[番外編その3]ANA系の共同運行便を週末の1泊2日で乗り倒す!

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ANA cordshare3

コードシェアを含めたANA系6社を日帰りで登乗可能なルートを其の壱其の弐と紹介してきました。

前回までは誰でも手軽に実施可能な様に日帰り可能なルートを紹介してきました。
ですが、日帰り不可能だった各空港発着の人達にも、この魅力ある楽しい構成の修行を味わって欲しいと思い、今回は日帰り可能な東京(羽田)・札幌(新千歳)を除く主要空港発着で6社を乗り倒すフライトプランを一泊二日でこなすオススメルートを紹介したいと思います。

コードシェア便の就航地

ルート構築にあたっての各航空会社の就航地に関しては前回記事と変わらないのでここでは割愛します。
ANA便および各コードシェア便の機材についてはこちら(ANA)こちら(コードシェア)をご覧ください。

ルート構築

前回の記事は以下のように考えていました。

  1. 北海道へはADOかIBXもしくはANAでのそれぞれ1回づつの搭乗の組み合わせが必要
  2. ORCの就航地、壱岐・五島福江・対馬に関しては他社便で他の地に向かえない
  3. SNAの沖縄(那覇)は距離がある為に日帰りには向かない
  4. 利用可能な就航路線の少ないSFJ・ORCの就航地をベースに考えないとルートが途切れる危険性

しかし今回は一泊二日かつ、主要空港発着でルーティングするので上記の3は考えません。
そして、一泊となるので宿泊地での滞在時間をなるべく長くとり、ある程度の観光が出来る旅程にして極力今まで紹介していないルートを紹介したいと思います。

今まで同様、当ブログではあまりにアクロバティックな接続は紹介できませんので、最低限MCTを遵守した接続で検討します。

今回は8月29日、30日の土日をフライト実施日とし、6月15日時点での運賃で調べました。

名古屋(中部)発着

NGO-CTS-SDJ-NGO-FUK-KMI-NGO
Great Circle Mapper

名古屋(中部)発着はこんなルートです、名古屋(中部)を中心に三角飛びを2つ繋いだルートになります。
以前、名古屋(中部)発着の一つの三角を2周するダブル三角飛びを記事にしましたが、今回は二つの三角を飛ぶ事で日本中を飛び回る雄大なルートになります。

  運行会社 便名 機材 出発 到着
1 SNA 2437 73L 名古屋(中部) 10:45 宮崎 12:00
2 ORC 4668 Q84 宮崎 12:20 福岡 13:10
3 SFJ 3862 320 福岡 14:40 名古屋(中部) 16:00
4 IBX 3145 CR7 名古屋(中部) 16:55 仙台 18:00
5 ADO 4811 73D 仙台 19:15 札幌(新千歳) 20:30
札幌泊
6 ANA 1110 738 札幌(新千歳) 20:00 名古屋(中部) 21:40

まずは名古屋(中部)より西側の三角飛びから始めます。
10:45発SNA運行で宮崎に向かいます。
機材は名古屋では定番のB737-800(73L)です。
12:00に宮崎に到着し、MCT限界の20分の乗継時間で12:20発のORC運行の福岡行きに搭乗します。
機材はプロペラ機のボンバルディアDHC8-Q400(Q84)です。
福岡に13:10到着後、ここでの乗継時間は1時間30分ありますので遅めの昼食をとりましょう。
昼食後はSFJ運行の名古屋行きに乗り込みます。

福岡14:40発、名古屋(中部)着16:00となり一つ目の三角飛びが終了です。
ホッと一息と言いたいところですが、乗継時間55分で続いての三角飛びのスタートとなり、慌ただしく仙台に向かいます。

名古屋(中部)16:55発IBX運行の仙台行きです。
機材はボンバルディアCR-700(CR7)です。
連続でボンバルディアの搭乗ですが今度はジェット機です。

18:00に仙台に到着し、乗継時間1時間15分で本日最後となるADO運行の札幌(新千歳)行きに搭乗です。
仙台を19:15に出発し、札幌(新千歳)着が20:30となり、ここで1日目が終了です。

2日目は名古屋に戻る1レグだけなので、ANA運行の名古屋行きで一番遅い時間の20:00発で名古屋に帰ります。
機材は名古屋(中部)発着ではお馴染みのB737-800(738)です。
21:40に名古屋(中部)に到着し全工程が終了となります。

今回のコンセプトでPP単価を気にするのはナンセンスではありますが、このルートでの獲得PPは3,619PP(福岡-名古屋(中部)-仙台をバリュートランジット28で手配した場合)
運賃は合計で77,080円となり、PP単価は21.30円となりました。
ちなみに、8月24、25日の平日だと合計運賃77,380円、PP単価21,38円でほぼ変化なしです。

