一言でした。
東北・北陸方面がBEST10を席巻し、かつPP単価も5円台から始まり6円台前半も多く設定され、一目置くべき数値が出ています。
獲得PPにおいても後述する札幌(新千歳)便には及ばないものの2,000PPを超えるルートが多数あります。
さらに、往復利用が組みやすい事もこれらルートを使いやすくする要因といえ、PP単価の良さと併せ使わない手は無いと断言できます。
夏の日本海方面への観光を絡めたSFC修行が豊かな経験になりそうです。
前月同様に上位に食い込んだ札幌(新千歳)便は、やはり一度の獲得PP数の大きさが魅力です。
悪化したとは言えPP単価7円台前半からの設定ですので選択肢の一つとして外せません。
夏の南の島からカラッと爽やかな夏の北海道へ一気に飛び、気候の変化を楽しみつつ日本列島の大きさを感じられるフライトです。
松山ルートは、夏の繁忙時期にもかかわらずPP単価を今回改善してきました。
設定路線数が多く比較的に自在に組み立てる事ができる為ルーティングの容易さも魅力です。
設定便の時間帯を見てみると、通称タッチ修行と呼ばれる松山滞在を最短時間にして当日沖縄(那覇)に戻る旅程を組む事ももちろん出来ますが、沖縄(那覇)発は日中満遍なくある一方、松山発の戻りの便は早めの時間帯に偏っています。
これらダイヤに素直に従うなら、道後温泉にでも泊まって観光を兼ねた修行が望ましいのかもしれません。
沖縄(那覇)発着は8月と言えどもPP単価・獲得PPに於いて優良な路線が多いので、あえて夏休みシーズンはどのルートでも観光を絡めた修行というスタイルも良いのではと思いました。
殺伐としがちなPP単価第一主義ではなく観光主体のSFC修行の推進月間としたとしても、それはそれで素晴らしい経験値を積むことができます。
ドサクサに紛れてプレミアムポイントを大きく獲得できるのも沖縄(那覇)発着路線の大いなる魅力なのです。



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