大阪圏発着

ITM-FUK-KMI-NGO-CTS-HND-KIX
Great Circle Mapper

大阪圏発着は、同空港発着が探せなかった為、伊丹発の関西着となる上記のルートになります。
名古屋(中部)発着と同じくダブル三角飛びに見えますが、こちらはかなり変則手な三角となります。

  運行会社 便名 機材 出発 到着
1 IBX 3155 CR7 大阪(伊丹) 10:45 福岡 12:00
2 ORC 4669 Q84 福岡 15:05 宮崎 15:50
3 SNA 2444 73L 宮崎 17:50 名古屋(中部) 19:05
名古屋泊
4 ADO 4835 73D 名古屋(中部) 15:15 札幌(新千歳) 16:55
5 ANA 4744 773 札幌(新千歳) 18:30 東京(羽田) 20:05
6 SFJ 3821 320 東京(羽田) 21:30 大阪(関西) 22:45

まず大阪(伊丹)を10:45発のIBX運行で福岡に向かいます。
機材はアイベックスですのでCR7です。
福岡に12:00着となり、続いて宮崎行きが15:05なので乗継時間が3時間5分もありますので、ここでゆっくりと昼食を摂ることができます。

昼食後OCR運行のプロペラ機Q84で宮崎に向かいます。
宮崎到着が15:50になり、2時間の乗継時間で名古屋(中部)に向かいます。
名古屋(中部)までは、SNA運行の73Lに搭乗し1日目が終了になります。
個性豊かな名古屋の名物を食し明日への鋭気を養いましょう。

2日目はゆっくり名古屋観光の後、札幌(新千歳)行きの15:15発ADO運行でスタートです。
機材は73D。
16:55に札幌(新千歳)着で、乗継時間が2時間35分とそこそこゆっくり出来ます。

続いて札幌(新千歳)18:30発のANA運行の773に搭乗です。
このルート唯一のワイドボディ機の搭乗です。

東京(羽田)に20:05着となり続いてのフライトは最終レグの21:30発の大阪(関西)行きになります。
ここが少し気をつけるポイントです。
東京(羽田)発の関西行きのSFJ運行はJAL側の第1ターミナルになるので、乗り継ぎに通常より多くの時間がかかります。
第2ターミナルから第1ターミナルへの乗継の場合は最低乗継時間が50分なので今回は1時間25分と余裕はありますが、頭の片隅に留めておいてください。
東京(羽田)の第1ターミナルから21:30に出発し、大きなシートピッチのA320を楽しみながら大阪(関西)に22:45到着となり終了。

このルートでの獲得PPは3,288PP、運賃は合計で73,420円となり、PP単価は22.33円となりました。
ちなみに、8月24、25日の平日だと合計運賃72,620円、PP単価22.09円になり、大阪発着の場合は平日の方が有利になります。

福岡発着

CTS-NGO-FUK-KMI-OKA-MYJ-CTS
Great Circle Mapper

福岡発着のルートは今まで出て来なかった、松山一泊ルートとなります。
かなり複雑な飛行ルートに不思議なワクワク感を感じますが、きっちり6社で1周です。

  運行会社 便名 機材 出発 到着
1 ORC 4663 Q84 福岡 07:35 宮崎 08:15
2 SNA 2467 73L 宮崎 8:55 沖縄(那覇) 10:30
3 ANA 1884 738 沖縄(那覇) 13:10 松山 15:00
松山泊
4 IBX 3125 CR7 松山 11:15 札幌(新千歳) 13:25
5 ADO 4724 73D 札幌(新千歳) 14:00 東京(羽田) 15:40
6 SFJ 3853 320 東京(羽田) 18:35 福岡 18:35

このルートは「修行僧の朝は早い」の定説に従い、スタートは福岡を7:35発のOCR運行のQ84で6社乗り倒しには必須の地である宮崎に向かいます。
宮崎着が8:15、乗継時間45分で次は沖縄に向かいます。

宮崎8:55発SNA運行の73Lに搭乗し沖縄(那覇)に出発です。
沖縄(那覇)には10:30に到着し、乗継時間2時間40分の後、本日の宿泊地である松山に向かいます。

松山には13:10発ANA運行の738で向かいます。
松山到着が15:00になり1日目終了。
道後温泉など有名観光地もある松山での観光を充分に楽しめる時間設定だと思います。

1日目にゆっくり観光を楽しんだ後、2日目は11:15発の札幌(新千歳)行きでスタート。
運行はIBXで機材はもちろんCR7になり、13:25に札幌(新千歳)到着です。
札幌(新千歳)での乗継がなかなか慌ただしい35分で次にコマを進めます。

札幌(新千歳)14:00発ADO運行の機材73Dで東京(羽田)に向かいます。
東京(羽田)着が15:40となり、最終レグのSFJ運行の福岡行きになります。
大阪圏発着でも言いましたが、東京(羽田)のSFJ運行はJAL側の第1ターミナルになるので注意が必要です。

乗継時間2時間55分ののち、東京(羽田)を18:35発、SFJ運行の32Fでゆったりと福岡に戻り終了となります。

このルートでの獲得PPは4,589PP、運賃は合計で87,780円となり、PP単価は19.13円となりました。
ちなみに、8月24、25日の平日だと合計運賃91,180円、PP単価19.87円になります。

沖縄(那覇)発着

CTS-HND-FUK-KMI-OKA-SDJ-CTS
Great Circle Mapper

沖縄(那覇)発着で一泊で回れるルートが新しく発見できなかった為、前回紹介した日帰りルートと同じになってしまいました。
ですので、今回は東京で一泊する事にして構築しますが、今回紹介の上記3ルートとは違い観光時間を設けることもできませんでした。

  運行会社 便名 機材 出発 到着
1 SNA 2468 73L 沖縄(那覇) 16:25 宮崎 17:50
2 ORC 4672 Q84 宮崎 19:30 福岡 20:20
3 SFJ 3854 320 福岡 21:05 東京(羽田) 22:45
東京泊
4 ADO 4711 763 東京(羽田) 06:55 札幌(新千歳) 08:25
5 IBX 3148 CR7 札幌(新千歳) 10:05 仙台 11:15
6 ANA 1863 76P 仙台 11:55 沖縄(那覇) 14:50

夕方の便でスタートとなる沖縄(那覇)16:25発のソラシドで宮崎に向かいます。
機材はソラシドですから73Lです。

宮崎での乗継時間1時間40分で今度はOCR運行で福岡に向かいます。
機材はプロペラ機のQ84です。

続いて福岡で乗継時間45分を経て21:05発SFJ運行の32Fで東京(羽田)に向かい、22:45に到着し初日が終了。

2日目は1日目と違って朝早く、06:55発ADO運行の札幌(新千歳)行きに搭乗です。
機材は763でワイドボディ機です。
札幌(新千歳)に08:25到着し、続いての仙台行き搭乗までの乗継時間が1時間30分あるので朝食ときましょう。

小腹を満たしたのち、今度は10:05発のIBX運行の仙台行きです。
機材はCR7です。
仙台着が11:15、乗継時間は40分なので、ゆっくり出来ないまま最終レグに搭乗します。

沖縄(那覇)行きはANA運行の76Pと、本日2度目のワイドボディ機です。
76Pは第4レグのエアドゥ763と同型のB767-300です。
純粋に運行会社違いを乗り比べる楽しみがあります。
仙台を11:55発で沖縄(那覇)に14:50到着し、これにて終了となります。

このルートでの獲得PPは5,090PP、運賃は合計で72,540円となり(札幌(新千歳)-仙台-沖縄(那覇)をバリュートランジット28で手配した場合)、PP単価は14.25円となりました。
ちなみに、8月24、25日の平日だと合計運賃78,940円、PP単価15.51円でした。
やはり沖縄がルートに組み込まれると、これだけ制約の多いコンセプトで組んだ旅程にも関わらずPP単価がそれなりに使える感じになります。

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まとめ

今回は、名古屋(中部)・大阪圏・福岡、沖縄発着で6社を一泊二日で乗り倒すルートを紹介しました。
沖縄(那覇)発着を除きそれなりにプチ観光を盛り込む時間も作れ、ストイックな修行スタイルとはかけ離れたスタイルですが個性的で面白い1本です。
沖縄(那覇)発着は残念ながら観光時間を設けることができませんでしたが、ワイドボディ機の搭乗が2回あるのはここだけであり、ゆとりある機材を堪能するルートと言えます。

それぞれ個性のあるルーテイングだとは思いますが、修行のルートとして考えると流石にPP単価が悲しい数値になってしまいます。
しかし修行中は同じ行き先になったり、同じ機体になったりと少々マンネリ化してしまう中で、運行会社も違い機材の種類や行先も豊富なこのルートは一服の清涼剤になるのではと思うのですが如何でしょうか。

↓他の方のSFC/JGC修行・マイレージ関連ブログも参考になります↓
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